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お菓子とお茶|“幻のクッキー” フォンテーヌブロー「リンツァーアウゲン」と「001 はるもえぎ」
2022年07月11日
by 煎茶堂東京編集部
おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、ついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。
今回は、神戸在住のデザイナー・谷口まき子さんが神戸名物のおやつとお茶で過ごした時間について伺いました。
フォンテーヌブローの「リンツァーアウゲン」
今回ご紹介するのは、神戸・花隈のケーキハウス「フォンテーヌブロー」。35年以上前から沢山の人に愛されている、老舗のケーキ屋さんです。
お店の中に入ると、沢山のケーキや焼き菓子が並んでいます。どれも美味しそうでリーズナブルなので、ご近所だったら毎日通ってしまいそうです。
棚を見ると沢山の紙袋が! そう、これが今回のお目当ての「リンツァーアウゲン」。大人気のため、予約しないと買えない貴重なクッキーです。
一度食べたら忘れられない、幻のクッキー
箱を開けると、「可愛い!」と思わず声に出してしまいます。流行りの“映える”お菓子も好きだけど、どことなく懐かしさを感じる可愛らしさに心が和みます。
「リンツァーアウゲン」には、アプリコットジャムとチョコの2種類が入っていて、きらきらと輝く宝石のよう。
クッキー生地には、北海道産バターを使用されていて風味がよく、サクサクとした軽やかな食感。シンプルな材料で作られていて、頬張るとなぜかとっても優しい気持ちになります。
アプリコットジャムは程よい酸味ととろみがあり、チョコは甘すぎず大人も好きな味。どちらも飽きの来ない味で、つまむ手が止まらない。また食べたいなぁと思わせてくれる美味しさです。
甘い香りの「001はるもえぎ」でまったりとしたひと時を
「リンツァーアウゲン」に合わせるのは、低温で淹れるとまったりとした香りが楽しめる「001 はるもえぎ」。甘みがあるお茶で、アプリコットの酸味にもチョコの風味とも相性がばっちりです。
この道50年というオーナーパティシエの小山田さんとお話していると、「お茶には和菓子が合うのでは?」という話題に。確かに洋菓子にはコーヒーや紅茶のイメージがありますよね。でも、私はお茶と洋菓子は凄く相性が良いと思っています。
コーヒーは味が強く残りますが、お茶はお菓子の甘味を良い具合にすっきりとしてくれますし、味を引き立ててくれます。
そして紅茶と緑茶は同じ「茶の樹」から作られるので、紅茶が合うのに緑茶が合わない訳がない。緑茶には、糖質の吸収を穏やかにする働きもあるので、その点でも私は「お菓子にはお茶」をお勧めしたいのです。
(ちなみに小山田さんは「焼酎が合う」とおっしゃっていました。)
オンラインでは2ヶ月以上待ちの「リンツァーアウゲン」。長年のファンも多く、遠方から来られる方も多いのだとか。
人気の秘訣は、味の美味しさや見た目の可愛らしさは勿論なのですが、頬張ったときに優しい気持ちになれるからだと思いました。小山田さんの優しいお人柄が、お菓子にもしっかりと伝わっているのです。
みなさまも是非、お菓子とお茶で優しい時間を過ごしてみてくださいね。
お菓子に合わせたお茶
ケーキハウス フォンテーヌブロー「リンツァーアウゲン 」
価格 | 18枚入り 1,400円(税込) |
販売期間 | 通年 |
販売場所 | 〒650-0013 兵庫県神戸市中央区花隈町33-12 |
電話番号 | 078-351-4884 |
営業時間 | 10:00-20:00 |
URL | http://www.fontainebleau-kobe.com |
谷口まき子さん
webデザインや革小物の製作などをしているフリーデザイナー。兵庫県在住。夫と保護猫のゆげと暮らしています。美味しい物が大好きでよく食べ歩きをしています。Instagram:@makiko108 |
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