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自分が茶で飯を食うためには根が張らないことには駄目 「020 さえみどり」ヘンタ製茶 邉田孝一さんインタビュー
2020年07月19日
by 煎茶堂東京編集部
≫ 映像コンテンツでお茶を選ぶ(一覧)
鹿児島県の霧島には、日本一の大茶樹があるのをご存知でしょうか?
そんな霧島で茶を作り続け、海外の人に向けて広く茶の紹介をしていくチャレンジもしている「ヘンタ製茶」の邉田さん。力強く骨太な茶を作る邉田さんのバックグラウンドとその想いに迫ります。
話し手:ヘンタ製茶 邉田孝一さん 聞き手:谷本幹人
―――ここはどういう土地なんでしょうか。
ここは霧島の山のすそ野にある、歴史の深い町でもあります。この町からは色んな山々が見えるんですが、1番高いのは1,700mある韓国岳(からくにだけ)で、少し横に5〜6年前に大爆発した新燃岳(しんもえだけ)、一番端っこには神様が降りてきたと言われる高千穂の峰っていうのがあります。
今日は晴れてて連山がきれいに見えましたね。めったにない、すごいタイミングだと思います。
―――ヘンタ製茶はどのように始まった会社ですか。
昭和44年頃におやじが帰って来たタイミングに始まりました。その頃、日置市のほうからこっちに赴任されたお茶の指導員の人が「この霧島は、日置以上に標高差があっていいお茶ができるところだ」と。それからお茶がどんどん普及したんです。
高度成長期で、お茶どんどん植えてたし、ちょうど鹿児島の有名な産地の知覧(ちらん)なんかがある南薩エリアが紅茶から煎茶に作るものを変えた頃じゃないですか。あそこはもともと紅茶の栽培地だったんですよ。紅茶から煎茶にするって、もうモノが違うからすごい努力してるんですよ。
―――知覧は元々紅茶の産地だったんですか!?
今、知覧茶が全国に広がってるのは当時の努力の賜物です。ちょうど煎茶作り始めた頃、なかなか品評会に出しても駄目だと。それで知覧の後岳(うしろだけ)っていう地域の人たちが、静岡の川根っていう有名な産地に行くんですよ。
忙しい時期に工場を止めて、夜行列車で行って。1年目は畑見るだけ、茶触らせてくれないしなんも教えてくれない。2年目も行ったら、一応摘む時期とか肥料とかは教えてもらったと。それで、3年目行ったら、ようやく全て揉み方とか教えてもらった。
そのあと知覧の後岳が毎年、大臣賞を取って知覧茶の歴史をつくったちゅうね。
―――当時の品評会でそこまで認められるのは、相当すごいですね。
そう、当時は品質の良い茶葉がまだ周りにないから、品評会で受賞した茶葉ちゅうのは、おお!すごい!となる。でも、今の品評会はそうじゃないんですよね。品評会のためにそこだけ手摘みして製茶して出すんです、市販品で手摘みなんて価格が高すぎで売れないのに。
あと、今じゃいろんな種類のお茶ができていて、鹿児島の頴娃(えい)に行けばゆたかの深蒸しが作られてる。でも品評会はやぶきたを作ってくれって言うんですよ。だから受賞した茶葉は、どこにも売ってない。昔と今では品評会の考えかたが違うんですね。

―――このあたりはシラス台地の土ですか。
うん。サラサラしてるから、シラス。そのままだと水はけが良すぎてうまく育たない。霧島山にはいっぱい冬場切った草とかがあるので、そこで切った萱(かや)を10cmくらい敷くんです。そうするとまず雑草も生えないし、水分が保たれるので夏もいい。最後は腐って有機質肥料になると。
今は、みんなビニールを敷いて草が生えないように楽をするんですよ。でも生育が悪くなって根が下に行かないんですよね。萱は大変だから、うちとあと1軒しかやってるところはないですね。山で萱を切って1週間干して軽くなった5,000〜6,000束を畑に持って配って、敷いてでしょ。腰が痛くなる仕事ですよ。
でも、そのとき大変ですけど10年後に土が良くなって報われるんですよね。自分が茶で飯を食うためには根が張らないことには駄目だけど、固いところに根を張るのは大変じゃないですか。養分がいっぱいあれば根もどんどん張っていくと。そしたら今度そこに餌まいてあげればいい。

―――この大きな樹は何でしょうか?
これ、日本一の大茶樹なんですよ。こいつが2代目で130年ぐらいです。昭和12年には国の天然記念物に指定されました。ここから、霧島のお茶の物語が始まってるんです。昔は青年団がこの大樹にやぐらを組んで茶を摘んで、そのお茶を霧島神宮に奉納してたんです。
それを守ろうっていうことで我々が5〜6年前に、やぐらを組んで茶を摘んだのをうちで釜炒りをして再現したんですよ。霧島神宮にも担いで行ったの。これに海外の人はもう感動するんですよね。こんな木がいっぱいある霧島は、やはりこの地は、茶に適した場所だとそう思わせてくれますね。

急須のマトリョーシカ状態。一番奥の急須でも十分大きいのですが、「もっとあるよ」といって...。
―――今の日本のお茶って、どういう風に見えていますか?
