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もう一歩、お茶の深みへ vol.4 茶商/竹澤悠太さん「“茶商”とは、 どんな仕事なのでしょうか?」
2023年02月23日
by 煎茶堂東京編集部
知ったらきっともっと楽しい。お茶をもう少し深く知るために、プロにお話を伺う連載です。
お話を伺ったのは…
静岡県 茗広茶業
茶商/竹澤悠太さん
「茶商」とは、 どんな仕事なのでしょうか?
茶商の仕事というのは原料の選定をし、価格交渉をするのが主な仕事と思われがちです。
しかしながら、見た目、香り、味の仕上がりを想像しながら原料の選別を行い、茶葉に合った火入れ、合組(ブレンド)を行うこと、これらすべてが茶師の技術です。
この技術を磨くことが使命だと考えています。農家さんの茶葉に込められた想いを受け継ぎ、さらに磨きをかけ、消費者へと伝える橋渡しとなること。これが私の茶商としての理想です。
市場でお茶を拝見(※)するときは どんなところを見ていますか?
まずは「見た目」。お茶の蒸し度合い、茶葉の大きさ、茶葉の太さ、棒や毛葉の有無を確認します。
そして「手触り」。荒茶は手で触ったときにずっしりと重く、優しい手触りのものが上質です。軽いお茶は味も薄くなりやすく、また、仕上げの際の上がり率が下がってしまうためです。
次に「香り」。お湯を差す前に茶葉自体の香りを確認します。上質な茶葉はお湯を差す前から新鮮で、芳醇な香りを持っています。そして最後に「お湯を注ぐ」。味・香り・水色を調べていきます。
次回お話を伺うのは…
鹿児島県 池田製茶株式会社
代表取締役️/池田研太さん
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