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福田里香「麩まんじゅうは、涼しげな銀彩の器で」私が器を使うなら vol.027
2023年05月30日
by 煎茶堂東京編集部
使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。
煎茶堂東京オンラインで販売している器やカトラリーを、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。
麩まんじゅうは、涼しげな銀彩の器で
亀田大介(かめた・だいすけ)さんの「銀磁器 5寸リム皿」は、直径約15cmです。銘々皿にちょうどよいサイズ感。
サムネイル画像は、京都「麩嘉(ふか)」の銘菓「麩まんじゅう」と季節菓子「レモン麩まんじゅう」を盛り付けてみたところです。並べただけなのにバランスもよく、ぴったりですね。
直径からリムと縁周りの立ち上がりを引くと、実際にモノを盛り付けるスペースは直径10cmほどの円形部分になります。たまにはリムからはみ出るくらいに、てんこ盛りにして「盛り付け皿」として使うのもおすすめです。
箱に美しく折り重なって届いた5個の麩まんじゅうをそのまま皿に移して盛りました。
用の美を感じる笹の葉で包まれた「麩まんじゅう」の姿をまず堪能してください。
噛み締めれば、柔らかな生麩の中から丹波大納言小豆のこし餡がとろり。器からひとつ取るたびに、美しい銀彩の地肌が少し現れる……器を愛でる行為も食べる楽しみのひとつです。
真俯瞰から見たところ。
経年変化が楽しめる銀彩を施した「銀磁器 5寸リム皿」は、直径約15cm、高さ1.3cm。
以前の取り扱い品とはデザインが変わり、リムにラインが入りました。繊細な印象が際立つ意匠です。
逆さにして斜俯瞰から見たところ。
銀彩は高台のないフラットな底面にも施されています。敢えて逆さに置いて台座のようにも使えそう。
「レモン麩まんじゅう」も、てんこ盛りにしてみました。
「麩まんじゅうと季節の麩まんじゅうのセット」にはそれぞれ5個ずつ入っています。
今月の季節の麩まんじゅうは、大好きなレモン味。広島三角島で育てられた無農薬栽培のレモンの果汁とピールを練り込んだ生麩の中身は漉し白餡です。香料など一切不使用の天然レモンの味わいは絶妙。口に含むと柑橘系の爽やかな香りがふわりと解けます。
甘さ控えめで軽やかな麩まんじゅうには台湾烏龍茶『翠玉』を。この烏龍茶は、水出しや急冷でもとてもおいしい。
冷たい烏龍茶でいただいて、最後の〆めに熱湯でお湯抽出するのもおすすめです。
今回使用した器
今回使用したお茶
麩嘉「麩まんじゅうと季節の麩まんじゅうのセット」
価格 | 2,450円(税込) |
販売期間 | 通年 ※季節によって内容が変動します。 |
販売場所 | 麩嘉 本店 〒602-8031 京都市上京区西洞院通椹木町上る東裏辻町413 他、オンラインストアでも購入いただけます |
営業時間 | 9:00-17:00 月曜日定休 |
URL | fuka-shop.com |
福田里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda
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