
〈 あの人の朝ごはん 〉04 父島の宿、7時30分のたっぷり朝食 − クリエイティブコンサルタント・市川渚
2021年06月22日

by 神まどか
朝の時間をどう使うかで、その一日の全てが決まると言っても過言ではない気がするのです。そういえば、素敵なあの人はどんな朝の時間を過ごしているのだろう?
今回は、クリエイティブコンサルタント・市川渚さんが過ごした父島での朝ごはんをご紹介。
父島の宿、7時30分のたっぷり朝食
今年の2月、仕事で小笠原諸島の父島に長期滞在をしました。24時間の船旅を経て到着した島は、まさに最果ての楽園。開放感を感じたのも束の間、島のあちこちで撮影をしてヘトヘトになり、宿に戻り倒れるように寝る毎日。
でも7:30からはじまる朝食が、私に力をくれました。和食・洋食が日替わりとなっている朝食は、すべて宿のおかみさんの手作り。
眠い目をこすりながら席につくと、おかみさんとスタッフさんの元気な「おはようございます!」の声とともに、品数もたっぷりの朝食が運ばれてくるのです。
木製のブラインドから漏れる朝日がテーブルを照らし、お味噌汁やご飯から揺らぐ湯気が、食欲をそそる。「ああ、なんて豊かな時間だったのだろう……」。
そんな小笠原の思い出に浸りつつ、今朝も私は、適当にシリアルをかけたヨーグルトをほおばるのです。
市川渚(いちかわ・なぎさ)
海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーションに関わる。またフォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルなどクリエイターの一面も持つ。
次回は、「YAECA」の「PLANE BAKERY」でスイーツの開発・製造担当などを経て現在は「foodremedies」を主宰している長田佳子さんの朝ごはんをご紹介します。
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