- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 四十沢木材工芸
- 阿部春弥
- 天野千香
- 荒賀文成
- 安齋新・厚子
- 飯高幸作
- 石田誠
- 伊藤萠子
- 稲村真耶
- 入江佑子
- 色原昌希
- Eliu
- 遠藤岳
- 淡海陶芸研究所
- 大江憲一
- 大澤知美
- おじろ角物店
- 小野陽介
- 角田清兵衛商店
- 樫原ヒロ
- 加藤かずみ
- 紙上征江
- 亀田大介
- 亀田文
- 北井里佳
- 紀平佳丈
- 黒川登紀子
- 光泉窯
- 児玉修治
- 後藤睦
- 後藤義国
- 小林裕之・希
- 小宮崇
- 齋藤有希子
- 作山窯
- 酒匂ふみ
- SHISEI
- 清水なお子
- シャンブリートリオ
- 秀野真希
- 松徳硝子
- 白鷺木工
- 須原健夫
- 瀬戸國勝
- 千田稚子
- 相馬佳織
- 高木剛
- 高橋禎彦
- 竹下努
- 多田佳豫
- 只木芳明
- TATA pottery studio(田中大輝)
- タナカシゲオ
- ちいさな手仕事
- 蝶野秀紀
- 塚本友太
- 土井善男
- とりもと硝子店
- 中里花子
- 中原真希
- 中村譲司
- 中村豊実
- 萩原千春
- 畠山雄介
- はなクラフト
- 濱岡健太郎
- 林沙也加
- 広末裕子
- フじイまさよ
- 藤村佳澄
- 船串篤司
- 古谷宣幸
- 文山窯
- 堀宏治
- 三浦ナオコ
- 水野悠祐
- 光藤佐
- 南裕基
- 三野直子
- 三輪周太郎
- mrak
- 村上雄一
- 村田匠也
- 森岡希世子
- 山田哲也
- YŌKI
- 横山拓也
- 李荘窯
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 渡辺キエ

インドの血統×萎凋香=甘く華やかなジャスミンのような香り。『017 藤枝かおり』【2024年9月試飲茶会】
2024年09月02日

by 小野寺友麻
東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。
煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は60種類以上(2024年9月時点)。その中でも、通年販売している茶葉と、期間を限定して販売している茶葉があります。
今回は、2024年9月から販売を開始するシングルオリジン煎茶をご紹介!
煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・四本と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。
「たくさん種類があるけどどんな味なの?」「どう違うの?」「私が好きなお茶はどういうもの?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。
017 藤枝かおり(静岡県産)
販売時期 | 9月〜10月 |
特徴 | 香り高いアロマなお茶の時代を牽引する存在。インドの血統によるジャスミンのような香気な香り。 |
小野寺:
「おはようございます。あっという間に9月になりましたね。今月は3種類のお茶が登場します」
四本:
「今月のお茶は静岡、鹿児島、奈良と全て産地が異なります。味わいの特徴もバラバラなので、飲み比べも楽しめますよ!」
甘めのジャスミン香と濃厚な苦渋み。「017 藤枝かおり」
小野寺:
「このお茶はもうお馴染みの方も多いでしょう。『017 藤枝かおり』です。このお茶は銀座店のオープンから取り扱いがあります。私たちもみなさんの中でもファンが多いお茶のひとつですね」
四本:
「つい先日も並んでいたお茶ですが、このお茶も今月分から今年収穫のものになっています。改めて、『藤かおり』は1996年に登録された品種です。日本で一番作られている『やぶきた』とインドの血統を持つ『印雑131』の交配でできた品種です」
一煎目の味わいや特徴
小野寺:
「茶葉の香りはほんのり甘いです。爽やかにジャスミンを感じますが、乾燥の状態の香りは強くありません。きれいな浅蒸し茶です」
