6,000円以上で送料無料!平日9時までの注文で当日出荷。金(9時以降)~日祝は翌営業日発送。

〈 あの人の朝ごはん 〉030 菓子屋の朝まかない − MERCI BAKE 店主・田代翔太

2023年11月02日

by 煎茶堂東京編集部

朝ごはん。一日をスタートする日常的だけれどちょっと神秘的な時間。素敵に過ごせたらその日は絶対いい一日になるはず。

でも毎日立派な朝食の時間を取れないのが現実。ささっと1分で出来ちゃう簡単メシでも、時には贅沢に外に食べに行っても、昨日の夕ご飯の残りだって、立派な朝ごはん。

そういえば、素敵なあの人はどんな朝ごはんを食べているのだろう…?

今回は、MERCI BAKE 店主・田代翔太さんに聞いてみました。

菓子屋の朝まかない

町場の菓子屋はレストランなどとは違い、「まかない」が無い店も多い。特に朝が一番忙しい仕事なので、朝食の時間を作ることは難しいのだけれど、僕の店では朝の仕込みが一段落したところでみんなで必ず手作りのまかないを食べている。これは僕が店を出す時に決めたルール。

修業時代の若い職人たちは、時間やお金の余裕もないがゆえに、食事を疎かにしてしまう。僕自身もそんな経験があり、自分の店のスタッフには朝ごはんをしっかり食べさせてあげたいと思い、どんなに忙しくてもそうしている。

ご飯を炊いて野菜のたっぷり入った味噌汁を作り、あとは納豆や漬物とかそれくらいだけれど、それをみんなで食べる時間が最高なのだ。これが僕の菓子作りには欠かせない、大切な時間だ。

田代翔太(たしろ・しょうた)

1986年生まれ、栃木県出身。フランスにて修業を積み、参宮橋のレストラン『LIFE son』でのパティシエ勤務を経て、2014年7月、松陰神社通り商店街にケーキショップ『MERCI BAKE』をオープン。 Instagram:@mercibake

関連記事