
〈 あの人の朝ごはん 〉010 勝負の朝の、なめこの味噌汁 − 書店オーナー・髙橋和也
2022年01月25日

by 煎茶堂東京編集部
朝ごはん。一日をスタートする日常的だけれどちょっと神秘的な時間。素敵に過ごせたらその日は絶対いい一日になるはず。
でも毎日立派な朝食の時間を取れないのが現実。ささっと1分で出来ちゃう簡単メシでも、時には贅沢に外に食べに行っても、昨日の夕ご飯の残りだって、立派な朝ごはん。
そういえば、素敵なあの人はどんな朝ごはんを食べているのだろう…?
今回は、学芸大学「SUNNY BOY BOOKS」オーナー・髙橋和也さんの幼少期の朝食について伺いました。
勝負の朝の、なめこの味噌汁
朝ごはんはだいたい同じものを食べる、思い返すとその習慣は小学生の頃から変わっていません。当時は陸上をやっていて朝は練習があり、ギリギリまで寝ていたいので卵かけご飯と味噌汁を数分で掻き込む、そんな毎日でした。
そして大会や運動会などの行事があるとき、母は決まってなめこの味噌汁を作ってくれました。「これを飲むと足が速くなるのよ!」と言われ、飲んだら飲んだで一等賞を取ることもあったので、疑うことなく最近までなめこで足が速くなると信じていました。
しかし、ネットで検索してもそんな記事は出てきません。科学的な根拠は何もなくて、験担ぎというか、子どもを応援する母のおまじないみたいなものだったのだと思います。
なんでなめこだったのかは今でもよくわかりませんが、気合を入れたい日の朝はなめこの味噌汁を作ってしまいます。
髙橋和也(たかはし・かずや)
2013年、学芸大学に「SUNNY BOY BOOKS」をオープン。本屋雑貨の販売とともに、アートの展示も行う。自主制作の本を発行するSUNNY BOY THINGSとしても活動。2021年2月から沖縄に拠点を移し、お店との新しい距離感を模索中。https://sunnyboybooks.net/
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