日本はあまりにもお茶の種類がありすぎて。色々行って見ていると、急須がない人や飲み方を知らない人が多い。だから、それをどうしたら増やせるかをひたすら考えてます。お茶を買ったら裏にQRコードがあって、お茶の飲み方がパッと分かるとか。それこそ「透明急須」なんかを普及させれば陶器にこだわる必要もないし。茶葉が開いていくのが見えるのがいいじゃないですか。水出しなんかも高級なのを作って、ワイングラスで飲むとか。洋風でお洒落な飲みかたをしていけば若い人たちにウケると思うんですよ。
でも面白いのが、海外の人たちは逆なんです。こだわった鉄瓶とかがウケる。鉄瓶って雑味がとれるとか、そういうのもうまく説明して、日本のお茶の歴史を知ってもらうっちゅうのはやるべきですよね。
―――これから先はどういうお茶を作っていこうみたいな話はありますか。
今、お茶の売り先は日本だけじゃないと思ってます。やはり海外の人たちにも目を向けてもらえるようなお茶を違った目線で作っていくというのを考えていますね。
お茶というのは昔は手摘みでした。今は手摘みをやるとコストが馬鹿にならないけど、そういう昔の伝統をもう1回やろうというのは考えてます。鹿児島は平坦地で機械摘みが多くなってるけど、またゼロに戻って手摘みの、あの機械とは確かに違う風味をまたやっていきたいと思いますね。
―――手摘みやって、気づいた香りの良さっていうのは。
1年たっても風味が変わらないです。機械で摘むとどうしても葉っぱに傷がつくので、酸化しやすい。けど手で茶葉摘むときに、葉っぱに傷がつかないしいい芽だけ摘んでカゴのなかに入れることもできるので、その差ですね。なおかつ今のお茶にない香りがあります。それをもう1回、日本だけじゃなく世界の人にそれを広めたいと。今年すごいの作りますので。
―――それは楽しみですね、期待してます!
いいものを作る上で、ただ素のお茶を作るよりも変わったものを作らんとですね。ただ趣味ですよ(笑)。手摘みで作るお茶も浅蒸しと深蒸しとの2種類を混ぜて作ったりとか。そしたら味も出るし、香りも両方でる。
これは昔、京都の人から言われたんですよ。「鹿児島に来るとこだわった高いお茶ないよね」って。京都に行くと、100g3,000円とかあるじゃないですか。そっからヒント得て、やっぱり太いストーリーあると、それだけでいろんなお客さんが来るから。売れる売れないは別で、そういうこだわったいい高いもの持ってないといけないと。
海外行けば、有機煎茶でこういうのはウケるじゃないですか。仮に農林水産大臣賞って言っても向こうじゃ売れないからね。
お茶の話を「TOKYO TEA JOURNAL」 でもっと知る
このインタビューは、「観て飲む」お茶の定期便 "TOKYO TEA JOURNAL"に掲載されたものです。毎月お茶にまつわるお話と、2種類の茶葉をセットでお届け中。
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萩原さんの急須をサイズ違いで持っていたので大きいものが欲しくなり購入しました。持ち手と注ぎ口な安定していて、どんなお茶でも対応してくれる万能な急須です。購入できてうれしいです。
以前購入したものを割ってしまい買いなおしと追加で購入しました。
薄い器ですが名前のとおり一煎目の温度であれば手に伝わる熱さも問題なく、その薄さゆえにお茶の風味を自然に感じることができます。
長く使っていると白かった器が徐々に色づいてきますがそれもまた器の味として楽しんでいます。
香駿は、東京茶寮がオープンした時から一番好きなお茶でした。久しぶりに飲んでみましたが、やはり香りの良さとフルーティーな感じが素晴らしいです。茶葉が柔らかいので、三煎目は少し印象が薄いかもしれませんが、シングルオリジンらしいお茶ですね!
