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【試飲茶会】2023年4月販売のシングルオリジン煎茶2種を飲み比べてみました!

2023年04月01日

by 小野寺友麻

東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。

煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は50種類以上。(2023年4月時点)その中でも、通年販売している茶葉と、期間を限定して販売している茶葉があります。

今回は、2023年4月から販売を開始するシングルオリジン煎茶2種をご紹介!
煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・四本と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。

「たくさん種類があるけどどんな味なの?」「どう違うの?」「私が好きなお茶はどういうもの?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。

055 つゆひかり 武雄(佐賀県産)

販売時期 4月〜5月
特徴 青く華やかな香りの奥に海苔のような香りが立つ。品種特有の旨みが舌の上にジワッと広がってゆく。

020 さえみどり(鹿児島県産)

販売時期 4月〜5月
特徴 濃厚な海苔の香りがするボディ感のあるテイスト。煎茶らしい上品な後味が長く続く王道の味わい。

小野寺:
「おはようございます。早いもので出会いの季節、4月です」

四本:
「だいぶ暖かくなってきました。今年は東京の桜の開花が早かったですね。そしていよいよ新茶も目の前という時期になってきました…!」

小野寺:
「本当に楽しみですね。今月は佐賀と鹿児島、2種類のお茶を紹介しますよ。どちらのお茶も中蒸しで、味わいの星の数を見るとバランス系です。どんな違いや共通点があるのか体感していきましょう!」

口の中に広がる優しい旨みに癒されます。「055 つゆひかり 武雄」

四本:
「このお茶は2月号のTOKYO TEA JOURNAL(TTJ)でもお届けしているので、既にファンの方もいるのではないでしょうか。TTJでは低めの温度でのレシピでしたが、今回は久しぶりなので基本のレシピで淹れていきましょう」

小野寺:
「今回の『055 つゆひかり 武雄』は中蒸しのお茶です。他にも産地違いで鹿児島県産鳥取県産の『つゆひかり』の取り扱いもありますが、この2種類は深蒸しのお茶。なので、目で見ての違いがありますね!」

四本:
「茶葉は玉緑茶(ぐり茶)と言って、少しクリンとしています。香りは青々しく爽やかな印象です」

小野寺:
「茶葉も濃緑が美しいですね。それでは早速基本のレシピで淹れていきましょう。茶葉4g、70℃のお湯を120㎖注いで1分20秒待ちます」

四本:
「お湯を注いでからも緑が濃いですね。だんだん旨みの香りが漂ってきます。3種類ある『つゆひかり』もそれぞれに違うのですが、香りは品種特有のものを感じます」

小野寺:
「青々しさと旨みの香りですね。ゆっくり開いていく茶葉にも癒されます…」

四本:
「中蒸しですが、一煎目から水色が出ますね」

小野寺:
「口元に器を近づけるとより旨みの香りが濃くなります…!さて、いただきます」

四本:
「やさしい〜。最初は甘みが一番に感じます。すぐに旨みが口の中に広がって、その後から青い香りが追いかけてきます。飲み進めていくと苦みも感じますね」

小野寺:
「甘み、旨みそして苦みと一口の変化を感じられる一杯です。余韻は優しい苦みがじわ〜と広がっていきます。香りも違うのですが、苦みの印象が『039 さきみどり 出雲』に似ていると思います」

四本:
「二煎目は80℃のお湯を注いで10秒ほどです。茶葉がさらに開きますね。茶葉の香りも変わってきました。一煎目の旨みの香りは減って、『022 かなやみどり』や『039 さきみどり 出雲』のような苦みの香りになりました」

小野寺:
「水色は『032 つゆひかり 頴娃』や『037 つゆひかり 大山』ほどではありませんが、緑が鮮やかです。香りも二煎目の方が青々しいです」

四本:
「二煎目は最初に苦みが来るのかと思いきや、じわじわと舌の上に広がっていくような優しい苦み。滋味深いと表現したくなる味わいです。苦み単体でいうと、一煎目の方が苦みがあるように感じます」

小野寺:
「最初はスッキリと感じる程ですが、どんどん味わいが増していくような…そして苦みだけではなく甘みを、そして一煎目ほどではないですが旨みも感じます」

四本:
「開いた茶葉の見た目も香りも青々しいです。少し温度が落ち着いてくると旨みの味が感じやすくなります」

小野寺:
「温度の変化も面白いですね。同じ品種の『032 つゆひかり 頴娃』と『037 つゆひかり 大山』を飲んだことがある方は『つゆひかり』の新たな一面を見つけて欲しいですね」

四本:
「このお茶は『静7132♀』と『あさつゆ♂』の交配でできた品種なので、親子の飲み比べも出来そうですね、興味深い…」

小野寺:
「三煎目は玄米茶にしていきます。他の『つゆひかり』も玄米と合うので楽しみです!このお茶はどんなお菓子と一緒にいただきたいですか?2月のTTJではダークチョコレートと合わせていましたよね」

四本:
「ホワイトチョコもいいですよ。他にもバターサンドやぼうろなど、生地やクリームがジュワッと溶けていくようなお菓子と相性がいいと思います」

小野寺:
「和菓子はもちろん洋菓子や世界のお菓子とのペアリングを考えると、より一層楽しみが広がりますね」

四本:
「三煎目、玄米茶にしても変わらず優しさがありますね。美味しい…一、二煎目は旨みがあって少しとろみもあった印象でしたが、玄米茶になるとサラサラと飲めます」

小野寺:
「このお茶はお仕事終わりや一日の終わりにいただきたい一杯かもしれません。武雄には温泉もありますね。飲んだら温泉に入った時のように『はぁ〜』と言いたくなりますよ」

