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お菓子とお茶|季節のフルーツがぎっしり詰まった近江屋洋菓子店「フルーツポンチ」と「065 きらり31」
2024年07月29日
by 煎茶堂東京編集部
おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、ついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。
今回は、エディトリアルデザイナーの小山田倫子さんがおすすめのお菓子について教えてくれました。
神田・近江屋洋菓子店の「フルーツポンチ」
神田、淡路町駅のほど近くにお店を構える近江屋洋菓子店は、1884(明治17)年に創業し、「リーズナブルだけどチープではないものを」を掲げる洋菓子店。
創業当時はパン屋だったそうですが、アメリカに渡りミルクホールで経験を積んだ2代目がケーキも手がけるようになり、1947(昭和22)年には洋菓子店へと衣替えしていったそう。紙袋に書かれた麺麭の文字からもその歴史がうかがえます。
ショーケースに並ぶ、季節ごとに変わる旬のフルーツを使った色とりどりのケーキに思わず目を奪われますが、今回は人気の「フルーツポンチ」をいただきました。
贈答用とお願いすると、箱に入れ、かわいらしい包装紙と懐かしい雰囲気のリボンで包んでいただけます。開封前から心がワクワクするパッケージは、大切な誰かと過ごす時間にもぴったり。
旬のフルーツがぎっしり! 目にも楽しく、体も喜ぶ
丸い透明の容器に彩り豊かなフルーツがぎっしり詰まった姿は目にも楽しく、取り分けに使用した高橋禎彦さんの涼しげなガラスのボウルがよく似合います。
フルーツはその時々で旬のものに変わるようですが、今回は、メロン、パイナップル、チェリー、ライチ、プラム、バナナ、キウイフルーツ、りんご、オレンジ、グレープフルーツ(赤・白)、ブドウが入っていました。
甘すぎないシロップがフルーツそれぞれの良さを引き立て、ほどよい甘味や酸味が感じられます。夏バテ気味で食欲が落ちがちなこの季節にも、ぺろりと食べられてしまいそうな美味しさです。
2016年登録の新品種「065 きらり31」と一緒に
「きらり31」は、「さきみどり」と「さえみどり」を交配して生まれた品種。2016に品種登録されたばかりの新しい品種です。口に含むと、新緑のような青々とした香りの中から甘味が広がり、喉ごしはすっきり。
「フルーツポンチ」をいただいた後にひと口含むと、お茶らしい苦味も伝わり後口はさっぱりしています。二煎目は深味が増し、甘味と旨味をよりしっかりと感じられました。
暑さが体に堪える季節になりましたが、一人でも、もしくは大切な誰かと一緒に、旬のフルーツを味わいながら体をゆるめるお茶の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
お菓子に合わせたお茶
お菓子に合わせた器
近江屋洋菓子店「フルーツポンチ」
価格 | 箱入り 4,050円(税込) 箱なし 3,888円(税込) |
販売時期 | 季節限定 |
販売場所 | 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2-4 |
URL | ohmiyayougashiten.co.jp |
小山田倫子さん
アパレル業界にてプレスなどを経験後、エディトリアルデザイナーに転身。制作会社や出版社などを経て2011年よりフリーランス。料理人の夫と営む完全予約制のフレンチ、Restro les Années のマネージャーも。Instagram:@noko_oya |
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