父親に贈る用で通常の商品を、自分用に二級品を購入しました。よく見てみると底に傷がありましたが、よく見なければわからないくらいで使用には全く支障ないので、とてもレベルの高い二級品だと思いました。磁器製の急須を処分してこちらに変えたので、食器棚もスッキリしておしゃれになり気分も上がりました。大事に使いたいと思います。
むさしかおりを頂いて。
一煎目、まあるい旨味とコクを感じる美味しさ、大好きな口当たりでした。
二煎目 心地よい苦味、
そして新緑の様な爽やかさ
一煎目とは大きく違う味わいを感じ
お茶好きとしてお茶を頂く楽しみを味わえます。シングルオリジンならではの茶葉本来の味を実感します。
紅茶党だった私が、「美味しい緑茶が飲みたい!」と思い、始めてみました。毎月色々なお茶(たまに和紅茶や烏龍茶も入っていてなお嬉しい)が手元に届き、今まで難しいと勝手に思い込んでいた緑茶が一回分ずつ3種類も入っているので、気軽に美味しいお茶が楽しめて私の中でのお茶の世界が広がりました。どんな緑茶に出会えるのか、これからも楽しみです。ありがとうございます。
注文から購入、発送、到着まで心配りが行き届いています。茶もおいしくいただきました。
亀田文さんの面取り鉢と同時購入しました。形の可愛らしさと柔らかな感じが気に入り、実際手元に届き、やはり形の綺麗さ、可愛らしさに満足ですが、思ったより底面積が小さいので、薬味やタレ、プチ菓子(練り切り1つ)を入れるサイズ感で、ワンプレートに乗せる豆皿のようにも使おうと思っています。
亀田文さんの器は前々から購入を考えていて、今回決心して家族分購入しました。
本当に使い勝手がよく、なかなかこの深さでこの形は見かけず、和・洋・中・デザートまで、何にでも合わせられます。買って良かったと思える優秀な器です。
とてもしっかり梱包していただきあ、また適宜メールでのご連絡もあり、信頼できるお店でだと思います。
また、機会があれば宜しくお願い致します。
黒豆も生姜も香りや香ばしさが際立っていて美味しくいただいています。豆乳ティーにしても香ばしさが残って楽しんでいます。今後も購入すると思います。
待ちに待ったティーポットを購入する事が出来ました。
早速お茶を淹れてみました。
とても美味しく淹れる事ができました。
素敵なティーポットで大変気に入りました。
お茶好きの友人へのプレゼントで購入しました。
見た目の美しさはもちろん大きさもちょうどよくとても喜んでもらえました。
1日のなかで素敵なティータイムを過ごしてもらえそうです。
久しぶりに大好物のドライいちじくをいただきました。いちじく本来のほんのり甘い品のいいお味が凝縮されていて、噛めば噛むほど口のなかに甘みが広がります。程よい柔らかさと粒々食感も最高です。今回は「はるもえぎ」と共にいただきました。
昨年、賞味期限前の値引きの時に購入しました。美味しかったので再購入。少しお高いですが非常に美味しく、緑茶と合わせると最高です。ケーキより糖分が少なく、タンパク質が取れるのも良いと思います。
私は毎朝、起床時に緑茶を飲むのが習慣になっています。当初は緑茶が飲めればそれでよかったのですが、見た目や雰囲気も含めてお茶の時間を楽しみたいと考えるようになり、素敵だなと思える茶器を探していました。そんな中、この急須を見つけました。
約180mlのお湯が入る容量があり、1人でコップ1杯分飲むのにちょうどいい大きさです。2杯目、3杯目を2人で分け合ってもいいし、同じデザイナーさんの小さな湯呑みなら60mlを3人分に分けて振る舞えます。
大きすぎず、小さすぎず、程よくミニマムな大きさが私の用途にぴったりでした。また、見た目はシンプルで美しく、手触りも良いです。お気に入りの急須です。
華やかさと爽やかさを兼ね備えた甘みのあるお茶。これだけで満足感があり、気分転換したい時などにチョイスしています。
お茶請けを用意するなら洋菓子にも合わせやすく、紅茶やコーヒーはちょっと重い…という時にも。
特に柑橘系など、香りの良いお菓子と合わせるとお互いが引き立つのでおすすめです
お店で頂いた香駿の冷茶が素晴らしく美味しく、茶葉によってこれほどまでに違うのかと、私の中での新たな扉が開いたお茶でした。
あの香りが忘れられないのですが、茶葉の量か、水なのか、自分で淹れるとなかなかあの美味しさにたどり着けずにいます。
通年販売のお茶ということもあり、ほぼ1年を通して楽しんでいます。
お茶だけでも美味しいですが、甘味とも塩味どんなお茶請けとも相性が良いです。
餡子系などの和菓子の美味しさを引き立て、バター系などの洋菓子にも負けない存在感。
にこまる玄米とも相性が良いのでおすすめです。
人を選ばないバランスの良さがあり、それでいて誰に出しても「美味しい!どこのお茶?」ときかれる確かさから、誰かに緑茶をおすすめしたり、贈る際にはこの茶葉からというひと品です。
コロンぽてっと、触り心地が良くて、丁度良いサイズの塩壺でした。少し黄味かかったベージュのお色にホッコリ癒されます。可愛さ満点のお品ですが、シンプルなデザインの為、どんなキッチンにも馴染んでくれるのではないでしょうか。私は出しっぱなしにして、ずーっと使い続けていきたいです。
こういったサブスクリプションの良い点は、お茶の選択に自分の意思が介在しないところだと思います。自分で茶葉を選ぶと同じような傾向になってしまいがちですが、普段自分では選ばないであろうお茶に自動的に出会えるのは、幅広く経験したい人には最適です。量と価格もちょうど良いです。
黒檀のお箸を使っていて、合う箸置きを探していましたところ見つけました。とても相性が良いです。大きさ、安定感、高さ かわいい要素。とても良いです!大切にします。
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