- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 稲村真耶
- 児玉修治
- 小野陽介
- 高木剛
- 森岡希世子
- 石田誠
- ちいさな手仕事
- 光藤佐
- 須原健夫
- 淡海陶芸研究所
- 千田稚子
- 中村譲司
- 多田佳豫
- 北井里佳
- 齋藤有希子
- 酒匂ふみ
- 白鷺木工
- 秀野真希
- 林沙也加
- 作山窯
- 中里花子
- 村田匠也
- 荒賀文成
- 水野悠祐
- 南裕基
- 只木芳明
- 色原昌希
- 小宮崇
- 飯高幸作
- 色原昌希
- 三輪周太郎
- 横山拓也
- 亀田文
- 亀田大介
- 中村豊実
- 高橋禎彦
- SHISEI
- 松徳ガラス
- 村上雄一
- 黒川登紀子
- YŌKI
- 加藤かずみ
- 瀬戸國勝
- 阿部春弥
- シャンブリートリオ
- 入江佑子
- 三野直子
- 古谷宣幸
- 渡辺キエ
- 後藤睦
- 三浦ナオコ
- 濱岡健太郎
- 山田哲也
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 李荘窯
- おじろ角物店
- 船串篤司
- はなクラフト
- 光泉窯
- 萩原千春
- 藤村佳澄
- 中原真希
- 堀宏治
- 広末裕子
- 文山窯
- 伊藤萠子
- 竹下努
- 角田清兵衛商店
- Eliu
- 紙上征江
- 天野千香
- 相馬佳織
- 四十沢木材工芸
- 水野悠祐
お茶はビタミン豊富。日本茶に含まれるビタミンの種類と作用とは?
2020年06月03日
by 煎茶堂東京編集部
数多くの成分が含まれるお茶は、ビタミンも豊富。お茶を飲むことで、さまざまな種類のビタミンを摂取できます。 今回は、お茶に含まれるビタミンの種類や、期待できる作用についてご紹介。また、ビタミンを上手く抽出できる日本茶の淹れかたもお伝えします。
お茶に含まれるビタミンの種類
五大栄養素の一つであるビタミンは体内で作れないため、食べ物や飲み物から摂取しなければなりません。ビタミンには、水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と溶けにくい「脂溶性ビタミン」があり、その数は合わせて13種類。
このうち、お茶に含まれる主な成分は次の5種類です。
<水溶性ビタミン>
ビタミンC
ビタミンB2
葉酸
<脂溶性ビタミン>
βカロテン(プロビタミンA)
ビタミンE
それでは、5種類それぞれの作用について詳しく見ていきましょう。
肌の健康に不可欠なビタミンC
日本茶に最も多く含まれるビタミンが、ビタミンCです。ビタミンCは、細胞と細胞をつなぐコラーゲンを作るのに欠かせない成分。人間の皮膚は水以外の約7割がコラーゲンでできており、肌の健康を保つためにはビタミンCが不可欠です。
ただし、ビタミンCは熱に弱いという特徴があります。野菜にも多く含まれますが、熱を加えると分解されてしまうため、十分に摂取するのは難しいのです。
ところが、日本茶のビタミンCはカテキンによって守られているため、比較的壊れにくく安定しています。また、ビタミンCは水溶性。抽出液にしっかりと溶け出すので、日本茶を飲むことで効率的に摂取できると言われています。
ビタミンCは、茶葉が日光を浴びることで作られる成分。被覆栽培で生産される玉露や抹茶よりも、煎茶に多く含まれます。
皮膚や粘膜を再生するビタミンB2
同じく水溶性のビタミンB2は、皮膚・粘膜・髪・爪などにある細胞を再生する成分。健康な皮膚や髪をキープするためには欠かせません。ビタミンB2を摂取することで、口内炎やニキビの改善にも効果があると言われています。
加えて、成長促進にも重要なビタミンなので、通称「発育のビタミン」とも呼ばれます。
妊婦にも必須のビタミン・葉酸
