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ここの葉っぱを活かすには高林式じゃないと絶対に駄目だ 「010 ふくみどり」間野善雄さんインタビュー
2020年07月19日
by 煎茶堂東京編集部
都内から車で1時間15分ほどにあるお茶の名産地「狭山」。狭山茶の名前を聞いたことがある人は多いけれども、実際にどんなお茶なのか、形容できる人は少ないのかもしれません。
茶産地としては非常に寒い地域とされる狭山は、その葉肉の厚さによって蒸しが入りづらいため、それを克服する蒸し時間の長さで特徴づけられます。狭山の茶商、備前屋の清水敬一郎さんにも同行していただき、「010 ふくみどり」生産者の間野さんとの縁、そして逸話を伺ってきました。
話し手:間野善雄さん・清水敬一郎さん 聞き手:谷本幹人
―――狭山茶の特徴を教えてください。
間野さん:狭山茶は埼玉県が主に産地なんですけども、入間市が生産量も一番ということで主要な産地になっています。特徴としては、「味の狭山茶」とも言われ、味が濃い、香り高いお茶ですね。
―――お客さんの反応を見ていて、狭山茶は特に関東での知名度高いです。間野さんがお茶を始められたのは、お家が茶農家だったんですか?
間野さん:私の三代ぐらい前からはお茶屋だと、親父から聞いております。実際にいつからお茶屋になったのか定かではないんですけども。家業を継いだのは、私は長男なので自然な流れといいますか、小さい頃から見ていて、いつかやるんだなということで茶業に入りました。それから25年ぐらい経ちますかね。
―――ふくみどりの製造工程、特に萎凋(いちょう)について教えてください。
間野さん:生葉を摘んできて、「生葉置き場」にお茶葉を広げて萎凋させる作業に入ります。うちは萎凋香をメインでやっています。葉っぱを1時間か2時間に1回攪拌して、6時間か7時間かけて萎凋させてから蒸しの工程に入ります。
代々、うちの親父から萎凋させる作り方をやってきました。昔ながらの煎茶っていうんですかね。やはり萎凋香の香りあるお茶が好きです。
清水さん:義雄君の茶園は、非常に萎凋に向いている品質があるんだなと思うんですね。工場の、床がメッシュになってる地下送風機から風が送れるんですよ。その上に山にして茶葉を並べておくと冷却しながら萎凋が進められるんです。これがあるおかげでとてもいい香りがするんです。
熱がこもっちゃうと「蒸れ香」が発生してしまうので、攪拌するんですけど、ここに置いておけば自然攪拌よりもうまく萎凋が進むんですよ。これが良い香りの秘訣なんです。

間野さん:だけどこれだと、機械化した生葉コンテナじゃないから、一人だと工場が回せないんですよね。今の工場って自動で葉っぱが流れていくんですけど、うちは如何せん手作業でバサバサやりながら入れていくんで…一人が入れる人で、私が機械を見ています。
清水さん:それとこの機械。粗揉機なんかも「高林式」って言って。
間野さん:今もう高林式は入間市でも2、3件ぐらいですかね。葉っぱが入ると底がガコンガコン動くっていうか、少し逃げてくっていう。

清水さん:実は狭山茶のある意味欠点なんですけど、狭山茶って非常に蒸しづらいお茶なんですね。葉肉が厚いと言われます。例えば、静岡の本山だとだいたい蒸し時間が20秒以下っていう話なんですよ。狭山だと60秒かそれ以上蒸さないと蒸せないんです。それぐらい蒸しが入りづらい葉なんですね。
かえってそれが味の評価に繋がってるものなのかなとも思うんですが。一方で、蒸し時間が長いせいで葉が柔らかくなって葉切れしやすいんですよ。深蒸しでなくても蒸し時間が長くなるので、非常に細かい茶葉になってしまうんですよ。
この機械は、底の部分が圧力に応じてたわんで逃げてくれるおかげで、力をかけて揉みすぎないので葉切れしないんですよ!ですから私は茶殻を見ただけですぐ義雄君のものって分かるんです。そのぐらい葉がしっかりしています。
