- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 四十沢木材工芸
- 阿部春弥
- 天野千香
- 荒賀文成
- 安齋新・厚子
- 飯高幸作
- 石田誠
- 伊藤萠子
- 稲村真耶
- 入江佑子
- 色原昌希
- Eliu
- 遠藤岳
- 淡海陶芸研究所
- 大江憲一
- 大澤知美
- おじろ角物店
- 小野陽介
- 角田清兵衛商店
- 樫原ヒロ
- 加藤かずみ
- 紙上征江
- 亀田大介
- 亀田文
- 北井里佳
- 紀平佳丈
- 黒川登紀子
- 光泉窯
- 児玉修治
- 後藤睦
- 後藤義国
- 小西光裕
- 小林裕之・希
- 小宮崇
- 齋藤有希子
- 作山窯
- 酒匂ふみ
- SHISEI
- 清水なお子
- シャンブリートリオ
- 秀野真希
- 松徳硝子
- 白鷺木工
- 須原健夫
- 瀬戸國勝
- 千田稚子
- 相馬佳織
- 高木剛
- 高橋禎彦
- 竹下努
- 多田佳豫
- 只木芳明
- TATA pottery studio(田中大輝)
- タナカシゲオ
- 田中大輝
- ちいさな手仕事
- 蝶野秀紀
- 塚本友太
- 土井善男
- とりもと硝子店
- 中里花子
- 中原真希
- 中村譲司
- 中村豊実
- 萩原千春
- 畠山雄介
- はなクラフト
- 濱岡健太郎
- 林沙也加
- 広末裕子
- フじイまさよ
- 藤村佳澄
- 船串篤司
- 古谷宣幸
- 文山窯
- 堀宏治
- 三浦ナオコ
- 水野悠祐
- 光藤佐
- 南裕基
- 三野直子
- 三輪周太郎
- mrak
- 村上雄一
- 村田匠也
- 森岡希世子
- 山田哲也
- YŌKI
- 横山拓也
- 李荘窯
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 渡辺キエ
箱の蓋を開けりゃあ、香りで川根のお茶だって分かる 「009 おくひかり」農事組合法人あすなろ 小林基さん・小林孟司さん・大井川農業協同組合 向井洋一郎さんインタビュー
2021年01月22日
by 煎茶堂東京編集部
≫ 映像コンテンツでお茶を選ぶ(一覧)
茶の産地として代表的な静岡の川根は、大井川鐵道で有名な大井川流域にあります。
この地域のお茶の歴史は非常に古く、記録されているのは江戸時代に「年貢」としてお茶を納めていたそう。そのため少なくとも室町時代には産地として成立していたと考えられ、鎌倉時代に聖一国師が宋から茶の種を持ち帰った際に川根に広まったなどの諸説が考えられています。
今回訪れたのは「天空の茶園」と呼ばれる、途中に清流と絶景を望む標高350m以上の茶畑。非常に高いクオリティで茶葉を作り続けるこの地のキーパーソン3名にお話を伺いました。

話し手:農事組合法人あすなろ 元組合長 小林基(もとい)さん・元役員 小林孟司さん・大井川農業協同組合 中川根営農経済事業所 事業所長 向井洋一郎さん 聞き手:谷本幹人
―――とにかく工場がでかいですね!
小林基さん:平成8年度かな、この工場を設立しました。その当時から経費節減っていうかさ。いろんな面から考えてまとまってやる方がいいんじゃないかって考え方でね。呼びかけてね。それが平成5〜6年頃だね。
当初はそんな大勢集まると思ってなかったもんで。敷地からなにから準備する時さ、大勢になりすぎちゃってさ。急遽地主さんとも話をして出来る限り広くここ確保してさ。そしてギリギリいっぱいできる範囲でやりました。