四本:
「茶葉が開くのと一緒に香りも開くでしょうか…楽しみです。今回は香りが立つように基本のレシピよりも高めの温度で淹れていきます。茶葉4g、80℃のお湯を120㎖注いで1分待ちます」
小野寺:
「茶葉がきれいに開いていきますね。今月は『043 やまとみどり』も浅蒸し茶ですが、『043 やまとみどり』の方が茶葉の緑は濃いです」
四本:
「お湯を注いだら香りも開いてきました。甘いジャスミンのような香りがします。ジャスミンミルクティーのようなまろやかさも感じます」
小野寺:
「今までの藤枝かおりの香りはもっとシャープな印象だったので、過去の収穫分と違いを感じます。急須から注ぐとまた更に香りが広がりますね。良い香り…」
四本:
「今年は例年より香りが強い印象です。甘くてまろやかさを感じます。いただきましょう」
小野寺:
「最初甘いと思ったのですが、80℃でいつもより高めで淹れていることもありしっかり苦みも感じます。香りは本当に華やかです」
四本:
「印雑(インド由来のアッサム種と日本の茶樹を交配して誕生した品種のこと。花のような香りが特徴的)由来の香りがあって華やか…今回はよりさんぴん茶(沖縄でよく飲まれるお茶。ジャスミン茶のこと)を感じます。
このお茶は飲む程に苦みというか渋みを感じますが、その分口の中に華やかさも溜まっていきます。ジャスミンが入っていない、茶葉の自然な香りというのが改めてすごいです」
小野寺:
「温度が落ち着くとまた香りが感じやすいです。このお茶も『040 静7132』も軽度に萎凋させていますが、同じように冷めていくと香りも感じやすくなりますね」
四本:
「『017 藤枝かおり』は今月のTOKYO TEA JOURNALで巨峰と合わせていますが、ぶどうやマスカットのような香りもあると感じました」
小野寺:
「紅茶でもマスカットのような香りと表現するものもあるので、印雑感と繋がるのかもしれませんね。お茶の苦渋みとフルーツの甘さ、一緒にいただくのも良さそうです。そしてこのお茶も飲み終えて深呼吸すると美味しいですよ」
二煎目の味わいや特徴
四本:
「二煎目も淹れていきましょう。二煎目もお湯を注いだときから良い香り…淹れている瞬間も幸せな気分になれるお茶です」
小野寺:
「二煎目はスッキリとして、引き続き苦みもしっかり感じます。いつもより味わいが濃くなったような印象です。一煎目は鼻に抜ける香りがありましたが、二煎目は香りが口の中に滞留しているような感覚です。香りの感じ方が違うのが不思議です」
四本:
「一煎目は香りが甘くて華やかでしたが、二煎目は時間が経つと特に青さが際立ってきます。香りも味わいも爽やかな苦みになりました。香りも味わいも淹れたてから段々変化をしていくので、色んなタイミングで堪能したいです」
小野寺:
「茶葉もきれいに開きました。一煎目でも結構開いていましたが、まだまだ開きましたね」
四本:
「香りも花のような甘い香りの一煎目から、華やかさと共に青さや渋みが加わった二煎目と変化を感じます」
どんなペアリングが合う?
小野寺:
「特に一煎目、今年は香りがより甘く感じるので是非甘いものと合わせたいと思います。このお茶はあんこなどの和菓子からケーキなどの洋菓子まで何にでも合わせられると思うので、楽しみが広がります」
四本:
「今は特にカスタードクリームと一緒にいただきたいです。カスタードと生クリームのシュークリーム、プリンも良いですね。しょっぱい系でキッシュなんかも合わせたいです。なんだか全体的に黄色いメニューになりました」
小野寺:
「卵と合わせたいのかもしれません。具沢山のオムレツも良いと思いますよ。あとは、かぼちゃと合わせたいですね。パイ生地に包まれていても良いですし、マヨネーズとサラダにしても良いと思います」
四本:
「改めて味わいも香りもしっかりあるお茶なので、重い味わいのお菓子でも合わせられます。余韻も濃厚です。温かいのはもちろん、水出しや急速冷茶で冷たくしても満足度が高いと思いますよ。苦みが得意でなければ水出しから試してみると良いですね!」
小野寺:
「最後は玄米茶です。三煎目も水色が美しいです。ほんのり玄米の甘みを感じますが、全体的には苦みの味わいです」
