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MOEの、器と食べよう|中里花子さんの「ポッコリボウル」とおろし雑煮

2022年11月02日

by 煎茶堂東京編集部

器は、料理やお菓子を盛り付けた時に最大限の魅力を発揮する。SNSでのフード投稿が人気のMOEさんの器とフードエッセイは簡単なレシピつきなので、休みの日にも試してみたい。

今回は、煎茶堂東京オンラインで販売している、中里花子さんの『ポッコリボウル(飴釉)』を、使ってみてもらいました。

さて、器をじっくりじっくり観察して、何を盛りつけよう?

中里花子
「ポッコリボウル」

「ポッコリボウル」という名前の通り、底をぐぐっと押し出したような形をしている。重厚感のある見た目とは裏腹にとても軽く、手に馴染む。

使ってみると、少なめの料理も盛り付けがピタッと決まる。器の胴と腰を隔てるくびれがあり、幅広のリムの終わりが空間を二分しているため、「リムまでを器」として盛り付ける事が出来るのだ。

あるときは一品料理を小さく盛り、あるときはメイン料理をどさっと盛る。天丼やかつ丼などの丼モノにもぴったりだし、ご飯の量を少なくしても見栄えがするのが嬉しい。

この艶やかでこっくりとした茶褐色は、「飴釉」と呼ばれる鉄が配合された釉薬によるものだそう。飴釉特有の透明感とモダンな形状が、独特の軽やかさを出している。上品にまとめるなら、炊き合わせや季節の白和え。飾り切りにした食材をたくさん添える正月の雑煮や、年越し蕎麦にもぴったりだ。

レシピは寒い季節に嬉しい「おろし雑煮」。お正月のもち料理に飽きたころや、ちょっと小腹が空いたなという時にぜひどうぞ。小料理屋をやる事になったら、お品書きに入れたいなと思うほど気に入っています。

おろし雑煮
かんたんな作りかた

<材料>

・餅 1個
・油 適量
・大根 5㎝くらい
・しょうゆ 適量
・昆布 5㎝くらい
・水 300ml



<作り方>

1/鍋に水と昆布を入れてしばらく置き、火にかける。沸騰直前に昆布を取り出し、醤油を数滴たらして薄味に味を調える。

2/大根おろしを作る。

3/餅を網やトースターで焼き、焼き目をつける。小さめの鍋かフライパンに少量の油を入れ、焼いた餅をサッと揚げ焼きする。

4/温めた器に餅を入れ、昆布だしをかける。大根おろしをのせてしょうゆをたらし、完成。熱々のうちに食べる。

今回使用した器

MOEさん

美味しいもの、いろいろ作る事、スヌーピー好き。お家で作る料理のほか、お土産やお菓子などの投稿も人気。Instagram:@isemoe

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