向井さん:この工場は小林さんが組合長の時に農林大臣賞とってるんですよ。平成18年の一番茶を、全国のお茶の品評会に出品して農林大臣賞受賞で。

小林基さん:うちの工場はさ、二回もらったからね、大臣賞。一回は経営コンクールってのがあってさ、平成13年かな。静岡県の。それで最優秀賞になってさ。
―――川根のお茶の特徴はどういうものですか。
小林基さん:やっぱりあれだね。この辺は香りだよね!香りがやっぱりいいっていうことになってて、川根のお茶は香りだって香気だって昔っから言われててさ。お茶屋さんなんかでも箱の蓋開けりゃあ名前を見んでも川根産のお茶だっての分かるって言われてたぐらいのとこでさ。
―――香りがいいというのは土地の影響でしょうか。
小林基さん:土地がらとか寒暖差の関係とか、夜間と昼間のね、色んな気象状況とかもあったと思うけどさ。まあ同じようにやってきゃ確かに良くなると思うよ、ここの地域のお茶は。僕らいろんなところのお茶飲んでみるけどさ、やっぱり同じ金額ならどこにも負けないっていう感じするで!僕ら飲んでも。
―――昔と今でお茶の環境って変わったりしたものですか?
小林基さん:やっぱりね、一番問題は、人口減少とか今言われてるけどさ、後継者の問題だよね。跡継ぐ人がいなくなっちゃったもんでだんだんジリ貧状態、この工場もそうだけどさ。後継者いないとやっぱりねいくら理想を掲げてやってもさ。
向井さん:私が農協に入ってもう30年近く経つんですけども、お茶がこの川根地域の基幹作物なもんですから。地形的に言うと非常に厳しい状況だと思います。機械化が出来ないもんですから、南部の方へ行くと平坦地で、常用摘採機がバリバリ走っているところだと思うんですけど、ここらへんはとても。傾斜地なんかは常用摘採機が入らないものですからね、非常に生産条件は厳しい状況にあると思います。
―――それは作業する方の負担が大きいですね。
向井さん:そうですね。負担が大きいと思います。皆さん、先ほど小林さんが言ったように、後継者がいらっしゃらない。若い人だと馬力があるもんですから作業できるんですけど、みなさん歳をとるものですからね、なかなかこういった傾斜地では作業が厳しいと言ってお茶を諦める方もいる。まあ80代くらいの方もいらっしゃいますし。
小林基さん:僕78歳。ワッハッハッハッ!
向井さん:ここの川根本町が、過疎化率もそうですし、高齢者比率が県下でも多分トップクラスなんですよ。なので65歳以上の方がほとんどなもんですから、お茶をやられている方も若い方はほとんどいらっしゃらないですね。

―――「おくひかり」とあすなろさんのつながりというのは?
小林基さん:おくひかりは、この工場作った時さ、やぶきたとおくひかりを奨励をしてさ。要するに、まともな等級・金額で生葉買取りますよという意味で。おくひかりを増やそうと思ってやったからなんですわ。そのおかげでここがあるんだよ。
この天空のお茶産地もさ、大臣賞とった時、経済連でなんか褒美でやってくれるっていう話でさ。そしたら僕たちは、あすなろ以外でもこの川根の範囲内で、標高350m以上のところで栽培したのなら、全部この天空の茶産地に該当しますよっていうことにしてさ、そしておくひかりを作ってやろうってことになってさ。
でも経済連はあすなろだけでいいって。でも僕たちはそんな小さいこと言ったってダメだと思ってさ。「それでいいのか」なんて経済連の人が余計なことをもう(笑)!
向井さん:天空の赤黒。商品を作ったんですよね。
小林基さん:あれはさ、ウイスキーのジョニーウォーカーの黒と赤がある、あれを参考にして、黒ラベルと赤ラベルにして作ったんだよ。
向井さん:硬い普通煎茶(浅蒸し)の方と、ちょっと深蒸しにしたおくひかりを作って。
小林基さん:本当は天空の茶産地もさ、最初はおくひかりでもやぶきたでも、もっと国外にやればいい、ブランドとしてその方がいいなと思ったけどさ。もうそこまでやらんないな?俺やめたもんでよう言えたもんじゃないな。
小林孟司さん:私はおくひかりを推奨したあの頃に、個人で5反歩(約50アール)ぐらいおくひかりを植えてやってきたんですが、もう足も悪くなってできなくなったもんだから、みんなにやってもらってるんですよ。もともとが林業だから農業じゃなかったものですからね、それでもみんなと一緒にならにゃあと思ってね、山を切り開いて茶園を作ったりしたんですよ。

―――山を開くところからご自身でされたんですか?
小林孟司さん:そうですそうです。機械好きだから。自分でねユンボ乗ったりして。やったんですがね。でもやっぱり歳は毎年一つずつとってくもんだからできなくなっちゃって今は。
ここは小さい沢がいっぱいあるんですよ。ちょっと天気悪いともう霧がね、ばーっと上がってくる。あの霧がいいっていう話ですからね。土は、どこにも負けないと思うんだよな。土質っていうか。お茶に合っている土だろうなというふうに思っています。
私が開墾したところも、もう15~20年ぐらい前ですが、もうすぐからね、いい茶園になりましたよ。

―――川根の土は、どういうところがいいんでしょうか。
小林孟司さん:やっぱり傾斜地だから排水はいいしね。あんまり粘土質じゃない。まあお茶も何でも作物は皆そうでしょうが、排水がよくなきゃね、根が張らない。やっぱりこの土だけは誰も真似できんからね。どっか持ってって、というわけにいかんからやっぱりこの土地じゃなくちゃできないんじゃないかなと思いますね。