四本:
「三煎目まで苦渋みを楽しめますね。苦渋みが好きな方はもちろん、甘いものと合わせたいときにもおすすめです。華やかさも感じるので、お洒落な玄米茶になりました。味わいもしっかりなので、ミルクティーにも挑戦してみたい…」
小野寺:
「目覚めの一杯でシャキッとしたいとき、休憩など気持ちを切り替えたいとき、休日のおやつ時間にも…色んな場面でいただきたいお茶ですね」
「017 藤枝かおり」の味わいノート
・一煎目、最初甘いと思いきや、しっかり苦みを感じる。香りは甘めで華やか
・二煎目、よりスッキリ、引き続き苦みもしっかり感じる。青々しさが際立つ
・玄米茶、ほんのり玄米の甘みを感じるが、全体的には苦みの味わい。お洒落な玄米茶
・シュークリームやプリンなどの洋菓子、キッシュやオムレツなどの卵料理、かぼちゃパイやかぼちゃのサラダとも合わせたい
関連記事
-
【日本茶だより】8月のお茶一覧。夕涼みに寄り添うお茶とともに
2025年08月01日
-
煎茶堂東京 7周年記念缶「やえほ」心落ち着ける一杯。【2024年11月試飲茶会】
2024年11月06日
-
芋栗かぼちゃと合わせたい。華やかな香りと濃厚な苦渋み『063 さやまかおり』【2024年10月試飲茶会】
2024年10月10日
-
味覚を研ぎ澄ましていただきたい一杯。京都府産の玉露『061 てんみょう』【2024年10月試飲茶会】
2024年10月10日
-
奈良県の土地が産んだ幻の品種。まるで玉露『043 やまとみどり』【2024年9月試飲茶会】
2024年09月02日
-
食欲の秋に大活躍!?濃厚で複雑で濃緑な鹿児島県産『036 みなみかおり』【2024年9月試飲茶会】
2024年09月02日
-
食欲が増幅するお茶!? 濃厚な旨みと濃緑美しい茶葉に魅せられます。『058 はるみどり』【2024年8月試飲茶会】
2024年08月01日
-
カラッとした香ばしさ。熱々でもキンキンに冷やしても楽しめる一杯。『047 釜炒りはるもえぎ』【2024年8月試飲茶会】
2024年08月01日
久しぶりに大好物のドライいちじくをいただきました。いちじく本来のほんのり甘い品のいいお味が凝縮されていて、噛めば噛むほど口のなかに甘みが広がります。程よい柔らかさと粒々食感も最高です。今回は「はるもえぎ」と共にいただきました。
昨年、賞味期限前の値引きの時に購入しました。美味しかったので再購入。少しお高いですが非常に美味しく、緑茶と合わせると最高です。ケーキより糖分が少なく、タンパク質が取れるのも良いと思います。
私は毎朝、起床時に緑茶を飲むのが習慣になっています。当初は緑茶が飲めればそれでよかったのですが、見た目や雰囲気も含めてお茶の時間を楽しみたいと考えるようになり、素敵だなと思える茶器を探していました。そんな中、この急須を見つけました。
約180mlのお湯が入る容量があり、1人でコップ1杯分飲むのにちょうどいい大きさです。2杯目、3杯目を2人で分け合ってもいいし、同じデザイナーさんの小さな湯呑みなら60mlを3人分に分けて振る舞えます。
大きすぎず、小さすぎず、程よくミニマムな大きさが私の用途にぴったりでした。また、見た目はシンプルで美しく、手触りも良いです。お気に入りの急須です。
華やかさと爽やかさを兼ね備えた甘みのあるお茶。これだけで満足感があり、気分転換したい時などにチョイスしています。
お茶請けを用意するなら洋菓子にも合わせやすく、紅茶やコーヒーはちょっと重い…という時にも。
特に柑橘系など、香りの良いお菓子と合わせるとお互いが引き立つのでおすすめです
お店で頂いた香駿の冷茶が素晴らしく美味しく、茶葉によってこれほどまでに違うのかと、私の中での新たな扉が開いたお茶でした。
あの香りが忘れられないのですが、茶葉の量か、水なのか、自分で淹れるとなかなかあの美味しさにたどり着けずにいます。
通年販売のお茶ということもあり、ほぼ1年を通して楽しんでいます。
お茶だけでも美味しいですが、甘味とも塩味どんなお茶請けとも相性が良いです。
餡子系などの和菓子の美味しさを引き立て、バター系などの洋菓子にも負けない存在感。
にこまる玄米とも相性が良いのでおすすめです。