間野さん:この工場自体は昭和47年に建って中身のこういう機械は昭和61年あたりに入りました。この辺なんか、子供の頃から変わんないな。
清水さん:彼の先代がこの機械を入れ替えようとしていた時に、お茶の仲買いの方がここの葉っぱを活かすには高林式じゃないと絶対に駄目だと。だからもし別の機械をを入れるんだったらもう俺はあなたと取引しないよと言うんで、無理矢理高林式にさせたんですよ。
まだ私もその当時、茶業界に入ったばかりで話を聞いた記憶があるんですけど、私の父や仲買いの人がなんの話をしてるのか全く分からなかったですね。ところが自分が中心にやるようになってから義雄君の持って来る荒茶が明らかに違っていた。それが高林式の良さなんだなとつくづく思うんです。
―――そうだったんですね。清水さんと間野さんの家系は狭山茶を通じた代々の繋がりがあったんですね。
清水さん:ええ。この地域には歴史的に必ず仲買いさんという中間の目利きをする商人さんがいらっしゃいまして、その商人さんとうちの先代が知り合ったのがおそらく昭和40年代ぐらいかなと推察するんですけれども、その仲買いさんの中でも彼のところは一番いい物を作るという先代からの申し送りです。

実はここの根通(ねどおり)地区という埼玉県のいいお茶が出来るメッカのようなところなんですけども、その中でも一番いいと言われてる場所に畑をお持ちです。40年ぐらいのお付き合いはしてるんですけど、ここのお茶だけある意味別格扱いなんですよ。南側に向かって土地が下がっていて、北側に川がありますのでかまぼこ型の台地になっている。
しかもこの義雄君の畑があるところは更に西側も東側も下がってますので、ちょうどお饅頭のてっぺんみたいなところ。非常に水はけがいいという利点があります。


間野さん:この土なんですけど、基本的にここの地下には関東ローム層があって、それは赤土なんですよ。何メートルか掘ると赤土。でも、この一帯はその上の黒土の層が非常に厚い場所です。畑が1枚、道を一本挟んで隣に行っただけでも土質は変わっちゃうんですよ。
本当に不思議なもんですね。だからまたお茶って面白いんですよ。
清水さん:葉の質と萎凋の組み合わせ、そしてこの高林式の粗揉機が活きているっていうことなんですね。古い機械なんですけどこれは義雄君だけでなくてうちにとっても非常に大切な機械なんです。
間野さん:よく清水さんもおっしゃるんですけど、やっぱり揉みすぎないから葉切れが無い。雑味が無くすっきりして飲みごこちが良いっていうことになりますね。できたお茶を飲んでみて香りと味がぴたっと合わさったときが、至福を感じるとき。まず蒸してる時に匂いが萎凋してるのとしてないのでは匂いが変わってくるので。
―――工場の匂いで分かるんですか?
間野さん:はい、匂いで分かります。テンション上がりますね。萎凋が上手くいったな、と。逆に上手くいってないとその蒸し器から出てくる匂いが何かちょっと違って…焦ります。笑
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萩原さんの急須をサイズ違いで持っていたので大きいものが欲しくなり購入しました。持ち手と注ぎ口な安定していて、どんなお茶でも対応してくれる万能な急須です。購入できてうれしいです。
以前購入したものを割ってしまい買いなおしと追加で購入しました。
薄い器ですが名前のとおり一煎目の温度であれば手に伝わる熱さも問題なく、その薄さゆえにお茶の風味を自然に感じることができます。
長く使っていると白かった器が徐々に色づいてきますがそれもまた器の味として楽しんでいます。
香駿は、東京茶寮がオープンした時から一番好きなお茶でした。久しぶりに飲んでみましたが、やはり香りの良さとフルーティーな感じが素晴らしいです。茶葉が柔らかいので、三煎目は少し印象が薄いかもしれませんが、シングルオリジンらしいお茶ですね!
