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【試飲茶会】2023年1月販売のシングルオリジン煎茶3種を飲み比べてみました!

2023年01月01日

by 小野寺友麻

東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。

煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は50種類以上。(2023年1月時点)その中でも、通年販売している茶葉と、期間を限定して販売している茶葉があります。

今回は、2023年1月から販売を開始するシングルオリジン煎茶3種をご紹介!
煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・四本と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。

「たくさん種類があるけどどんな味なの?」「どう違うの?」「私が好きなお茶はどういうもの?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。

017 藤枝かおり(静岡県産)

販売時期 1月〜3月
特徴 香り高いアロマなお茶の時代を牽引する存在。インドの血統によるジャスミンのような高貴な香り。

052 さえあかり(鹿児島県産)

販売時期 1月〜2月
特徴 さっぱりとして食事に合いやすい釜炒り茶。ストレートな甘みと爽やかな緑茶らしい風味。

057 せいめい(鹿児島県産)

販売時期 1月〜2月
特徴 藺草のような芳しく深みのある香りが特徴。じっくりと体の隅々へ染み込むような滋味が広がる。

小野寺:
「おはようございます。そして本年もよろしくお願いします!」

四本:
「よろしくお願いします。2023年一回目の試飲茶会です。今年も沢山のお茶と出会えるといいですね」

小野寺:
「そうですね。そして1月は3種類のお茶が登場しますよ。三者三様、比べ甲斐がありそうです…!」

四本:
「久しぶりに釜炒り茶も登場!楽しみですね。早速淹れていきましょう」

アツアツで香りと甘みが楽しめる釜炒り茶。「052 さえあかり」

「052 さえあかり」どんなお茶?

さっぱりとして食事に合いやすい釜炒り茶。ストレートな甘みと爽やかな緑茶らしい風味。高温で淹れても苦渋みは出にくいので普段使いにもピッタリ!

四本:
「最初は釜炒り茶を飲んでいきましょう。鹿児島県伊集院の『052 さえあかり』です」

小野寺:
「釜炒り茶ファンの方、お待たせしました!そして釜炒り茶を飲んだことのない方には是非体験してほしい味わいのお茶です」

四本:
「2022年11月のTOKYO TEA JOURNALでもお届けしているので、既に味わってくれた方も多いかもしれませんね」

小野寺:
「そうですね、あの“黒いパッケージ”でお届けしたお茶です。JR九州『36ぷらす3』でも使用されているお茶なのです」

四本:
「茶葉はクリンとしていて可愛らしいですね。釜炒り茶独特の香ばしさを感じます」

小野寺:
「カラッとした香りです。そしてほんのりと甘さも感じます」

四本:
「久しぶりなのでまずは基本のレシピで淹れましょうか。TOKYO TEA JOURNAL vol.43では一煎目90℃30秒のレシピも紹介しています」

レシピはこちら

小野寺:
「釜炒り茶は高温で淹れても苦み・渋みは出にくいお茶です。寒さが厳しい今の時期、熱々で飲むのもいいかもしれませんね」

四本:
「釜炒り茶なので、茶葉も水色も独特ですね」

小野寺:
「淹れているときから甘く香ばしい温かい気持ちになる香りがします。ほうじ茶とも異なる香ばしさがクセになります」

四本:
「一煎目が入りました。温かいうちにいただきましょう」

小野寺:
「水色は黄金色ですね、美しい…!香りと甘みが広がってホッとしますね」

四本:
「独特の釜の香りがいいですね。甘みとほんのりしょっぱいような香りも感じます」

小野寺:
「蒸し製の青々しいお茶とも全然違うので飲み比べも楽しそう…」

四本:
「釜炒り茶の茶葉はクリンとしていますが、煎を重ねるごとに茶葉が開いていく様子もおもしろいですよね。自宅でも抽出時間を調整しながら四煎、五煎と淹れています」

小野寺:
「私も自宅で台湾茶を飲むこともありますが、同じような使い方で淹れていますよ。高温で何煎も淹れられるのがいいのです。二煎目は80℃で10秒ほどで淹れていきます」

四本:
「二煎目になると香りに少し青々しさが出てきました。水色は変わらず黄金色ですね」

小野寺:
「今日も寒いのでアツアツがいいですね。温かさも美味しさの一つです」

四本:
「すっかり落ち着いてしまいました。帰宅後にひと息入れたいときの一杯ですね。香ばしさが口の中に残りますが、余韻は残らずスッキリとしています」

小野寺:
「煎を重ねられるのでゆっくりチビチビ飲むこともできますし、一気に二煎・三煎まとめて淹れてマグカップでたっぷり飲むこともできますね」

四本:
「茶葉が開ききっていないので、まだまだ飲めそうですね」

小野寺:
「そうですね、この冬の相棒は『さえあかり』で決まりました。このお茶は何と合わせましょう?お煎餅も良さそうだし、生産者の前鶴さんがオススメするようにお食事と合わせるのはもちろん、香ばしさと焼き菓子も…プリンも美味しそうです」

