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【お菓子とお茶】国産干柿をまるごと使用。宗家 源 吉兆庵の「粋甘粛」と「金木犀ティー」
2021年10月25日

by 小野寺友麻
東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。
おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、ついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。
今回は、東京茶寮・バリスタの小野寺が見つけた、五感で秋を味わえるお菓子とお茶のペアリングです。
宗家 源 吉兆庵の「粋甘粛」
宗家 源 吉兆庵(そうけみなもときっちょうあん)は、銀座6丁目に本社を構える和菓子販売会社。本社ビルの1階には、果実菓子や定番の和菓子が並ぶ店舗になっており、2〜5階はカフェレストランが併設されています。
製造の拠点は、果実王国と称される岡山県をはじめ鳥取県、愛媛県。その土地の果物を使用し、より新鮮な状態で加工すること、また目指す和菓子に適した加工を行えるようにと、7つある工場の全てがその3県に作られています。
定番のようかんや最中、季節のお菓子も並びますが、やはり目を引くのは「自然シリーズ」と呼ばれる果実をまるごと味わえる季節ならではのお菓子たち。果実の旬を大切に、果実の姿・形・味わいをそのままに仕立てているのです。
古くは「菓子」といえば「果子」のことをいい、果物や木の実のことを指していたのだとか。宗家 源 吉兆庵では、菓子の原点ともなった自然の恵みをまるごと生かした、瑞々しい“旬”をそのままいただけるのです。
果実まるごとの自然の恵みをいただきます
秋の果物といえば、何を思い浮かべますか?梨、葡萄、柿、桃、無花果、栗…食欲の秋ともあって、色々思いつきます。今回はその中でも、柿。安直ですが、柿の朱色が秋を連想させたことと、柿(特に干柿)が好きで、お茶を合わせてみたかったのです。
宗家 源 吉兆庵に並ぶ秋の「自然シリーズ」は柿を使ったお菓子でした。その名も「粋甘粛(すいかんしゅく)」(1つ584円 税込)。干柿を使ったお菓子なのですが、ただの干柿ではありません。丸々と大きい干柿の中に白あんがたっぷり詰まっているのです。
袋を開けてみると大粒の柿が、まるでおくるみに包まれているかのように顔を出します。さっそく食べ方の案内に沿って、4等分にしていただきます。
果肉の肉厚さ、そして干柿といえど柿の瑞々しいこと…!さらに凝縮された果実のあめ色が目にも鮮やかです。
口に運べば柿の濃厚な甘味と、口どけの良い白あんの自然な甘さが広がります。国産干柿をまるごとひとつ使用しているからこそ。
それでいて、職人によって受け継がれた熟練の技を使って丁寧な手仕事で仕上げられた味。私はどのように白あんが詰められているのか考える間もなく食べ終えてしまったのですが……(笑)。
秋だからこその色合い、味わい、余韻
今回合わせるのはこの秋、新しく登場した『Kinmokusei Tea「金木犀」×「べにふうき」』。釜炒りのべにふうきに、金木犀の花が散りばめられたブレンドティーです。
一年はあっという間で、もう「食欲」の秋。様々な果物も旬を迎えるこの季節に、ぜひ秋をまるごとに味わえるお茶時間を愉しみたいと思い、このペアリングに辿り着きました。
ブレンドティーは香りも一緒に味わいたいので、基本のレシピよりも高い温度のお湯で淹れていきます。茶葉4gに80℃のお湯を120㎖注ぎ、待つこと1分。淹れているときから立ち上る金木犀の香りが堪りません。
金木犀ティーはそのまま飲むと、べにふうきの程よい渋みが心地よい。それを「粋甘粛」と合わせると、また表情を変えてきました。干柿の自然な、それでいて凝縮された甘味とお茶の渋みが調和していきます。
粋甘粛を頬張れば、たちまち甘味が口の中に広がり、お茶を口に含めば、仄かな渋みと金木犀の香りが秋を知らせてくれます。お茶の水色もどこか秋を思わせます。
気温や景色で季節の移り変わりを感じるのはもちろん、お菓子やお茶など味覚で季節を感じるの毎日もいいですよね。日々美味しいお菓子を探しつつ、これからの寒さも越えていきたいと思います。
宗家 源 吉兆庵「粋甘粛」
商品名 | 粋甘粛(すいかんしゅく) |
価格 | 1つ584円(税込) |
販売期間 | 9月上旬〜2月下旬 |
販売場所 | 宗家 源 吉兆庵 銀座本店 〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目9-8 03-5537-5457 |
営業時間 | 平日:10:00-20:00、土日祝:10:00-19:00 |
URL | https://www.kitchoan.co.jp/ |
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