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美味しいお茶(煎茶)の淹れかた。茶葉の量と温度を守るだけの簡単レシピ
2019年12月27日
by 煎茶堂東京編集部
自分で淹れたお茶の味、これで合ってるのかな?と思ったことはありませんか。ネットで調べたり聞いたりしても「茶さじ1杯」など、どこか曖昧な説明が多いように思います。
そこで、年間1万人以上にお茶の世界をご紹介している煎茶堂東京が、お茶を初めて淹れる方に向けて、シンプルで心地よいお茶の淹れ方をお伝えします。
どうやって淹れたらお茶が「美味しく」なる?
元も子もないのですが、お茶の味は「人それぞれ感じ方が異なります」。甘さがある、旨味を感じる、渋さを感じる、人によって好きなお茶の味が違うので、必ずしも正解があるわけではありません。
それでも押さえておくべき基本とは?
その中でも基本となる、失敗の少ない「美味しいお茶」の淹れ方をご紹介します。失敗する事例としては、「苦いこと」「味が薄いこと」がほとんどですので、これらをなくすことが大事です。
1.茶葉の量を守ることと
2.お湯の温度に少しだけこだわること
このふたつのコツだけで、失敗が少なく、お茶は様々な表情の美味しさを見せてくれます。お茶は同じ茶葉に三度、お湯を注いで味を抽出しますので、
・一煎目は甘さと旨味
・二煎目のすっきりとした渋み
・三煎目は玄米を入れて、香ばしさに癒される
こんな風に3回違った味わいを抽出するよう意識して淹れてみましょう。
美味しいお茶を淹れてみましょう
<用意するもの>
・急須 ( 透明急須 )
・湯沸かしケトル (温度調節機能付きが便利です)
・はかり (計量器、スケールとも言われます)
・茶葉
・にこまる玄米
※温度調節機能付きのケトルがない場合は、氷や水を使って「湯冷まし」にします。
まずは「茶葉とお湯」を準備しましょう
【1】急須に茶葉を入れて「4g」量ります
茶葉の量にぴったりのお湯の量で淹れることが美味しいお茶への第一歩。茶葉1gに対して必要なお湯の量は30mlです。透明急須には4gの茶葉が入るので、一煎につき120mlのお湯が必要です。
4gが量れました!
【2】 70℃のお湯を用意します
ケトルの温度調節機能で70度を沸かします。カルキを抜くと美味しいお茶が淹れられますので、一度沸かしておいて放おっておく(冷ます)と良いでしょう。
湯冷ましはどうする?
沸騰しているお湯をすぐに使いたいという場合に「湯冷まし」する工程が必要になります。湯呑などに移してお湯の温度を下げることもできますが、初心者の方にはおすすめいたしません。季節によって下がる温度も異なりますし、一回で5~8度ほどしか下がらないため、たくさんの湯呑やうつわが必要になるためです。
日常的に家で淹れるなら、最近主流になってきている「温度調節機能付きケトル」の使用がおすすめです。(この場合も一度沸騰させて冷ましておくのがコツです。)
もし、すぐにでも温度を下げたい場合は、1Lの沸騰したお湯に対して、キューブ氷を3個入れると10℃温度が下がりますので、9個入れるということを参考にしてください。
【3】急須にお湯を注ぎます
お湯はゆっくりと急須にそそぎます。透明急須では、容量一杯まで注げば120mlになります。茶こしの内側のフチの高さが目安です。
【4】蓋を閉めずに 1分20秒待つ
茶葉の開いていく様子、立ち上る香気を楽しみながら待ちましょう。茶葉は1分20秒で6割ほど開いた状態になります。この間に、二煎目のための80度のお湯を用意すると良いでしょう。
【5】カップにゆっくりとそそぐ
透明急須に蓋をして、ゆっくりと傾けるようにして、最後までそそぎきります。複数のカップに注ぐ場合は、味わいが一定になるようにそそぎ分けましょう。
まとめて二人分入れるには?
二人でお茶の時間にするから、一人分じゃ足りない、ということもありますよね。その場合は、一煎目と二煎目を混ぜて2杯分作るのがおすすめです。二煎目は蒸らし時間がほとんどないので、かかる時間は一人分淹れるのと変わりませんよ。
【6】 蓋をずらして熱を逃がす
二煎目、三煎目を淹れるまで、茶葉の熱を逃がすために蓋をずらしておくと、渋み・エグみがでにくく、美味しく淹れられるようになります。
飲んでみましょう!
まずは立ち上る香りを。一煎目は旨味や香りを感じやすいので、じっくりと味わってみてください。少し温度が低いのが特徴です。
次の二煎目は、ぐっと渋味もでてお茶らしい味わいになります。一煎目に追加して注いでも良いですね。
【7】二煎目は80℃のお湯で10秒蒸らす
すでに茶葉が開いている二煎目は、お湯をそそいで10秒で蒸らし完了です。渋み・苦味の成分であるカフェイン・カテキンが抽出されるので、すっきりとお茶らしい味わいが楽しめます。
甘いお茶菓子と合わせて美味しい二煎目
二煎目は渋味がでて温度があがり、キレが感じられます。このお茶とお菓子を合わせるのが良い組み合わせになります。
【8】三煎目は「玄米」をのせて玄米茶に。
にこまる玄米を「あとのせ」すれば、香ばしい玄米茶に。玄米の量はティースプーン2杯が目安です。80℃〜90℃のお湯で15秒蒸らしましょう。
玄米の香ばしい香りがやみつきになります。
自分流をみつけて、お茶の時間を楽しむ
以上がお茶の淹れ方の基本でした。大事なのはお茶を淹れること自体が楽しく、心地よいことです。この方法に慣れたら、自分流の淹れ方やスタイルをみつけて楽しんでください。
煎茶堂東京では、シンプルで心地よく自分なりの工夫ができるように、器具や茶葉をデザインしています。ぜひご利用いただき、ご意見・ご感想をいただけたらと思います。オンラインストア、銀座店にてお待ちしております。
以下に、その他のレシピをご紹介しています。
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