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お菓子とお茶|あんこ好きな店主が手がける2つの美味しさ。つばきや「どら焼き」と「037 つゆひかり 大山」
2022年11月14日
by 煎茶堂東京編集部
おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、ついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。
今回は、神戸在住のデザイナー・谷口まき子さんに、お菓子とお茶で過ごした時間について伺いました。
神戸・中山手「和のおやつ つばきや」
神戸の繁華街から坂道を上がって行くと、可愛らしい和菓子屋さんがあります。ここ「つばきや」は、あんこ好きな店主が営む、あんこ好きにはたまらないお店。
店内には「おはぎ」「あんスコーン」「グラノラ」など、あんこを使ったお菓子が並んでいます。ひとつひとつ手づくりされるお菓子は、どれも愛らしくて目移りしてしまいます。
お目当てのお菓子をたんまりと抱えて、ほくほくとした気持ちで家路につきます。
2つの美味しさを頬張る「どら焼き」
今回ご紹介するのは「どら焼き」。実は、私はあんこを自作するほどの「あんこ好き」なのです。もちろんどら焼きは大好物! 大きなお皿いっぱいにどら焼きを乗せるのが、小さい頃からの夢でした。
手づくりならではの少し不揃いな形が本当に愛らしく、綺麗な焼き目にはみ出るあんこ、部屋中に広がる甘い香りに「早くかぶりつきたい!」と心が叫びます(笑)。お店のロゴマークの焼き印も可愛いですよね。
どら焼きの中身は「小豆つぶあん」と「あんず白あん」の2種類。「小豆つぶあん」は、上品な優しい甘さで小豆の風味がしっかり活きています。「あんず白あん」は、白あんにあんずの蜜煮が混ぜてあり、爽やかな酸味がアクセントになっています。生地は驚く程ふかふかでありながら、しっとり&もちもちとした食感で食べ応えも◎。
香ばしい焼き目と、口に含んだ時のはちみつの香りにうっとり。生地とあんこの相性が抜群に良く、甘すぎないので何個でも食べられます。
どら焼きの材料は、北海道産の小豆、自然な甘さの洗双糖やオーガニックシュガーと非常にシンプル。そんな厳選された素材を丁寧に扱われているからこそ、こんなにも優しくてホッとする美味しさに仕上がるのだと思います。
一煎目と二煎目で変化する「037 つゆひかり 大山」
そんな素朴などら焼きに合わせるのは、一煎目と二煎目で印象ががらりと変わる「『037 つゆひかり 大山』」。一煎目はすっきりとした甘味とまろやかさを感じ、二煎目は抹茶のような力強い渋みを感じます。
どら焼きはちょうど2種類あるので、一煎目と二煎目でどちらを合わせるのが好みか試すのも楽しい。個人的には一煎目のまろやかさに「あんず白あん」を、二煎目の渋みには「小豆つぶあん」を合わせるのがいい感じ。
ふっくらとした円盤状の生地に、小豆あんが挟まれた和菓子「どら焼き」。その発祥については、「どら焼きの『どら』は楽器の『銅鑼(どら)』。色と形が似ているから」「銅鑼を熱して焼いたから」など諸説ありますが、今のような2枚の生地であんこを挟むようになったのは大正時代からといわれているそうです。
そして、「どら焼き」は一部の地域で「三笠」と呼ばれているのをご存じでしょうか。形が奈良県の三笠山に似ている事から、近畿方面では「三笠焼き」「三笠まんじゅう」「三笠山」などと呼ぶことが多いそうです。私は関西に住んでいますが、初めて耳にしました…!
どら焼き。寒くなると特に食べたくなりませんか? このふわふわの生地に挟まれたいという欲求すら沸いてきます(笑)。
皆様も是非、温かいお茶を飲みながら、ふわふわの甘味を堪能してください。
お菓子に合わせたお茶
和のおやつ つばきや「どら焼き」
価格 | 200円(税込) |
販売期間 | 通年 |
販売場所 | 〒650-0004 兵庫県神戸市中央区中山手通3丁目12−15 |
営業時間 | 12:00-17:00 |
定休日 | 日-火曜日 |
電話番号 | 078-384-2871 |
URL | tsubakiya-kobe.com |
谷口まき子さん
webデザインや革小物の製作などをしているフリーデザイナー。兵庫県在住。夫と保護猫のゆげと暮らしています。美味しい物が大好きでよく食べ歩きをしています。Instagram:@makiko108 |
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