
新しい日本茶のスタイルを提案する「煎茶堂東京」。生産者と作る最高のお茶。
2017年11月03日
銀座に創業したシングルオリジン煎茶専門店「煎茶堂東京」は、日本全国の「シングルオリジン=単一農園・単一品種の品種茶」を取り揃えることで、日本茶の世界でテロワールの文化提案、ひいてはお茶のスタイル自体をアップデートすることを目指しています。
「茶道」と「ペットボトル」の間にある、暮らしを豊かにするお茶
いまお茶の世界は、伝統的な「茶道」と合理性を追求した「ペットボトル」に二極化しています。私たちはその中間に位置する、カジュアルに楽しめて暮らしを豊かにするお茶のカルチャーを作っています。
コーヒーやワインは、お茶そのものの味わいだけではなく、土地の違いを楽しむ、生産者のストーリーを楽しむ、スタイルを楽しむ、ペアリング楽しむといった広くて深い世界が広がっています。自国の文化であり、江戸時代から日本の居間にあったお茶である「煎茶」を、現代のライフスタイルに合わせて見つめ直し、新たな形で提案するのが私たちの使命です。
煎茶堂東京が取り扱うお茶が従来と違う点
・シングルオリジン(単一農園・単一品種)であること
一般的に流通しているお茶は、生産者もお客様も中身がわからないようブレンドされている状態でした。ブレンドという技術は素晴らしく、それ自体を否定しているわけではありません。ただ、トレーサビリティや透明性がないという点では、明確に課題があると考えています。
お客様からしても「なぜこのお茶が美味しいか(美味しくないか)」といった指標がわからないと、商品を選ぶ知識も育まれません。そうなると、今度はいいものを作っている生産者も報われず、良いものを届けるインセンティブがないため、世の中に良いお茶が出回らなくなるという負のサイクルに陥っていました。
それをクリアし、良いお茶がきちんと評価される仕組みを作るのがシングルオリジンの煎茶です。
私たちは収穫時期が遅い地域の茶葉でも、品質が良いものを買い付けます。その分、他の店舗よりも「5月の新茶(初物)」の販売が遅くなってしまいます。しかし、それをいとわず、しっかりと内質の充実した茶葉を買い付けることで、品質が良く混じりっけない状態のお茶をお客様にお届けできます。
・特定の生産者から毎年継続して買い付ける
生産者にとって、パッケージに自分の名前が載っていることで良い緊張感が生まれます。いままでのように自分のお茶がどこで誰に飲まれているのかわからなかった暗闇の状態ではなく、自分の腕前が評価に直結する状態です。それは誇りであり、プレッシャーとなり、品質の向上を図ることができます。生半可なものは出せないので、出来が悪い年は仕入れなしにすることもあります。
ちいさな「日本のプラットフォーム」煎茶堂東京
煎茶堂東京では、お茶を通してお盆や砂時計、陶磁器や紙器を使用します。そのどれもが、日本各地の職人の手で作られているものです。そして、それらが統一されたミニマリズムの世界観の中に整列することで、いわばちいさな日本を表現しています。
自分が感じる日本の素晴らしい資産は、「引き算」の美学であり、簡素であるがゆえに豊かな情景を感じさせる固有の美的スタイルだと考えています。しかし、日常生活・経済活動の中では、そうした価値観とは反対に、情報過多でデコラティブな社会に向かって加速していっていると感じていました。
そんな状況に憤りに近い感情を感じたことが創業のきっかけでもあります。恐らく、同じように感じる方もいるのではないかと思います。歳を経るごとに外国文化との比較の中で鮮烈に浮かび上がる日本の魅力。その一方で、いまの日本を見つめてみたときに感じる「これじゃない」感。
日本の美学と切っても切れない関係にあるのが「茶」―――。茶を軸として「建築」や「器」、「花」といった芸術分野が形作られ、精神性とともに発展してきたのが日本の美学でした。茶が消失することは、そうした「美学のゆりかご」が消失することだと思えたのです。
