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〈 あの人の朝ごはん 〉042 心に染みる三角形 − ケータリング〈TOMO〉・島とも

2024年09月03日

by 煎茶堂東京編集部

朝ごはん。一日をスタートする日常的だけれどちょっと神秘的な時間。素敵に過ごせたらその日は絶対いい一日になるはず。

でも毎日立派な朝食の時間を取れないのが現実。ささっと1分で出来ちゃう簡単メシでも、時には贅沢に外に食べに行っても、昨日の夕ご飯の残りだって、立派な朝ごはん。

そういえば、素敵なあの人はどんな朝ごはんを食べているのだろう…?

今回は、 ケータリング〈TOMO〉の島ともさんに聞いてみました。

心に染みる三角形

私自身に関して言うならば、あまりこだわりのない人間である。忙しい朝に、サッと口に入れるのはフルーツだったり、チョコレートだったり。美味しければ何だっていいのだ。

一方で、ケータリングなどの人様に差し出すものとなると全く考えが違う。フルーツサンドの断面や海苔弁のおかずレイアウトに対しては、尋常じゃなく細かい。凄く極端だ。とにかく私は、自分の事よりも常に"誰か"の事が気になってしょうがない。息子達だったり、ご飯をお届けする"誰か"。

試験や試合、イベント準備などでスタッフがバタバタして、朝も食べずに本番に突入してしまう様な場面に良く遭遇する。握りたての温かなおにぎりを差し出した時の、皆のほころぶ顔を見るのが好き。お米の力は無限大だと確信する瞬間だ。

じんわりと伝わる三角の重み。そこに煎茶があったなら、もっと最高の朝なのに。

島 とも(しま・とも)

1979年生まれ。アパレル業界、某レストラン勤務、今や幻の「PREFAB Gallery & Things」の店番を経て、ケータリング業に転身。断面の美しいフルーツサンドや、彩り豊かなケータリング弁当が人気。3人の息子の母。Instagram:@tomo_tomo_0328

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