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もう一歩、お茶の深みへ vol.7 静岡県 茗広茶業 火入れ担当 /稲垣信明さん「ほうじ茶を見るときにどのような部分を見ていますか?」

2023年04月05日

by 煎茶堂東京編集部

知ったらきっともっと楽しい。お茶をもう少し深く知るために、プロにお話を伺う連載です。

お話を伺ったのは…

静岡県 茗広茶業
火入れ担当 /稲垣信明さん

ほうじ茶を見るときにどのような部分を見ていますか?

ほうじ茶は、何より原料となる茎が、ほうじ茶になった時にどんな香りに変化するかが重要です。

当社は、自社で開発した特殊な遠赤外線焙煎機を使用し、ほうじ茶を作っています。この機械は非常に高い香りを出すほうじ茶を作ることができますが、そもそも上質な原料を使用しないと無意味になってしまいます。

原料は一番茶の茎のみを使用しますが、この茎が高貴な香りを出すポテンシャルを持っているかを重点的にチェックします。

ほうじ茶を淹れる時に 大切なことはありますか?

ほうじ茶は基本的に香りを楽しむものです。香りを高く淹れるためには、なるべく熱いお湯で楽しんでいただくことが大切です。

熱湯でアツアツに淹れたほうじ茶も好きですが、個人的には冷蔵庫で水出ししたほうじ茶がとても好みです。遠赤外線の棒ほうじ茶を一晩冷蔵庫で寝かせてつくる水出しほうじ茶は絶品です。試したことがない方にはぜひ一度試してみて欲しいです…!

次回お話を伺うのは…

公益社団法人小笠原流煎茶道
小笠原秀邦さん

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