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【試飲茶会】2022年2月販売『さくらの煎茶』を飲んでみました!
2022年02月03日
by 小野寺友麻
東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。
煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は50種類以上。(2022年2月時点)その中でも、通年販売と期間限定の茶葉、そして季節が変わるごとに楽しめるブレンドティーがあります。
今回は、煎茶堂東京 春の定番となりました『さくらの煎茶』をご紹介します!
煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・木村と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。
ご紹介する茶葉
・さくらの煎茶
特徴:その名の通り桜の葉が入ったお茶。桜餅のような香りを楽しめます。香りを楽しむお茶として、お菓子と合わせるも良し、シロップにしてアレンジを楽しんでも◎。どんな春のお茶時間にしようかと考える時間も堪りません。
小野寺:
「いよいよ2月は『さくらの煎茶』が登場します」
木村:
「毎年大人気!お陰さまでもうすっかり、煎茶堂東京の春の定番となりましたね」
小野寺:
「そうですね。最近ではご来店の方に帰り際、2月からは『さくらの煎茶』が並びますよ!とお知らせをしていました」
木村:
「そういえば昨年はTOKYO TEA JOURNALでも届きましたっけ?」
小野寺:
「あれは桜染めの号でしたね。甲乙つけがたいのですが、個人的にあのVOL.23が一番好きかもしれません。ページが桜色だったり、短歌を取り上げていたのもツボでした」
木村:
「季節感を存分に楽しめる号でしたね」
小野寺:
「今回はそこに載っていた淹れ方で淹れていきたいと思います!」
今年も春を待ちわびました。『さくらの煎茶』
『さくらの煎茶』どんなお茶?
煎茶堂東京の『さくらの煎茶』は、フレーバー(香料)を使用せず、茶葉の製造過程(揉み工程)で「桜の葉」を一緒に加えて作った、本物のさくらの香りが立ち上るお茶です。
今年はイラストレーター・坂内拓さんデザインの限定缶も登場します。
自分へのご褒美としてはもちろん、大切なあの方への贈り物にも。お茶で楽しむも良し、シロップを作ってアレンジをするなど楽しみ方はさまざま。幾つも手に取ってしまいそう…。
小野寺:
「まず茶葉ですが、あ〜とてもいい香り…」
木村:
「さくらの葉が入っていますね。ほんのりと桜餅のような、優しい香りです。この香りを嗅ぐと、寒い冬も終わるな〜と安心します。この桜餅を思わせる香りは、さくらの葉に含まれる”クマリン”という天然の香り成分によるものなのです」
小野寺:
「2月はまだまだ寒いと思いますが、春を待ちながら温かくしていただく『さくらの煎茶』がいいのです。では”クマリン”を感じていきましょう(笑)」
小野寺:
「茶葉は4gです。85℃のお湯を120㎖注いで、40秒待ちます」
木村:
「いつもの基本レシピよりは高温でサッと淹れていくのですね!」
小野寺:
「そうですね、香りを立たせる淹れ方です」
木村:
「茶葉は静岡県産ですか?」
小野寺:
「そうですね、今年も静岡県清水の茶葉、さくらの葉は静岡県南伊豆町のものを使用しています」
小野寺:
「40秒はあっという間です。淹れているときもそうですが、注いでいる瞬間にふわっと広がるさくらの香りも堪りません」
木村:
「本当ですね、春の香りが漂ってきました」
小野寺:
「あ〜美味しい。温かさが香りと一緒に染み渡っていきます。喋ってしまうと香りが逃げていってしまう気がして、もう一口いただきます。さくらの葉に包まれているかのような、それでいてお茶も感じます」
木村:
「香りと味のバランスが丁度いいのです。ところで、桜はどんなイメージがありますか?」
小野寺:
「”幸せ”なイメージですかね。優しい色味もそうですし、散っていく桜も美しいですよね。桜の時期は、近所でもいいのですが桜を見る日を作るのです。桜を眺めながら歩くだけなのですがウキウキしてしまいます」
木村:
「年度の始まりに気分が上がりますよね」
小野寺:
「あがります!あと川に浮かぶ桜の花びらって、どうしてあんなに綺麗なんでしょうか…」
木村:
「花筏(はないかだ)綺麗ですよね。どこに見に行くのですか?」
小野寺:
「私は埼玉県出身なのですが、川越の新河岸川の辺りが綺麗ですよ。あとはベタですが目黒川は外せないスポットでしょうか。東京茶寮の帰りに夜桜を見に行ったこともあります」
木村:
「日本だとどこにでも桜の木があるので、きっと誰しも桜のエピソードを持っていますよね。僕も沖縄にいたことがありますが、沖縄はカンヒザクラという濃いピンク色の桜が咲くのです。それも北から南に南下するように咲いていく不思議な桜なのですよ」
小野寺:
「ぜひ見てみたい…! 桜も寒さがないと開花しない、と言いますものね。私もまだ残る寒さの中でこのお茶を飲みつつ、そんな桜の時期を待ちたいと思います」
小野寺:
「桜トークに花を咲かせてしまいましたが、二煎目も淹れていきましょう。二煎目は80℃のお湯を120㎖注いで10秒待ちます」
木村:
「いただきます。二煎目は苦渋みが少し出てきますね」
小野寺:
「そうですね、お茶感は二煎目の方が感じますね。さくらの香りも一煎目の方が強かったです。二煎目でお菓子と合わせてみてもいいですね。私はあんこが欲しくなります…。茶葉からもほのかに桜を感じますよ!」
木村:
「僕は頂いたお煎餅があったので少し合わせてみます。しょっぱい系でも合いますね」
小野寺:
「このお茶は、どんなものと合わせても明るい気分にさせてくれますね。そして一手間加えたさくらの煎茶シロップでアレンジも楽しめます。自分なりの方法で、この時期だけの『さくらの煎茶』、楽しんでいただきたいです…!」
『さくらの煎茶』の味わいノート
・茶葉の中には、さくらの葉が入っています。ほんのりと桜餅のような優しい香り。(木村)
・淹れているときや、注いでいる瞬間にも広がるさくらの香りも堪らない。(小野寺)
・さくらの葉に包まれているかのような、それでいてお茶も感じます。(小野寺)
・二煎目は少し苦渋みが出てきます。(木村)
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