
MOEの、器と食べよう|横山拓也さんの「五寸皿」と雪衣
2023年01月25日

by 煎茶堂東京編集部
器は、料理やお菓子を盛り付けた時に最大限の魅力を発揮する。SNSでのフード投稿が人気のMOEさんの器とフードエッセイは簡単なレシピつきなので、休みの日にも試してみたい。
今回は、煎茶堂東京オンラインで販売している、横山拓也さんの『五寸皿』を、使ってみてもらいました。
さて、器をじっくりじっくり観察して、何を盛りつけよう?
横山拓也
「五寸皿」
白い化粧土に細かな貫入が入り、ひびから覗く地色の表情がなんとも良い。白樺の樹皮から覗く木肌のような、あるいは霜の降りた大地から覗く土のような自然界の美しさを感じる。
横山さんの過去のインタビュー記事で、「大地が朽ちていくような、そのようなテクスチャーの器を作りたいと思い、白い器を作り始めた」とあった。
まさに、器の上に見事に表現されている。閑寂や枯れ、朽ちていくものに自ずと奥深さや趣を感じるのは日本人だからだろうか。
盛り付けたい料理は皿を見た瞬間に決まった。ほっくりと揚げたさつまいもに、結晶化させた砂糖を纏わせた「雪衣」。
四季折々の自然の美しさをお菓子で表現する日本の美意識と、素朴な甘みに心から和みます。雪が降りそうな寒い日に、出来る事ならこたつに入りながら食べたいおやつ。
さつまいもの皮を剥くと、上品な味と見た目になるのでお好みでどうぞ。
雪衣
かんたんな作り方
<材料>
・さつまいも 1本(正味200g)
・砂糖 30g
・水 大さじ2
・揚げ油 適量
<作り方>
1/さつまいもは一口大の乱切りにし、水にさらす。
2/十分に水気を拭いたさつまいもを揚げ鍋に入れ、さつまいもの半分の高さまで油を加えて火を付ける。
3/火が通るまで揚げ、油を切る。
4/テフロン加工のフライパンに砂糖と水を入れ、煮立たせる。
5/とろりとしてきたら、揚げたさつまいもを加えてフライパンを揺すりながら絡める。
6/火を止めて、雪をつけたように白くなるまでよく揺すり、完成。
今回使用した器
MOEさん
美味しいもの、いろいろ作る事、スヌーピー好き。お家で作る料理のほか、お土産やお菓子などの投稿も人気。Instagram:@isemoe
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