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【試飲茶会】 『Juniperberry Tea「ジュニパーベリー」×「やえほ 天竜」』 を飲んでみました!

2023年09月28日

by 小野寺友麻

東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。

煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は60種類以上(2023年9月時点)。その中でも、通年販売と期間限定の茶葉、そして季節が変わるごとに楽しめるブレンドティーがあります。

今回は、『Juniperberry Tea「ジュニパーベリー」×「やえほ 天竜」』をご紹介!

煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・四本と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。

「シングルオリジン煎茶とどう違うの?」「私が好きな感じのお茶かな?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。

『Juniperberry Tea「ジュニパーベリー」×「やえほ 天竜」』(静岡県産茶葉使用)

特徴 「ジュニパーベリー」のエキゾチックで清涼な香りが、「やえほ 天竜」としなやかにマッチする煎茶ベースのブレンドティー。

小野寺:
「おはようございます! 今回はブレンドティーを紹介します」

四本:
「おはようございます! 先日は『kinmokusei Tea「金木犀」×「べにふうき」』も登場しましたが、今回はまた別のブレンドが2種類登場します」

小野寺:
「今年で3年目のお茶ですが、茶葉が新しくなっているそうです。更に楽しみですね〜」

四本:
「昨年のブレンドを知っている方はどんな変化があったのか、またこのブレンドを初めて召し上がる方はいつものお茶との違いを味わっていただけると嬉しいです」

甘く爽やかな香りに包まれます。『Juniperberry Tea「ジュニパーベリー」×「やえほ 天竜」』

小野寺:
「2つ目のブレンドは『ジュニパーベリーティー』です。既に香りがふわっと漂ってきています。茶葉も見てください!」

四本:
「浅蒸しの茶葉にほぼホールのジュニパーベリーがゴロゴロとブレンドされています。香りもすごい! 封を開けた瞬間から楽しめること間違いなしです」

小野寺:
「『ジャスミンティー』同様こちらも茶葉が新しくなりましたが、ジュニパーベリーの形状も少し違いますね。昨年まではもっと砕けていました。香りの感じ方も変わるのでしょうか。そして『やえほ 天竜』というお茶を使用しています。品種としても初めての取り扱いです」

四本:
「茶葉は浅蒸しです。昨年は中蒸しで細かめの茶葉でしたのでそこも異なる点ですね。味わいもそうですし、見た目にもどんな違いが出てくるでしょうか。では淹れていきましょうか。こちらも茶葉4g、80℃のお湯を120ml注いで1分待ちます」

小野寺:
「それにしてもジュニパーベリーの香りが爽やかです。目が覚めるようです。今ではすっかりおなじみとなってきた『ジュニパーベリーティー』ですが、最初は結構衝撃でした。最近でこそ、クラフトコーラにも使われていることに気付けるようになったり、お酒のジンを飲んでみたりしています」

四本:
「このお茶も茶葉は変わりましたが、3年目。もうびっくりしなくなりましたね(笑)。頭で考えすぎず純粋に楽しめるようになりました。では1分経ちました」

小野寺:
「水色はクリアです。注ぎながらも香りが広がっていきます。あっという間にジュニパーベリーの香りに包まれています。爽やかですが甘い香り…」

四本:
「こちらのお茶は朝、シャキッとしたいときに飲みたいお茶かもしれません。こうやって見比べると先程の『ジャスミンティー』の茶葉とも全然違いますね。『やえほ』は明るい緑です。改めて『やえほ』ですが、静岡県の選抜品種です。『やぶきた』を発見した杉山彦三郎さんが選抜しています」

小野寺:
「香りのインパクトはありますが、味わいが強いわけではないですね。『やえほ』の旨みかな、甘さを感じるのですが爽やかです」

四本:
「美味しいですね。ジュニパーベリーはテリーヌなどお肉料理に使われるイメージだったので、このようにジュニパーベリーが主役に感じられるというのが新鮮です! 若干舌に残る感覚がありますね。お茶の渋みとも違う気がするので、ジュニパーベリーの味わいなのかな。このお茶は炭酸抽出やシロップにしたり…色々アレンジをしてみたいです!」

小野寺:
「二煎目です。シロップにしたい話をしたからでしょうか、香りの甘さが増したように感じます。味わいは二煎目の方がお茶を感じるようになります。一煎目の方がスカッと清涼感を感じました」

四本:
「二煎目は香りが甘いのに味わいはお茶、というギャップを楽しめます。『ジャスミンティー』も『ジュニパーベリーティー』もベースの茶葉が比較的バランス系なので、香りにフォーカスして味わえますね」

小野寺:
「調和が堪らないですね。このお茶はどんなものと合わせましょうか」

四本:
「お肉料理もいいでしょうし、バゲットをリエットやパテと合わせたものとも相性が良いと思います。『ジャスミンティー』はお魚でしたが『ジュニパーベリーティー』はお肉という感じでしょうか」

小野寺:
「どちらのお茶でも優雅なお茶時間を過ごせそうですね。ボロネーゼなどパスタとも美味しそう。それぞれに合わせるもの、そして好みも違うとは思うので、みなさんそれぞれの“好き”を見つけてほしいですね」

四本:
「甘いものだったら、レモンクッキーやサブレなど洋菓子でしょうか。チョコがけのラスクも美味しそう…」

小野寺:
「『ジャスミンティー』のときは大きく感じませんでしたが、『ジュニパーベリーティー』は煎を重ねるごとの変化も味わえますね」

四本:
「三煎目も淹れましたが、いいですね。自分の中でも馴染んでくるのかと思います。『ジュニパーベリーティー』は後味が独特で、口の中にスパイスの余韻が残るのがクセになります」

小野寺:
「後味まで味わえる一杯ですね。これからどんどん秋も深まっていくはずなので、その時々の心地よい温度帯で、そして美味しいペアリングを見つけたりとそれぞれの楽しみ方を見つけていただけると嬉しく思います…!」

「ジュニパーベリーティー」の味わいノート

・一煎目、お茶の旨みと甘さを感じるが爽やかな味わい。香りのインパクトはあるが味わいが強いわけではない
・二煎目、よりお茶を感じるようになる。香りは一煎目よりも甘くなる。味わいと香りのギャップが面白い
・バゲットをリエットやパテと合わせたようなものやお肉料理、ボロネーゼなどのパスタ、レモンクッキーやサブレ、チョコがけのラスクなどの洋菓子とも合わせたい。

こちらのページでご紹介した商品

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