- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 小野陽介
- 高木剛
- 森岡希世子
- 石田誠
- ちいさな手仕事
- 光藤佐
- 須原健夫
- 淡海陶芸研究所
- 千田稚子
- 中村譲司
- 北井里佳
- 齋藤有希子
- 酒匂ふみ
- 秀野真希
- 林沙也加
- 作山窯
- 中里花子
- 村田匠也
- 荒賀文成
- 水野悠祐
- 南裕基
- 只木芳明
- 色原昌希
- 小宮崇
- 飯高幸作
- 色原昌希
- 三輪周太郎
- 横山拓也
- 亀田文
- 亀田大介
- 中村豊実
- 高橋禎彦
- SHISEI
- 松徳ガラス
- 村上雄一
- 黒川登紀子
- YŌKI
- 加藤かずみ
- 瀬戸國勝
- 阿部春弥
- シャンブリートリオ
- 入江佑子
- 三野直子
- 古谷宣幸
- 渡辺キエ
- 後藤睦
- 三浦ナオコ
- 濱岡健太郎
- 山田哲也
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 李荘窯
- おじろ角物店
- 船串篤司
- はなクラフト
- 光泉窯
- 萩原千春
- 藤村佳澄
- 中原真希
- 堀宏治
- 広末裕子
- 文山窯
- 伊藤萠子
- 竹下努
- 角田清兵衛商店
- Eliu
- 紙上征江
- 天野千香
- 相馬佳織
- 四十沢木材工芸
- 水野悠祐
福田里香「栗きんとんは、深まる秋の“食”物詩」私が器を使うなら vol.17
2022年11月16日
by 煎茶堂東京編集部
使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。
今回は、煎茶堂東京オンラインで販売している、阿部春弥さんの『オーバルA(M)』を、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。
栗きんとんは、深まる秋の“食”物詩
この優美な曲線に目を奪われないひとがいるでしょうか? いや、いない。阿部春弥(あべ・はるや)さんの楕円皿は、白釉と鉄彩の2色展開。長径約226mm、短径約136mm、高さ約35mmと両手にしっくり馴染む寸法です。
「オーバル A(白釉)」には、盛り付け皿として3粒の「すや」の「栗きんとん」を並べました。
サムネイルの「オーバル A(鉄彩)」には、銘々皿として1粒だけのせています。盛り付け皿と銘々皿、両用できる使いやすいサイズ感です。
風物詩という言葉がありますが、「すや」の「栗きんとん」は、深まる秋の“食”物詩。茶巾に絞ったきんとんは甘さ控えめです。栗の繊細な味わいを舌に感じて、うっとりするおいしさ。
楕円皿のよい点は、テーブルのサイズに合わせて横置きにしたり、縦置きにしたりして、自在にレイアウトできるところです。縦置きにすると、ハッとするほど印象が変わります。
阿部さんの楕円皿は、欧州の硬質なポーセリンやボーンチャイナに題材を取った意匠にも見えますが、柔らい釉薬の質感は東洋の古い陶磁器のようにも感じます。ですから、お菓子の和洋を問わず、菓子器として重宝にお使いいただけます。
この器なら、カトラリーで和菓子を食しても感じがいい。「シャンブリートリオ」のケーキフォークを合わせてみました。すくい根(フォークの根元の幅)が幅広なため、お菓子を取りこぼしなく運べるという、優れたプロダクトです。
毎年秋になると口恋しい栗の銘菓には、煎茶堂東京の「005 おくみどり」がおすすめ。濃厚な味わいと後引く茶葉の苦みが、ほっくりとした栗に寄り添います。
今回使用した器
今回使用したお茶
すや「栗きんとん」
価格 | 6個入 1,749円(税込)〜 |
販売期間 | 9月〜原料がなくなり次第終了 |
販売場所 | 本店 〒508-0038 岐阜県中津川市新町2-40 他、取扱い各店舗、オンラインストアで購入可能。 |
営業時間 | 本店 9:00-19:00 他、取扱い店舗の営業時間をご確認ください。 |
定休日 | 本店 水曜日 他、取扱い店舗の定休日をご確認ください。 |
電話番号 | 0573-65-2078 / 0573-66-2636 |
URL | suya-honke.co.jp |
福田里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda
こちらのページでご紹介した商品関連記事
-
福田里香「老舗のフルーツサンドを煎茶でいただく」私が器を使うなら vol.039
2024年08月02日
-
福田里香「和菓子とお茶で、夏の猛暑を涼やかに」私が器を使うなら vol.038
2024年07月01日
-
福田里香「小鳩がとまる小枝の小皿で、お茶タイム」私が器を使うなら vol.037
2024年05月20日
-
福田里香「春はあけぼの お茶と苺 いとをかし♡」私が器を使うなら vol.036
2024年04月22日
-
福田里香「和紅茶にはシンプルなバターサブレを。」私が器を使うなら vol.035
2024年02月07日
-
福田里香「Happy Holiday Weeksの緑茶とお菓子」私が器を使うなら vol.034
2023年12月04日
-
福田里香「銀彩の器にころがす、秋のくるみ菓子」私が器を使うなら vol.033
2023年11月07日
-
福田里香「焼きの美しい菓子は、彫りが美しい器で」私が器を使うなら vol.032
2023年10月19日