四本:
「プリン良さそうですね!カレーとか、いなり寿司とも合わせてみたいです」

小野寺:
「比較的クセなくさっぱりと味わえるので、どんな食べ物とも合わせられますね。楽しみが広がります。三煎目は玄米茶にしてもいいですし、そのまま淹れてもいいですね」

四本:
「玄米とお茶、丁度よく重なり合いますね。美味しい〜!」

小野寺:
「香ばしいのと香ばしいのが上手く合わさっていますね。そしてこれは完全に好みなのですが、このお茶はアツアツで美味しいと感じるお茶かもしれません」

四本:
「そうですね、飲んでるとポカポカしてきますよ」

「052 さえあかり」の味わいノート

・一煎目は釜炒り茶独特の香りと甘みが広がってホッとする味わい
・二煎目は香ばしさが口の中に残るが、余韻は残らずスッキリ。香りに青々しさも
・玄米茶は釜炒り茶と玄米、それぞれの香ばしさがうまく合わさっている
・カレーやいなり寿司などの食事でも、お煎餅、焼き菓子、プリンとも合わせてみたい

低温で旨味をじっくり味わいます。「057 せいめい」

「057 せいめい」どんなお茶?

藺草のような芳しく深みのある香りが特徴。じっくりと体の隅々へ染み込むような滋味が広がる。淹れる温度帯によっても表情を変えるお茶。今回は低めの温度でトロッとした旨味を味わいます。

四本:
「今月2つ目のお茶は鹿児島県知覧の『057 せいめい』です。昨年11月の煎茶堂東京 銀座店5周年に登場したニューフェイスですね!今回は鮮やかな水色の茶缶での登場です」

小野寺:
「知覧茶がお好きな方やお探しの方も多いので、気になる方は手にとっていただきたいです」

四本:
「茶葉は中蒸し。茶葉自体は目で見ても青々しいですが、香りも草原みたいな爽やかな香りです」

小野寺:
「先ほど釜炒り茶を淹れていたので、違いが分かりやすいですね!『057 せいめい』はバランスの良い味わいで、水出しにしても好評でした。今回はどんな温度で淹れていきましょう?」

四本:
基本のレシピよりも低い温度で、旨味を出してみましょう。茶葉は4g、お湯は120㎖です。一煎目は60℃のお湯で1分30秒で淹れていきましょう」

四本:
「茶葉がゆっくり開いていきます。茶葉の成分が抽出されているのもわかります。いつもより温度が低いので香りは立ちにくいでしょうか」

小野寺:
「そうですね。通常レシピだと、そっと寄り添ってくれるような穏やかな旨味・甘みとほんのり苦みも感じるような味わいですが、今回のレシピだとどうなるのでしょうか…!」

小野寺:
「注ぐと旨味の香りがあがってきますよ。いただきます」

四本:
「上手いこと旨味が出ましたね!トロッとした穏やかな旨味が口の中でジワーっと広がっていきます。通常レシピだと香りや余韻がスッキリとした印象を感じていましたが、このレシピだと余韻も長くなります」

小野寺:
「苦渋みはほとんどなく、甘さと旨味で癒されます。水色も緑が鮮やかです」

四本:
「二煎目は70℃のお湯を注ぎ20秒ほどで淹れます。口の中にまだ一煎目の余韻が残っています」

小野寺:
「淹れ方だけでも印象が全然違うのが面白いですね!水色もそうですが、香りも青くなりました。二煎目は味わいはどうなるでしょうか」

四本:
「水色が濁りを増しました。二煎目は程よく苦みも出てきますね。一煎目と二煎目の対比が面白いです」

小野寺:
「二煎目はお菓子と合わせてもいいかも。でも個人的にはお茶単体でも充分満足できますね〜」

四本:
「それにしても改めて淹れる温度の探求は奥深いですね。今回は旨味を出してみましたが、スッキリ飲みたい日もあるはず。本当に色々やってみたいですし、みなさんにも色々探求してみて欲しいです…!」

小野寺:
「香りも見た目も青々しさが美しいお茶ですね」

四本:
「玄米茶は80℃でサッと10秒ほどで淹れます」

小野寺:
「だいぶスッキリとしますね。釜炒り茶を飲んでからなので、コントラストが楽しいです。釜炒り茶の玄米茶は香ばしさのハーモニーでしたが、『057 せいめい』の玄米茶はホッと安心します」

