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お菓子とお茶(と猫)|残暑で涼を楽しむ熊屋の「麩饅頭」と「062 ごこう」

2024年09月12日

by 煎茶堂東京編集部

おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、ついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。

福岡で猫のサク&ハルと暮らすSayuriさんがおすすめのお菓子を教えてくれました。

長崎県・牛蒡餅本舗 熊屋の「麩饅頭」

熊屋は長崎県平戸に本店があります。平戸は1550年にポルトガルの船が入港した場所で、カステラや金平糖などそれまで日本になかった菓子がもたらされました。

熊屋は、その独自の平戸菓子文化を現代に伝えようとしているお店です。

生麩の独特の食感。もちもち麩饅頭

麩饅頭を初めて食べたのは、友達から手土産にもらった時でした。お麩といえば汁物に入っているイメージだったので、食感が想像できずにいたのですが、食べてみたらモチモチの食感に驚き、そこで一気にハマってしまいました! それ以来、いろんなお店で見つけるとついつい買ってしまいます。

熊屋の麩饅頭は、生麩の良質なグルテンと餅粉を使い、滑らかで独特のフワモチ食感が特徴です。中の餡子ももちろん美味しく、一番頻繁に食べている麩饅頭です。HPには「厳選した小豆を厳格に守られた製餡法で炊いた珠玉の餡」とあります。

丁寧に愚直に作られている餡子の味です。今回はヨモギと黒ごまをいただきました。私の推しは黒ごまです。

麩饅頭の甘さにお茶の旨み

今回合わせたお茶はごこうです。麩饅頭のさっぱりした甘みに、ごこうの旨みが絶妙にマッチします。一煎目は70度、二煎目は80度で淹れましたが、鮮やかな美しい色のお茶です。

麩饅頭を乗せたお皿は阿部春弥の輪花皿。お茶菓子をちょこんと乗せると可愛らしく、優しい色味がお菓子を引き立てます。このお皿は和菓子にも洋菓子にも合う美しいデザインです。

九州は真夏の暑さが本格的になりました。日差しが強く照りつける中で、お茶の時間が一層貴重なひとときとなります。猫たちも涼しい場所を探してのんびり過ごしています。

今回は、いつものハルのチェックも一瞬で終わり、ゆっくりと麩饅頭とお茶を楽しむことができました。残暑の中でひんやりとした麩饅頭とお茶が心地よく、夏と秋の狭間にある風情を感じるひとときでした。

お菓子に合わせたお茶

お菓子に合わせた器

牛蒡餅本舗 熊屋「麩饅頭」

価格 麩饅頭 8ヶ入 2,250円(税込)
販売時期 通年
販売場所 店舗ほか、オンラインで購入可能
URL hirado-kumaya.jp

Sayuriさん

福岡在住。ネコのサクと暮らしています。ねねは天国でゆっくりしてます(2008-2020)11月から新入りハルが仲間入り。猫、写真、旅行、ミスチル、コーヒーが好き。Instagram:@sakunene

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