「055 つゆひかり 武雄」の味わいノート

・一煎目は一口で味わいが変化していく。最初に甘みが、すぐに旨みが広がって、その後から青い香りが追いかけてくる。飲み進めていくと苦みも感じる
・二煎目はじわじわと舌の上に広がっていくような優しい苦み。滋味深いと表現したくなる味わい。苦み単体でいうと、一煎目の方が苦みがある
・玄米茶、一、二煎目はとろりとした旨みがあるが、玄米茶になるとサラサラと飲める

濃厚な甘みと旨み、鮮やかな水色も魅力的。「020 さえみどり」

四本:
「今月2つ目のお茶は有機のお茶『020 さえみどり』です。このお茶は鹿児島の枕崎市で登録をされた品種です」

小野寺:
「このお茶は温度でも楽しめるお茶です。低温で淹れてトロッと旨みを味わうも良し、少し高温で淹れて苦みとのバランスを味わうも良し。あとはこれからの季節に急速冷茶もいいですね!味わいはもちろん、香り、水色の鮮やかさと見どころ沢山です」

四本:
「今回は少し高めの温度で淹れていきましょうか。一煎目は80℃で1分のレシピで淹れます。茶葉は4g、お湯の量は120㎖です」

小野寺:
「先ほどの『055 つゆひかり 武雄』も茶葉も中蒸しでしたが、こちらの『020 さえみどり』の方が細かめですね。先ほども品種改良の話をしていましたが、『さえみどり』は『やぶきた♀』と『あさつゆ♂』の交配で出来た品種です。今月の2種類はどちらも『あさつゆ』の子どもに当たる品種ですね」

四本:
「どんどんマニアックに深堀できますね…!産地や生産者の違い、品種の違い、収穫年度の違いなどシングルオリジンだからこその楽しさが広がります」

四本:
「お湯を注ぐと旨みの香りがします。先ほどの『055 つゆひかり 武雄』に比べるとより甘みを含んだ旨みの香りです」

小野寺:
「名前の通り、一煎目から緑が冴えていますね。いただきます」

四本:
「濃厚な味わいです。80℃と高めで淹れたので苦みも程よくありますが、それに負けない旨みと甘みです」

小野寺:
「安心する美味しさです。私たちの“王道の味わい“なので、既にファンの方にも、初めての方にも飲んでいただきたいですね。ご自宅用にも、相手の味の好みが分からない時の贈り物にもおすすめですよ」

四本:
「二煎目は85℃で10秒ほど。緑がさらに濃くなりました。透明度はあるのですが緑が鮮やか…。これこそ表現できるようになりたいですが、“美味しいお茶の香り”がします」

小野寺:
「二煎目でさらに温度を上げて淹れましたが、一煎目よりも甘さを感じます。後から苦みが来ますが、味わいのバランスが抜群です」

四本:
「今月の2種類も比べてみると『020 さえみどり』の方が濃厚な甘みと旨みでトロッと表現をしたくなりますし、『055 つゆひかり 武雄』の方が香りも含めてスッキリ、味わいはジワッと広がっていくような印象です」

小野寺:
「茶葉も艶やかですね。このお茶は水色も鮮やかですし、急冷茶にして透明のボトルで持ち歩いたりしたくなります」

四本:
「いいですね。お茶単体でもいいですし、和菓子にも洋菓子にも合わせてみたくなります。あとは苺などのフルーツとも相性がいいと思いますよ」

小野寺:
「今日の気分は苺大福です。今では様々な果物を使ったフルーツ大福があるので、色々試してみるのも楽しそう…!小豆のあんこなのか、白あんなのかでも相性が変わってきそうですね」

四本:
「二煎目は温度が落ち着いてくると更に甘さを感じられます。お煎餅とも相性がいいので玄米茶も間違いないですね」

小野寺:
「海苔を巻いたお煎餅と合わせて、『020 さえみどり』の海苔のような旨みの香りとペアリングを楽しむのも良さそう…玄米茶も楽しみです」

四本:
「香りがいいですね。このお茶は煎を重ねるごとに甘さを感じられる気がします。炒り玄米のお米の甘さを引き立ててくれています」

小野寺:
「淹れ方で表情を変えてくれるお茶なので、その日の気分、天気や気温でレシピを変えてみるのもいいですね。そしてこのお茶も締めに飲みたいお茶でした」

四本:
「4月は新学期、新年度、新生活で色々と慌ただしい時期かと思います。そんな中でも、何かの合間にお茶を淹れてホッと一息する時間を味わっていただけたらと思います」

小野寺:
「私は沢山立て込むと周りが見えなくなる質なので、無理にでも時間を作って息抜きをしていきます(笑)」

「020 さえみどり」の味わいノート

・一煎目は濃厚な味わい。80℃と高めで淹れたため苦みも程よくあるが、それに負けない旨みと甘み
・二煎目は一煎目よりも甘さを感じる。後から苦みが来るが、味わいのバランスが抜群!
・玄米茶はお米の甘さを引き立てていて、煎を重ねるごとに甘さを感じる

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