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MOEの、器と食べよう|亀田文さんの「オーバル面取鉢」とウェルシュケーキ
2022年11月16日
by 煎茶堂東京編集部
器は、料理やお菓子を盛り付けた時に最大限の魅力を発揮する。SNSでのフード投稿が人気のMOEさんの器とフードエッセイは簡単なレシピつきなので、休みの日にも試してみたい。
今回は、煎茶堂東京オンラインで販売している、亀田文さんの『オーバル面取鉢(白釉)』を、使ってみてもらいました。
さて、器をじっくりじっくり観察して、何を盛りつけよう?
亀田文
「オーバル面取鉢」
優しく、まろやかな白。内側を面取りしたような直線的なデザインながらも、柔らかな印象を受ける。フランスのアンティークのような雰囲気すら漂う今回の器は、亀田文さんの作品です。
前回ご紹介した、亀田文さんのパートナーである亀田大介さんの作風と全く違うようで、「穏やか」である事は共通点かなと思う。凝ったデザインながらも、決して主張し過ぎずに料理を引き立ててくれるのだ。
アンティークのディティールを現代のプロダクトに落とし込むのは容易ではないと思う。ただ単に模すだけだと、「偽物」と見抜かれる。形状、釉薬の色、質感、重み、何万通りものデザインの組み合わせの中から、「本物」を導き出すのだ。
さて、なにを盛ろう。アンティークの雰囲気に合う、なにかオーテンティックなものを盛りつけたい。深さのあるオーバルなので、肌寒い季節に嬉しい煮込み料理やシチューなども良いし、しっとりした光沢は焼き菓子やフルーツともぴったりだ。
イギリス、ウェールズを代表する郷土菓子である「ウェルシュケーキ」は小麦粉・卵・砂糖・バターと牛乳だけのシンプルなお菓子。(下の写真はカレンツ入り)オーブンを温める事もなく、思い立ったらすぐにフライパンで焼ける「ウェルシュケーキ」、是非チャレンジしてみて下さい。
ウェルシュケーキ
かんたんな作りかた
<材料>
・薄力粉 110 g
・ベーキングパウダー 3g
・塩 ひとつまみ
※有塩バターの場合は入れない
・バター 50g
※フライパンに塗るように、1㎝角を一つ取っておく(テフロン加工のフライパンの場合は不要)
・きび砂糖 35g
・カレンツレーズン 20g
・卵 25g
・牛乳 0~小さじ1程度
※お好みでシナモンやナツメグを入れても◎
<作り方>
1/ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、塩を入れ、泡立て器でぐるぐると混ぜる。バターを細かく刻みながら加え、ボウルごと冷凍庫に入れて10分ほど冷やす。
2/カードで切り混ぜてから、指先を使って粉にバターをすり込む。パン粉状になったら、砂糖とレーズンを加えてざっと混ぜ、溶いた卵を加えて粉気が無くなるまで混ぜる。
※水分が足りないようであれば牛乳を少し足す。
3/台に打ち粉をし、5~6mm程度の厚さに生地を伸ばし、5cmの型で抜く。
4/鉄フライパンを熱し、薄くバターを塗ってウェルシュケーキを並べ、片面2~3分ずつキャラメル色になるまで焼く。(熱すぎると火が通る前に焦げ、温度が低すぎるとパサパサした食感になる)
5/フライパンから取り出し、熱いうちにきび砂糖(分量外)をまぶす。(微粒子グラニュー糖でも◎)
※レーズンを入れないで少し厚めに焼き、冷めたら半分に割ってジャムを挟んで食べるのも美味しい。
※翌日以降はオーブントースターで温め直して食べる。バターを塗って食べるのも美味しい。
今回使用した器
MOEさん
美味しいもの、いろいろ作る事、スヌーピー好き。お家で作る料理のほか、お土産やお菓子などの投稿も人気。Instagram:@isemoe
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