
MOEの、器と食べよう|亀田大介さんの「刻線台小鉢」とかぶら蒸し
2023年02月22日

by 煎茶堂東京編集部
器は、料理やお菓子を盛り付けた時に最大限の魅力を発揮する。SNSでのフード投稿が人気のMOEさんの器とフードエッセイは簡単なレシピつきなので、休みの日にも試してみたい。
今回は、煎茶堂東京オンラインで販売している、亀田大介さんの『刻線台小鉢』を、使ってみてもらいました。
さて、器をじっくりじっくり観察して、何を盛りつけよう?
亀田大介
「刻線台小鉢」
器を見た後に、亀田さんの器と知って驚いた。こちらの連載でも以前紹介した「銀磁5寸リム皿」と全く違う雰囲気だ。小鉢と言っても、やや大きめの作りでがっしりとしている。高台が高めに取られており存在感がある。
一見普段使いの小鉢だが、いわゆる「ハレの日」にも使えそうな華やかさも持ち合わせている。角張ったところは無いのに、エッジのような、人間で言うところの「骨格の良さ」を感じるのはなんだろうか。
なんだかちょっと背筋が伸びるような、少しだけ特別感のある料理を入れたい。
冬に美味しい食材で、ほっとするような小鉢。家庭料理としては少し上級のイメージがある、「かぶら蒸し」を作ってみよう。鯛の切り身や穴子で作れば豪華な一品になるけれど、お魚が原材料の笹かまでもきっと美味しいはず、と思い作ってみました。
お魚の出汁に、皮ごとすりおろしたかぶ独特の香りと味わい、鼻腔をくすぐるだしの香り。ちょっとお行儀が悪いけれど、是非とも炊き立てのごはんにのせて召し上がってみてください。日本人で良かった~としみじみ思います。
かぶら蒸し
かんたんな作り方
<材料>
・かぶ 1~2個(正味180ℊ)・・・皮ごとすりおろし、キッチンペーパーを敷いたザルに上げておく
・卵白 1/2個
・塩 少々
・笹かま 2枚 (鯛などの白身魚の切り身、鶏や海老でももちろん美味しい)
・銀杏 6個 (ゆり根やきのこ類でも◎)
餡
・だし 200ml
・うす口醤油・みりん 各小さじ1
・片栗粉 大さじ1弱(同量のだし、または水で溶く)
<作り方>
1/卵白と塩少々をボウルに入れ、泡だて器かハンドミキサーでツノがピンと立つまで泡立てる。
2/1のボウルに、1時間ほど水気を切ったかぶ、削ぎ切りにした笹かまと銀杏を加え、さっくりと混ぜる。
3/小鉢に2をこんもりと盛り、蒸気の上がった蒸篭で10分ほど強火で蒸す。
4/<蒸している間に餡を作る>小鍋に片栗粉以外の材料を入れて火にかけ、沸騰したら片栗粉を加えて再び煮立たせる。味を見て、適宜塩少々(分量外)を加える。
5/3に4をたっぷりとかけ、わさびを添え、完成。
今回使用した器
MOEさん
美味しいもの、いろいろ作る事、スヌーピー好き。お家で作る料理のほか、お土産やお菓子などの投稿も人気。Instagram:@isemoe
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