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【お菓子とお茶】オザワ洋菓子店の「イチゴシャンデ」と「009 おくひかり」。春に想いを馳せるみずみずしいペアリング
2021年02月05日
by 神まどか
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、おすすめしたい“とっておき”のペアリング菓子をご紹介します。
今回、食いしんぼうデザイナーの神(ジン)が紹介するのは、いくつでも食べたい、オザワ洋菓子店の「イチゴシャンデ」です。
オザワ洋菓子店の「イチゴシャンデ」
文京区・本郷にお店を構える「オザワ洋菓子店」。創業50年以上の「オザワ洋菓子店」は、住宅街の中、十字路の角に佇む、小さいながらも歴史の深い町のケーキ屋さんです。
今回選んだ「イチゴシャンデ」は、雑誌やメディアなどで見かけたことのある方も多いかもしれません。ずっと憧れをもっていたお菓子だったのですが立地的になかなか足を運べず、今回念願のお迎えでした。
夢のような「イチゴシャンデ」
「イチゴシャンデ」は、シャンデリアのようなシルエットから名付けられたのだとか。サイズは小・大があります。
お会計をしていると、急に子どもたちのはしゃぎ声が聞こえてきて、外を見るとお散歩中の幼稚園の子どもたちが。
ショーウィンドウをのぞいてキャッキャとさえずる子どもたちを見ながら「あら、いってらっしゃい」と笑うマダムからお釣りを受け取った時の、その白くて細いシワの重なった美しい手によく似合う、華奢ながらも立派な指輪。
子供たちの笑い声や、マダムの柔らかい白髪、箱の中のイチゴシャンデも、全てが夢みたいに幸福で、胸の中にぶわっとこみ上げる喜びを感じました。
こういうのが全部、家の中には存在しないもの。外の世界で出会える“幸せ”ですよね。年明けはじめてのちょっぴり遠出のお出かけで、思わぬ幸せに出会えました。
春に想いを馳せながら。みずみずしい果肉とお茶のマリアージュ
受け取るときに「冷蔵庫でしっかり冷やしてから食べてね」と食べ頃を教えていただいたので、2時間ほど冷やしてからいただきます。
半分にカットするとあらわれるいちごと生クリームの断面に感じるときめきたるや。ロウソクのような不思議な形をしたお菓子、「イチゴシャンデ」にようやく会えた喜びを改めて噛み締めます。
ひとくちで食べるのがおすすめだそうなのですが、大はやや大きいのでカットして食べるのがいいかもしれません。小をひとくちでパクッと(それでもなかなかなボリュームなのですが)ほうり込むと、いちごの新鮮な果汁が溢れ出します。
口の中で生クリームとチョコレートと混じり合う幸せといったら…。いちごの余韻そこそこに「009 おくひかり」を。いちごの残り香に、「009 おくひかり」のみずみずしく爽やかな香りが後を引きます。
いちごの酸味に合わせて、すっきり風が吹くような味わいの水出しで合わせてみてもいいかも。
もう少し先の春に想いを馳せながら。久しぶりのお出かけに心弾ませながら。気分転換に、おいしいお茶とお菓子は必須ですね。
お友達と気兼ねなく会えるようになったら、真っ先にこの「イチゴシャンデ」でお茶会をするのが楽しみのひとつになりました。
オザワ洋菓子店「イチゴシャンデ」
商品名 | イチゴシャンデ |
価格 | 小 220円(税込)
大 240円(税込) |
販売期間 | 通年販売 |
販売場所 | オザワ洋菓子店
〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目22−9 |
営業時間 | 月〜金 10:00〜19:00
土 10:00〜18:00 日 定休日 |
URL | http://www.kinhana.org/ozawa.html |
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