葉酸もお茶に含まれるビタミンの一つです。水溶性のビタミンB群に含まれる成分で、大きく分けて二つの役割があると言われています。
一つが、血液中の赤血球の生産を助けるという役割。赤血球に含まれるヘモグロビンは、全身に酸素を届けて、不要になった二酸化炭素を回収する非常に重要な物質です。赤血球を生み出す葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれます。
もう一つが、細胞の生産や再生を促すという役割。特に、細胞分裂が盛んなお腹の中の赤ちゃんは葉酸を大量に必要とするため、妊娠初期の女性は積極的に摂取すべきとされています。
夜の視力を司るβカロテン
βカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAへと変換される「プロビタミンA」と呼ばれる物質の一つ。βカロテンそのものは、抗酸化作用や免疫の強化に効果が期待できます。
ビタミンAに変換されると、皮膚や粘膜を健康に保つ作用の他、夜間の視力をサポートする作用もあると言われています。
抗酸化作用で老化を防止するビタミンE
ビタミンEは、非常に強い抗酸化作用を持っている成分。細胞の酸化も防ぐ作用があると言われ、老化の防止にも効果が期待できるのです。
なお、ビタミンCと合わせて摂取することで、抗酸化作用の効果をさらに高めることができるとも言われています。
ビタミンを上手く抽出する淹れかたとは?
ビタミンを効果的に摂取するためには、日本茶の淹れかたに注意したいところ。お茶に含まれるビタミンのうち、ビタミンCと葉酸は熱に弱いのが特徴です。低温で淹れればしっかりと抽出できます。
ビタミンを上手く抽出する淹れかたとしては、水出しや氷出しのレシピがおすすめ。
ちなみに、脂溶性のβカロテンとビタミンEは水に溶けにくいため、お茶にはほとんど抽出されません。脂溶性ビタミンを摂取したい時は、抽出液を飲むだけでなく、茶葉を食べる必要があります。煎茶堂東京の「まろやかな国産粉末緑茶」なら、水で溶くだけで茶葉の成分を余すことなく摂取できます。
日本茶でビタミンを効率的に摂取
お茶には、ビタミンCをはじめとした様々なビタミンが含まれています。どのビタミンも、私たちが健康的に生活を送るためには必要不可欠な成分です。
今回ご紹介した、ビタミンを上手く抽出できる低温での淹れかたは、高温で淹れた時と味わいの違いを楽しめるのも魅力の一つです。テアニンという成分のもたらす旨味が際立ち、低温抽出ならではの強い旨味とまろやかな味わいを感じられます。日本茶を淹れる際には、こうした味わいの違いにも注目してみてはいかがでしょうか。
関連記事
-
芋栗かぼちゃと合わせたい。華やかな香りと濃厚な苦渋み『063 さやまかおり』【2024年10月試飲茶会】
2024年10月10日
-
味覚を研ぎ澄ましていただきたい一杯。京都府産の玉露『061 てんみょう』【2024年10月試飲茶会】
2024年10月10日
-
奈良県の土地が産んだ幻の品種。まるで玉露『043 やまとみどり』【2024年9月試飲茶会】
2024年09月02日
-
食欲の秋に大活躍!?濃厚で複雑で濃緑な鹿児島県産『036 みなみかおり』【2024年9月試飲茶会】
2024年09月02日
-
インドの血統×萎凋香=甘く華やかなジャスミンのような香り。『017 藤枝かおり』【2024年9月試飲茶会】
2024年09月02日
-
食欲が増幅するお茶!? 濃厚な旨みと濃緑美しい茶葉に魅せられます。『058 はるみどり』【2024年8月試飲茶会】
2024年08月01日
-
カラッとした香ばしさ。熱々でもキンキンに冷やしても楽しめる一杯。『047 釜炒りはるもえぎ』【2024年8月試飲茶会】
2024年08月01日
-
クマリン香る、桜のような香りのお茶。苦みしっかりの深蒸し茶『040 静7132』【2024年7月試飲茶会】
2024年07月03日