父親に贈る用で通常の商品を、自分用に二級品を購入しました。よく見てみると底に傷がありましたが、よく見なければわからないくらいで使用には全く支障ないので、とてもレベルの高い二級品だと思いました。磁器製の急須を処分してこちらに変えたので、食器棚もスッキリしておしゃれになり気分も上がりました。大事に使いたいと思います。
むさしかおりを頂いて。
一煎目、まあるい旨味とコクを感じる美味しさ、大好きな口当たりでした。
二煎目 心地よい苦味、
そして新緑の様な爽やかさ
一煎目とは大きく違う味わいを感じ
お茶好きとしてお茶を頂く楽しみを味わえます。シングルオリジンならではの茶葉本来の味を実感します。
紅茶党だった私が、「美味しい緑茶が飲みたい!」と思い、始めてみました。毎月色々なお茶(たまに和紅茶や烏龍茶も入っていてなお嬉しい)が手元に届き、今まで難しいと勝手に思い込んでいた緑茶が一回分ずつ3種類も入っているので、気軽に美味しいお茶が楽しめて私の中でのお茶の世界が広がりました。どんな緑茶に出会えるのか、これからも楽しみです。ありがとうございます。
注文から購入、発送、到着まで心配りが行き届いています。茶もおいしくいただきました。
亀田文さんの面取り鉢と同時購入しました。形の可愛らしさと柔らかな感じが気に入り、実際手元に届き、やはり形の綺麗さ、可愛らしさに満足ですが、思ったより底面積が小さいので、薬味やタレ、プチ菓子(練り切り1つ)を入れるサイズ感で、ワンプレートに乗せる豆皿のようにも使おうと思っています。
亀田文さんの器は前々から購入を考えていて、今回決心して家族分購入しました。
本当に使い勝手がよく、なかなかこの深さでこの形は見かけず、和・洋・中・デザートまで、何にでも合わせられます。買って良かったと思える優秀な器です。
とてもしっかり梱包していただきあ、また適宜メールでのご連絡もあり、信頼できるお店でだと思います。
また、機会があれば宜しくお願い致します。
黒豆も生姜も香りや香ばしさが際立っていて美味しくいただいています。豆乳ティーにしても香ばしさが残って楽しんでいます。今後も購入すると思います。
待ちに待ったティーポットを購入する事が出来ました。
早速お茶を淹れてみました。
とても美味しく淹れる事ができました。
素敵なティーポットで大変気に入りました。
お茶好きの友人へのプレゼントで購入しました。
見た目の美しさはもちろん大きさもちょうどよくとても喜んでもらえました。
1日のなかで素敵なティータイムを過ごしてもらえそうです。
久しぶりに大好物のドライいちじくをいただきました。いちじく本来のほんのり甘い品のいいお味が凝縮されていて、噛めば噛むほど口のなかに甘みが広がります。程よい柔らかさと粒々食感も最高です。今回は「はるもえぎ」と共にいただきました。
昨年、賞味期限前の値引きの時に購入しました。美味しかったので再購入。少しお高いですが非常に美味しく、緑茶と合わせると最高です。ケーキより糖分が少なく、タンパク質が取れるのも良いと思います。
私は毎朝、起床時に緑茶を飲むのが習慣になっています。当初は緑茶が飲めればそれでよかったのですが、見た目や雰囲気も含めてお茶の時間を楽しみたいと考えるようになり、素敵だなと思える茶器を探していました。そんな中、この急須を見つけました。
約180mlのお湯が入る容量があり、1人でコップ1杯分飲むのにちょうどいい大きさです。2杯目、3杯目を2人で分け合ってもいいし、同じデザイナーさんの小さな湯呑みなら60mlを3人分に分けて振る舞えます。
大きすぎず、小さすぎず、程よくミニマムな大きさが私の用途にぴったりでした。また、見た目はシンプルで美しく、手触りも良いです。お気に入りの急須です。
華やかさと爽やかさを兼ね備えた甘みのあるお茶。これだけで満足感があり、気分転換したい時などにチョイスしています。
お茶請けを用意するなら洋菓子にも合わせやすく、紅茶やコーヒーはちょっと重い…という時にも。
特に柑橘系など、香りの良いお菓子と合わせるとお互いが引き立つのでおすすめです
お店で頂いた香駿の冷茶が素晴らしく美味しく、茶葉によってこれほどまでに違うのかと、私の中での新たな扉が開いたお茶でした。
あの香りが忘れられないのですが、茶葉の量か、水なのか、自分で淹れるとなかなかあの美味しさにたどり着けずにいます。
通年販売のお茶ということもあり、ほぼ1年を通して楽しんでいます。
お茶だけでも美味しいですが、甘味とも塩味どんなお茶請けとも相性が良いです。
餡子系などの和菓子の美味しさを引き立て、バター系などの洋菓子にも負けない存在感。
にこまる玄米とも相性が良いのでおすすめです。
人を選ばないバランスの良さがあり、それでいて誰に出しても「美味しい!どこのお茶?」ときかれる確かさから、誰かに緑茶をおすすめしたり、贈る際にはこの茶葉からというひと品です。
コロンぽてっと、触り心地が良くて、丁度良いサイズの塩壺でした。少し黄味かかったベージュのお色にホッコリ癒されます。可愛さ満点のお品ですが、シンプルなデザインの為、どんなキッチンにも馴染んでくれるのではないでしょうか。私は出しっぱなしにして、ずーっと使い続けていきたいです。
こういったサブスクリプションの良い点は、お茶の選択に自分の意思が介在しないところだと思います。自分で茶葉を選ぶと同じような傾向になってしまいがちですが、普段自分では選ばないであろうお茶に自動的に出会えるのは、幅広く経験したい人には最適です。量と価格もちょうど良いです。
黒檀のお箸を使っていて、合う箸置きを探していましたところ見つけました。とても相性が良いです。大きさ、安定感、高さ かわいい要素。とても良いです!大切にします。
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