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もう一歩、お茶の深みへ vol.23 鹿児島県(有)西製茶工場 代表取締役 西利実さん「常に未来を見据えた投資を続けられてきたと思いますが、今後のお茶の行く末を考え、 取り組まれている未来に向けた活動や思いがあれば教えてください。」

2024年07月03日

by 煎茶堂東京編集部

知ったらきっともっと楽しい。お茶をもう少し深く知るために、プロにお話を伺う連載です。

現在三代目、三兄弟で経営する西製茶工場。土壌開発・剪定方法において独自の理論を築き上げてきた有名農家です。
今回は西さんに伺う最終回。今後の「お茶作り」に対する考え方を伺いました。

お話を伺ったのは…

鹿児島県 (有)西製茶工場 代表取締役 西利実さん

常に未来を見据えた投資を続けられてきたと思いますが、今後のお茶の行く末を考え、取り組まれている未来に向けた活動や思いがあれば教えてください。

私には、就任時より「茶を通じて皆様と繋がりたい」という目標があります。

農業は一般的に内向きな仕事ですが、内外の皆様と繋がることで茶の可能性は大きく広がると信じて、海外を含めた外に向けた投資も行ってきました。

投資はすべて将来に向けたものです。失敗したものや現在進行形で進んでいるもの、他社の方々との取り組みもあります。

今は時代も変わってきて、現代社会への適応が求められていますが、それはもちろん農業も例外ではありません。地域の過疎化を考えるとより難しい問題になっています。

伝統、文化も大切にしながら日々変わる情勢への早い判断力と実行力が求められると思います。常にそういうところにアンテナを張っていますし、それをお茶作りに反映できるような体力は重要だと考えています。

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