発刊中のお茶の定期便「TOKYO TEA JOURNAL」撮影の一幕
共同で創業した2名のデザイナー、青栁と谷本はともに、日本文化の成り立ちや著名な先人たちについて書いてある本が好きです。彼らの精神性に共感し、時代の流れに杭を打ち込むような矜持を持つ姿に胸を熱くしていた私たちとしては、茶の継続に貢献したい、現代にアップデートした美学を生み出したいと考えたのでした。
日本茶に新たなテクノロジーを注入していく
煎茶堂東京では、最新技術を活用して日本茶をアップデートすることに挑戦しています。
・特許技術を使用した、割れない「透明急須」
・VRゴーグルで茶園の中にいる体験(店頭設置)
・日本初の観て飲むお茶の定期便「TOKYO TEA JOURNAL」
・お客様のお茶の好みを記録する会員情報システム
・AIチャットによるカスタマーサポート
その他、アートイベントの開催などを通じて、若い世代・外国人への日本茶の新しい可能性を提示しています。
まずはお茶を淹れてみる
一度お茶を淹れて飲んでみてください。以下の記事を参考にして「お茶を選ぶ」ところからはじめてみましょう!
店舗情報
店名 | 煎茶堂東京 銀座店 |
所在地 | 〒104-0061 東京都中央区銀座5-10-10 |
電話番号 | 03-6264-6864 |
営業時間 | 11:00 ~ 19:00 定休日なし(年末年始を除く) |
アクセス | 銀座駅A5出口徒歩2分 GoogleMap |
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2周年を迎え、煎茶堂東京が始まってからたどってきた軌跡をブログにしました。よろしければこちらもご覧ください。
久しぶりに大好物のドライいちじくをいただきました。いちじく本来のほんのり甘い品のいいお味が凝縮されていて、噛めば噛むほど口のなかに甘みが広がります。程よい柔らかさと粒々食感も最高です。今回は「はるもえぎ」と共にいただきました。
昨年、賞味期限前の値引きの時に購入しました。美味しかったので再購入。少しお高いですが非常に美味しく、緑茶と合わせると最高です。ケーキより糖分が少なく、タンパク質が取れるのも良いと思います。
私は毎朝、起床時に緑茶を飲むのが習慣になっています。当初は緑茶が飲めればそれでよかったのですが、見た目や雰囲気も含めてお茶の時間を楽しみたいと考えるようになり、素敵だなと思える茶器を探していました。そんな中、この急須を見つけました。
約180mlのお湯が入る容量があり、1人でコップ1杯分飲むのにちょうどいい大きさです。2杯目、3杯目を2人で分け合ってもいいし、同じデザイナーさんの小さな湯呑みなら60mlを3人分に分けて振る舞えます。
大きすぎず、小さすぎず、程よくミニマムな大きさが私の用途にぴったりでした。また、見た目はシンプルで美しく、手触りも良いです。お気に入りの急須です。
華やかさと爽やかさを兼ね備えた甘みのあるお茶。これだけで満足感があり、気分転換したい時などにチョイスしています。
お茶請けを用意するなら洋菓子にも合わせやすく、紅茶やコーヒーはちょっと重い…という時にも。
特に柑橘系など、香りの良いお菓子と合わせるとお互いが引き立つのでおすすめです
お店で頂いた香駿の冷茶が素晴らしく美味しく、茶葉によってこれほどまでに違うのかと、私の中での新たな扉が開いたお茶でした。
あの香りが忘れられないのですが、茶葉の量か、水なのか、自分で淹れるとなかなかあの美味しさにたどり着けずにいます。
通年販売のお茶ということもあり、ほぼ1年を通して楽しんでいます。
お茶だけでも美味しいですが、甘味とも塩味どんなお茶請けとも相性が良いです。
餡子系などの和菓子の美味しさを引き立て、バター系などの洋菓子にも負けない存在感。
