
福田里香「小皿におやつがのってるだけで口福。」− 私が器を使うなら vol.02
2022年03月16日

by 煎茶堂東京編集部
使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。
今回は、煎茶堂東京オンラインで販売している、銀細工作家・三輪周太郎さんの『真鍮製丸皿7cm』を、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。
小皿におやつがのってるだけで口福。
繊細な手仕事と個性的で大胆なフォルムが、ひとりの人間の作品に内在しています。
たぶん初めは、見たことがない不思議な美しさのあるモノだな、なんでだろう?とふと感じたひとが手に取るのだと思います。
だけど実際使ってみると、たいへん使いやすい。
改めて、これは機能美がカタチになったモノだと気づかされます。
金、銀、銅、プラチナ、真鍮、アルミニウム等と、三輪周太郎(みわ・しゅうたろう)さんが手掛ける金属は多彩です。
迷ったら、おやつ用に真鍮製の小皿はいかがでしょう。
じつは金色は、黒や白と同様にむしろ存在を消す色で、盛り付ける食材を選びません。
「PANIFICIO VIVIANI(パニフィーチョ ヴィヴィアーニ)」のイタリアの伝統菓子にもぴったり。
花形の「カネストレッリ」はゆで卵の黄身で作るバニラ風味のクッキーで、丸い「ビスコッティ マンドルレ」はオレンジ風味のアーモンドクッキー。
煎茶堂東京の「棒ほうじ」の香ばしい味わいで、素朴な焼き菓子の風味がより一層際立ちます。
PANIFICIO VIVIANI「カネストレッリ」「ビスコッティ マンドルレ」
価格 | 「カネストレッリ」486円(税込) 「ビスコッティ マンドルレ」324円(税込) |
販売期間 | 通年 |
販売場所 | 〒168-0064 東京都杉並区永福4丁目5-18 |
電話番号 | 03-6379-1366 |
営業時間 | 9:00-18:00 |
URL |
公式Instagram 公式サイト |
福田里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda
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