―――すごい柔らかいですよね。ふかふかしてる。
小林孟司さん:そうでしょう。これから何年やっていけるのかっていうのはようわからんけどね。でも川根からお茶取ったら何もなくなっちゃうもんね。なんとかしてもらわんといかんな。
お茶の話を「TOKYO TEA JOURNAL」 でもっと知る
このインタビューは、「観て飲む」お茶の定期便 "TOKYO TEA JOURNAL"に掲載されたものです。毎月お茶にまつわるお話と、2種類の茶葉をセットでお届け中。
関連記事
-

【試飲茶会】2022年1月販売のシングルオリジン煎茶2種を飲み比べしてみました!
2022年01月12日
-

【お菓子とお茶】春の楽しみがやってきた!甘味処「おかめ」のさくらのおはぎと「009 おくひかり」
2021年02月16日
-

【立ち読み】TTJ VOL.3『冷たいお茶/植物としてのお茶』
2021年02月12日
-

ハーブとお茶のモクテルレシピ。「009 おくひかり」で甘くほろ苦いバレンタイン
2021年02月12日
-

【お菓子とお茶】オザワ洋菓子店の「イチゴシャンデ」と「009 おくひかり」。春に想いを馳せるみずみずしいペアリング
2021年02月05日
-

【お菓子とお茶】バナナの和菓子?大角玉屋 「トラさんのバナナ」と「009 おくひかり」で午後3時の休憩時間
2021年02月02日
-

山の香りを楽しむ。「山のお茶」まとめ
2020年09月24日
040静7132、春が詰まったようなまろやかな味わいに感動しました。茶葉の緑が鮮やかで目でも楽しみました。
毎月3種類の茶葉が届き毎月違う種類なので様々な種類のお茶が楽しめます。どれも美味しいのですがより自分好みの味を見つけることが出来るのが良いなと思います。
シンプルでモダンな佇まいがとても素敵です。口に当てたときの感触がよく、飲みやすい器だと感じました。お茶以外にもハーブティーを入れると香りが立って、より美味しく感じます。
透明急須が最高の急須だと思っています。茶渋、茶葉の詰まりなど従来の急須にあったストレス要因が、簡単に落とせたり、詰まること自体がない構造だったり、とにかく素晴らしいです。いままで使っていたものを実家で使うことにしたので、あらたに自宅用に買い足しました。二級品となっていますが、まったく問題ない美品でした。ずっと使い続けたいです、緑茶を飲み続ける限り。
ヒラヒラしていてかわいいお皿だなーと思い、購入しました。目跡「あり」と「なし」があると商品説明に書かれてあり、どっちが来るだろうー?と楽しみにしていましたが、目跡あり!個人的に目跡が大好きなもので嬉しかったです。そして、このヒラヒラがなんとも美しく、想像以上にかわいかった。お気に入りです。
毎月、三種類のお茶と冊子が届く日を楽しみにしています。自宅に居ながら、毎回違う産地のお茶を味わえることが嬉しいです。生産者の方々のことやお茶にまつわる興味深いお話が冊子に盛り込まれていてより美味しくいただけています。
気になるお茶が複数あって選べないというタイプにとって、少量ずつおすすめしてくれるのはとてもありがたいです。読み物も充実しており、お茶時間をゆったり過ごせます。
いろいろな産地のお茶を試す事で、自分の好みのお茶が分かります。また、冊子も綺麗です。
冊子を眺めていると丁寧にお茶を頂こうという気持ちになります。
毎月届くのを楽しみにしています。
ちょっとした癒しの時間に、一杯分をさっと入れるのに抜群です。
熱くなく便利なので、息子・娘も自分達で気軽に使っています。
家を出る息子が持っていきたいというリクエストで、今回2回目の購入です。
手元に届きました。新年初のJOURNAL 勿論vol81号です。「枝折」第一話に始まるこの一年。新鮮な気持ちをJOURNALが運んでくれています。佐藤径氏の柔らかな文面に心地良い落ち着きとその情景を想いつつ。次回号の到着が楽しみとなります。受け取る茶葉を丁寧に淹れながら、ページをひとめくり、またひとめくり。そんな至福を今に。
店頭で見かけたもので、個体差があるということで店員さんがわざわざ在庫を全部出してくださり、その中から気に入ったものを選べました。
ありそうでなかなかない大きさで形も持ちやすく、毎日のように出番があります!
以前は正規品の透明急須を購入、5年ほど使い2個目の急須で水がまろやかになる焼き物系と迷いましたが、和食器洋食器どちらとも合うのはスタイリッシュな透明急須しかないと思い二級品を愛用しています。スペアの茶こしも買ったのでしばらくは安心です。
ログイン
カート