人を選ばないバランスの良さがあり、それでいて誰に出しても「美味しい!どこのお茶?」ときかれる確かさから、誰かに緑茶をおすすめしたり、贈る際にはこの茶葉からというひと品です。
コロンぽてっと、触り心地が良くて、丁度良いサイズの塩壺でした。少し黄味かかったベージュのお色にホッコリ癒されます。可愛さ満点のお品ですが、シンプルなデザインの為、どんなキッチンにも馴染んでくれるのではないでしょうか。私は出しっぱなしにして、ずーっと使い続けていきたいです。
こういったサブスクリプションの良い点は、お茶の選択に自分の意思が介在しないところだと思います。自分で茶葉を選ぶと同じような傾向になってしまいがちですが、普段自分では選ばないであろうお茶に自動的に出会えるのは、幅広く経験したい人には最適です。量と価格もちょうど良いです。
黒檀のお箸を使っていて、合う箸置きを探していましたところ見つけました。とても相性が良いです。大きさ、安定感、高さ かわいい要素。とても良いです!大切にします。
毎月届くお茶は、普段慌しく生活している私に、癒しの時間を与えてくれます。様々な香りや味に出会えるこのシステムも気に入っています。もし、聞いていただけるなら、煎茶のみのコースも作っていただけると有り難いです。煎茶の奥深さに気づけたのがこのサイトからだったので、今のコースに合わせて、煎茶のみのコースを作っていただけることをのぞみます。
お茶の風味とペアリングで季節を感じられ、冊子を読みながらほっとひと息つけるのが癒しになっています。TOKYO TEA JOURNALのおかげでこういう時間を自然と作れるようになりました。
昔、ここのお茶を頼んでて、辞めちゃったんですけど、やっぱり、また、ここのお茶が、恋しくなり、頼みたくなるくらい、美味しいんですよね。色々なお茶が、飲めるのが、いいんですよ。
記載されているように液だれはなく、気にせず安心して飲み物を頂けます。また通常の持ち手と比べ角張っているからか滑りずらく持ちやすいです。
濱岡さんの作品はどれも使いやすく、長く愛用できる品々ばかりです。
ちゃんとした茶器を使った事はなかったのですが、見よう見まねで冷茶を入れたピッチャーと茶杯を用意して毎日いただいてます。
茶杯は5、6口程の量なんですが、茶杯には氷を入れず、常にピッチャーで程よく冷えたものをいただけるので、じっくりとお茶を味を楽しめ、また素敵な雰囲気も味わえて、とても満足しています。
高橋さんのグラスは、円やかという表現が正しいのでしょうか、薄すぎも厚すぎもない絶妙な厚さと相まって、ガラスなのに持った感じや、口の当たるところに角というか硬さを感じない不思議な趣きがあるんですよね。とても気に入っています。
大きさも使いやすく、可愛くてなんと言っても素材感が好きです。焼き物などは写真と届いたときで印象が違う事もありますが、イメージ通りでした。形もカワイイので色々活躍しそうです・
白桃烏龍茶 翠玉を何度もリピート買いしています、すっきりした味わいで夏に適したお茶ですが、秋になっても美味しいものは美味しいのでしょう。秋の味わいも確かめようと思っています。
タナカシゲオさんの他の作品も手にしたくなりました。こちらのサイトでご紹介されていたのを目にして即、購入させていただきました。手にしてさらに惹かれてます。
購入する際、どれにするか迷わなくていいので
とても嬉しいです
最近忙しくお茶を楽しむ時間が取れませんが
又、購入したく思います。
一度 美味しいお茶見つけ検索しましたら完売となっていました。
気づいた時には売り切れで買えなかったので再販を楽しみにしていました。
一緒に販売されている茶そばやお茶のそうめんの薬味に使いました。
海苔が手で千切ったような大きめのサイズで、風味豊かに感じます。
パッケージに使用例がイラストで記載されている所も良いなと思いました。
美味しかったので友人にお裾分けしたところ、とても喜んでいただけました。
炭酸でお茶を淹れるなんて頭に無かった。本当、目からウロコでした!さっそくオススメの淹れ方で飲んでみると新発見!!今まで生きてきた中でやってみたことがなかったので新鮮過ぎて、生きる楽しみが増えました!