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【お菓子とお茶】標高4,807mのイタリア名峰スイーツ。ラトリエモトゾーの「モンテビアンコ」と「002 香駿」で雪の世界へ
2021年03月15日
by 煎茶堂東京編集部
世界は、人生で一度は食べてみたい魅惑のスイーツで溢れています。世界のスイーツとシングルオリジンのお茶をペアリングすると、未知の発見をすることも。
今回は、スイーツ大好き煎茶堂東京ティーコンシェルジュの木村が、イタリア菓子専門店の絶品ドルチェをご紹介します。
ラトリエモトゾーの「モンテビアンコ」
池尻大橋駅から歩くこと2分、ラトリエモトゾーに到着。ラトリエモトゾーは、イタリアの伝統的なドルチェの魅力を伝えるお店です。13時のオープン前にも関わらず、開店を待ちわびる女性客の列ができていました。
今回のお目当ては「モンテビアンコ」というドルチェ。モンテビアンコとはイタリア語で「白い山」という意味です。イタリアとフランスの国境にあるヨーロッパ最高峰、標高4,807mの名峰のことを指しています。
この神秘的な白い山は、昔から「魅力」と「恐怖」という2つの対照的な感情を人々に抱かせてきたそう。イタリアのお隣にあるフランスでは「モンブラン」と呼ばれており、両国にこの白い山をモチーフにしたスイーツがあります。
そのスイーツとは、そう、日本でお馴染みのモンブランです。モンブランと言われると、生クリームの上に栗のクリームをトッピングしたお菓子のイメージが頭に浮かびますよね。
しかしイタリアのモンテビアンコは、栗のクリームの上に生クリームが乗っている逆バージョンなのです。
名峰に降り積もるパウダースノー
モンテビアンコは、パウダースノーが冬の山に降り積もったかのような静寂を感じさせる見た目。スプーンを生クリームに差し込むとキレの良い感触が指に伝わってきます。
口に含むと、サラッととろけるフワフワの生クリーム。程よい甘さで、クリーミーな口どけです。栗のクリームは、舌に絡みつく濃厚な食感が後を引きます。
口に入れてからしばらくすると、栗を燻したようなスモーキーな薫りが鼻腔をくすぐります。
生クリームのまろやかな食感に、栗のクリームのザラザラした食感が混ざり合う絶妙なハーモニー。そして、栗のクリームの下にはサクサク軽やかな食感の生地が隠れていました。
イタリアにあるモンテビアンコの麓は、栗の名産地なんだとか。雪山の裾野に広がる栗林の情景が目に浮かんできます。
名峰の麓にあるであろう素敵なホテルで白ワインを飲んでリラックスする……そんな情景が浮かんできて、ふと束の間、冬のイタリアへとマインドトラベルしてしまいました。
しっとり余韻が残る。栗と茶のアロマ
今回セレクトした「002 香駿」は、爽やかな香りが特徴の品種としてファンに愛されています。個人的には、飲んだ後に残る焦がしキャラメルのようなコクと苦味が堪らなく好きなのです。
実際にペアリングしてみると、モンテビアンコの栗の穀物感と、深みのある茶のコクがマッチ。
さらに、スモーキーな栗の香りと「002 香駿」のキャラメル香が混ざり合い、オーク樽の薫り漂うウイスキーを思わせるアロマに変化。
まだ寒さが残る早春の日に、照明を落とした静かな部屋でシットリと余韻に浸りたい。そんな、ゆったりとした夜のリラックスタイムを演出してくれる上質なペアリングとなりました。
ラトリエモトゾーの「モンテビアンコ」
商品名 | モンテビアンコ |
価格 | 604円(税込) |
販売期間 | 通年販売 |
販売場所 | ラトリエ モトゾー
〒153-0043 東京都目黒区東山3丁目1-4 ニューリバー東山 |
営業時間 | 水、木、土、日 13:00〜17:00
月、火、金 定休日 |
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