にこまる玄米とも相性が良いのでおすすめです。
人を選ばないバランスの良さがあり、それでいて誰に出しても「美味しい!どこのお茶?」ときかれる確かさから、誰かに緑茶をおすすめしたり、贈る際にはこの茶葉からというひと品です。
コロンぽてっと、触り心地が良くて、丁度良いサイズの塩壺でした。少し黄味かかったベージュのお色にホッコリ癒されます。可愛さ満点のお品ですが、シンプルなデザインの為、どんなキッチンにも馴染んでくれるのではないでしょうか。私は出しっぱなしにして、ずーっと使い続けていきたいです。
こういったサブスクリプションの良い点は、お茶の選択に自分の意思が介在しないところだと思います。自分で茶葉を選ぶと同じような傾向になってしまいがちですが、普段自分では選ばないであろうお茶に自動的に出会えるのは、幅広く経験したい人には最適です。量と価格もちょうど良いです。
毎月届くお茶は、普段慌しく生活している私に、癒しの時間を与えてくれます。様々な香りや味に出会えるこのシステムも気に入っています。もし、聞いていただけるなら、煎茶のみのコースも作っていただけると有り難いです。煎茶の奥深さに気づけたのがこのサイトからだったので、今のコースに合わせて、煎茶のみのコースを作っていただけることをのぞみます。
お茶の風味とペアリングで季節を感じられ、冊子を読みながらほっとひと息つけるのが癒しになっています。TOKYO TEA JOURNALのおかげでこういう時間を自然と作れるようになりました。
昔、ここのお茶を頼んでて、辞めちゃったんですけど、やっぱり、また、ここのお茶が、恋しくなり、頼みたくなるくらい、美味しいんですよね。色々なお茶が、飲めるのが、いいんですよ。
記載されているように液だれはなく、気にせず安心して飲み物を頂けます。また通常の持ち手と比べ角張っているからか滑りずらく持ちやすいです。
濱岡さんの作品はどれも使いやすく、長く愛用できる品々ばかりです。
ちゃんとした茶器を使った事はなかったのですが、見よう見まねで冷茶を入れたピッチャーと茶杯を用意して毎日いただいてます。
茶杯は5、6口程の量なんですが、茶杯には氷を入れず、常にピッチャーで程よく冷えたものをいただけるので、じっくりとお茶を味を楽しめ、また素敵な雰囲気も味わえて、とても満足しています。
高橋さんのグラスは、円やかという表現が正しいのでしょうか、薄すぎも厚すぎもない絶妙な厚さと相まって、ガラスなのに持った感じや、口の当たるところに角というか硬さを感じない不思議な趣きがあるんですよね。とても気に入っています。
大きさも使いやすく、可愛くてなんと言っても素材感が好きです。焼き物などは写真と届いたときで印象が違う事もありますが、イメージ通りでした。形もカワイイので色々活躍しそうです・
白桃烏龍茶 翠玉を何度もリピート買いしています、すっきりした味わいで夏に適したお茶ですが、秋になっても美味しいものは美味しいのでしょう。秋の味わいも確かめようと思っています。
購入する際、どれにするか迷わなくていいので
とても嬉しいです
最近忙しくお茶を楽しむ時間が取れませんが
又、購入したく思います。
一度 美味しいお茶見つけ検索しましたら完売となっていました。
気づいた時には売り切れで買えなかったので再販を楽しみにしていました。
一緒に販売されている茶そばやお茶のそうめんの薬味に使いました。
海苔が手で千切ったような大きめのサイズで、風味豊かに感じます。
パッケージに使用例がイラストで記載されている所も良いなと思いました。
美味しかったので友人にお裾分けしたところ、とても喜んでいただけました。
炭酸でお茶を淹れるなんて頭に無かった。本当、目からウロコでした!さっそくオススメの淹れ方で飲んでみると新発見!!今まで生きてきた中でやってみたことがなかったので新鮮過ぎて、生きる楽しみが増えました!