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旬を味わう季節の話。新茶摘みの季節には
2021年05月14日

by 煎茶堂東京編集部
千利休の要望により、渋みを抑えた茶葉が作られるようになったという京都の宇治・白川。16世紀から続く茶の名産地、白川で、代々の茶農家に育ったという山下佐枝子さんに、季節の風物詩である新茶摘みの風景のことを教えていただきました。
お昼にはおにぎりとたっぷりのほうじ茶を
茶摘みのシーズンは、年によりますが、5月のはじめから、6月の県祭(あがたまつり・宇治を代表する祭り。街灯をすべて消した暗闇の中で梵天渡御(ぼんてんとぎょ)と呼ばれる儀式が行われる)頃までです。
少ない時には30人ぐらい、多い時では50人ほどのお茶摘みさんに来ていただいて、だいたい朝6時から18時頃まで、摘採(手摘み)をします。
うちの茶園はとても不便なところにあるので、車やバイクでいらっしゃる方たち以外は車で迎えに行きます。食事をするところも近くにありませんから、朝ごはんのおにぎりやお昼のお弁当、おやつを用意して。そしてほうじ茶も朝、昼とたっぷり沸かして皆さんが召し上がれるようにしておきます。
碾茶(抹茶)は煎茶とは違い、茶園の上に葦の木で編んだよしずを広げ、その上に藁を葺いて日光を遮る「覆下栽培」で育てます。旨味成分であるテアニンが、渋み成分であるカテキンに変化することを防ぐため、香り高く、まろやかなお茶になるんです。
そしてお茶摘みさんの摘み方も、とても大事な要素。手先の器用さによるのかなあと思うのですが、不思議と摘み方のうまい人は最初からとても上手。やわらかい新芽だけをきれいに摘み取ってくれるんです。
よく来てくれる方の中には“よし、次は〇kg摘むぞ”って目標を立てたりするみたいです。そういう楽しみを見つけてくれるのもうれしいですね。
私たちにとって、茶園の風景はもう当たり前のものになってしまっていますが、やはり茶摘みのシーズンに来てくれる方は、お茶の香りが漂うこの情景をとても喜んでくださいます。よしずの間からちょうどいい光が射しこんで、“ここで食べるおにぎりは本当においしい”と感動してくれることも。
昨年はちょうどコロナの感染拡大が始まった頃に新茶のシーズンを迎えたので、あまりたくさんの人に来ていただくわけにはいかなかったし、来てくれた人も少し不安だったと思います。
でも、気持ちのいい5月の風が吹き抜ける中、お茶の香りに包まれながら集中して茶摘みをするのが、とてもいいリフレッシュになったとお話してくれました。
今年もお茶の質はいいのですが、まだまだ茶摘みの時期には、状況は落ち着いていないでしょうね。検温やマスクの着用、車の除菌など徹底的に対策をしながら、皆さんをお迎えするつもりです。
そして落ち着いたらたくさんの方に来ていただいて、この宇治白川の茶園の風景とともに、香り高いお茶を味わってほしいなと思っています。
このコラムは「TOKYO TEA JOURNAL」VOL.25に収録されています。
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茶漉しを洗うのが苦手で、お茶を入れることにためらいがありましたが、この急須は茶漉しが浅く洗いやすい。本体も蓋も凹凸が少なくて洗いやすく楽に清潔に保つことができ、お茶を入れるハードルがぐんと下がりました。
二級品を購入しましたが、正直私にはどうしてこれが二級なのかがわからないレベル。大事に使っていきたいです。
このコップをメールで見て一目惚れして即購入しました!何より乳白色の色味が好み過ぎて…サイズも60mlって知った時はちょっと小さいかな?とも思ったんですが煎茶堂東京さんの透明急須で丁度2人分になって、1煎目を2人分作ることが出来るのでとても重宝しています。色味がランダムなので欲しい色味が来るかどうかは運要素強いですが買う価値ありです。
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毎月3種類のお茶が楽しめます。
6月は和紅茶、新茶、ほうじ茶の3種類でした。
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来月も楽しみです。
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香りも爽やかで甘味もあってとっても美味しかったです。
オーバル型の木皿が欲しくて探しておりましたら、タイミングよくこちらのお店で素敵なお皿に出会いました。美しいし、軽くて洗いやすいし、
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毎月、3種類の日本茶が届きます。産地や製法によって、味が違うのがおもしろかったり、和紅茶や烏龍茶などもあったりと、日本茶が身近になりました。
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普段から何の気なしに頂くお茶ではありますが、普段使いの域を出ないのもお茶だと思います。
お接待で頂くお茶の美味しさに感動するも、なかなか好みのお茶探し迄はたどりつけず…。
でも、このtokyo tea journal 毎月楽しく3種類お試しでき、気に入れば購入も出来るので、美味しいというレビューだけど…どうかなぁ?や、買ってみたけど口に合わない〜の心配もないのが素敵です。
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毎月季節に合わせたお茶が3種類届くので楽しみにしています。煎茶、ほうじ茶、和紅茶など、おいしさの発見があります。日常使いではついつい一杯分を少な目で飲みがちですが、適量(思っているよりかなり多め)の確認もできます。路面店にもぜひ伺いたいと思っています。海外の方々にも日本茶のおいしさをアピールしてほしいです。