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お菓子とお茶(と猫)|優しさが紡ぐ大分のおやつ。田口菓子舗「豊後銘菓やせうま」と「049 あさひ」
2023年01月23日
by 煎茶堂東京編集部
おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、ついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。
福岡で猫のサク&ハルと暮らすSayuriさんがおすすめのお菓子を教えてくれました。
田口菓子舗「豊後銘菓やせうま」
やせうま本舗 田口菓子舗は大分県に本店を構える、やせうま専門のお菓子屋さんです。70年以上の歴史があり、このやせうまは1958年から製造販売されています。
大分県といえば温泉が有名ですが、この「豊後銘菓やせうま」は、大分の郷土料理をベースにした和菓子。きな粉で作られた優しい甘さの半生菓子です。”やせうま”という変わった名前のお菓子ですが、生まれにはこんな逸話があります。
「平安朝の頃、京都の御所で育っていた藤原鶴清麿という幼君が、豊後の大友家を頼り黒野(古野)の御所之森(古野下原)に隠居しました。
幼君に仕える八瀬(やせ)という乳母は、不自由な暮らしの中で幼君におやつをせがまれるたびに、小麦粉をこねて長く伸ばし、茹でた麺に、きな粉をまぶして差し上げていました。すると幼君はこのおやつを「八瀬、うま(いものが欲しい)」とせがむようになり、この食べ物が「やせうま」という名前で伝えられてきました。」(「おんせん県おおいたオンラインショップ」より引用)
優しい乳母からの美味しい記憶として、今も受け継がれています。
きなこ好きに食べて欲しい、懐かしい味の郷土菓子。
大分県に旅行に行った時に、初めてやせうまという郷土料理を知りました。ネーミングからは想像がつかないきなこのおやつですが、小麦粉をこねた茹でた麺(きし麺のよう)にきなこがまぶしてありました。優しい味が印象に残っています。
田口菓子舗の「豊後銘菓やせうま」はそれを一口サイズのお土産にアレンジしたもの。竹皮風の紙に包まれたデザインにもホッとします。
きなこの香ばしさにお茶の旨み
やせうまに合わせたお茶は、「049 あさひ」。渋みや苦味が少ない爽やかな玉露です。きなこの香ばしさの後に、お茶のいい旨みがうちの中に広がります。
味覚だけに集中できる、とても落ち着くお茶の時間です。やせうまがちょうどいい小ぶりなサイズ。2〜3個は、パクパクといけちゃいます。お菓子の甘みを味わって、二煎目、三煎目とお茶の味の変化を楽しむ。我が家の猫も落ち着いていて、ゆっくりとしたお茶の時間を過ごせました。
お菓子に合わせたお茶
田口菓子舗「豊後銘菓やせうま」
価格 | 5個入 756円(税込)〜 |
販売期間 | 通年 |
販売場所 | 日本百貨店 にほんばし總本店 コレド室町テラス1階 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-2-1 コレド室町テラス1階 公式オンラインストア |
営業時間 | コレド室町テラスに準ずる |
電話番号 | 03-6281-8997 |
URL | yaseuma.com |
Sayuriさん
福岡在住。ネコのサクと暮らしています。ねねは天国でゆっくりしてます(2008-2020)11月から新入りハルが仲間入り。猫、写真、旅行、ミスチル、コーヒーが好き。Instagram:@sakunene |
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