四本:
「休日の朝ゆるゆると起きて、茶葉の開きを見ながら『057 せいめい』を淹れて…。頭を空っぽにしたい休日に飲みたいと思います」

小野寺:
「いいですね。年末お忙しかった方も多いのではないでしょうか。心穏やかになれるこのお茶を飲みながら一年の始まりとなればいいなと思うのです」

「057 せいめい」の味わいノート

・一煎目はトロッとした穏やかな旨味が口の中でジワーっと広がっていく
・二煎目は程よく苦みも出くる。一煎目と二煎目の対比が面白い
・玄米茶はだいぶスッキリとした印象で、ホッと安心する味わい

華やかな香りと苦みに癒されます。「017 藤枝かおり」

「017 藤枝かおり」どんなお茶?

香り高いアロマなお茶の時代を牽引する存在。インドの血統によるジャスミンのような高貴な香り。今回は香りを存分に味わうべく、高温で淹れていきます。キリッとした苦みがクセになります。

四本:
「今月3つ目は、よく「人の名前みたい」と言われるお茶No.1の『017 藤枝かおり』です」

小野寺:
「藤枝かおりさん(笑)。香り華やかで、中国茶や紅茶を飲まれる方にも選ばれるお茶ですね。改めて今月は、カラッとした釜炒り茶、旨味と青々しさも味わえるお茶、香り華やかなお茶と三者三様ですね」

四本:
「開けた時から既にいい香りです…甘さとほんのりと華やかさも感じます」

小野寺:
「浅蒸し茶なので茶葉は大きめ、茶葉の開きが楽しみなお茶です」

四本:
「このお茶は香りを立たせたいので高めの温度で淹れていきましょう。茶葉4g、お湯120㎖です。一煎目は80℃で1分です」

小野寺:
「いつもより茶葉の開き方が早い気がします。香りも立ち上っていますね」

四本:
「今は寒いですが、このお茶は水出しも人気なので季節を問わずに淹れ方次第で年中活躍しますね」

小野寺:
「美味しいです。高温なので苦みが際立ちますね!苦み好きには堪らないです。そして寒い日にはこのくらいの温度帯が嬉しいかもしれません。その日の気温によっても美味しいと感じる温度が異なりますね」

四本:
「それにしても香りの華やかさが抜群ですね!味の余韻は短く、香りは口の中に残りますね」

小野寺:
「茶葉本来の香りなのは頭で分かっていても、ジャスミンを感じるのが未だに不思議です…。苦みも一口目に強いかなと思いましたが、次第に口に馴染んできますね」

四本:
「二煎目は90℃で10秒ほどで淹れていきます。開けたての茶葉だからでしょうか、香りが広がります…!」

小野寺:
「一煎目は比較的苦みを感じましたが、二煎目は甘みも感じます。よりスッキリと飲むことができます。温かいお茶が染み渡ります…!」

四本:
「ずっと香りがいいですね。この香りを焼き菓子と合わせてもいいだろうし、苦みとあんこなどの和菓子と合わせてもいいだろうし、どうしましょう(笑)」

小野寺:
「バームクーヘンも美味しそう…今度やります。あとジャスミン茶は中国茶のイメージも強いので飲茶とか…ごま団子なんてどうでしょう?頭の中だけで既に美味しそうです」

四本:
「茶葉も見応えがありますね、きれいです」

四本:
「最後に玄米茶も。透き通った水色が変わらず美しいです」

小野寺:
「煎を重ねていることもありますが、玄米が入ると苦みの角が取れるのです。より飲みやすくなります」

四本:
「改めてやっぱりこのジャスミンの香りには懐かしさを覚えてしまいます」

小野寺:
「四本さんは沖縄出身でしたね!さんぴん茶を思い出しますか?」

四本:
「そうです。さんぴん茶とホクホクの紅芋が欲しくなりますね」

小野寺:
「そうなんですね。思い出の味や香りって心のエネルギーになりますよね!まだまだ寒い日は続きますが、好きな香りのお茶を淹れながら過ごしていきましょうね」

「017 藤枝かおり」の味わいノート

・一煎目は高温で淹れると苦みが際立つ。香りの華やかさも抜群!
・二煎目は苦みとともに甘みも感じます。よりスッキリと飲める
・三煎目は玄米が入ると苦みの角が取れる。飲みやすい
・あんこなどの和菓子とや、焼き菓子とも合わせたい。バームクーヘンやごま団子も美味しそう

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