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【試飲茶会】新登場した『白桃烏龍茶 翠玉』を飲んでみました!繊細でいて白桃や薔薇の香りも華やかな一杯
2024年02月07日
by 小野寺友麻
東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。
煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は60種類以上(2024年2月時点)。その中でも、通年販売と期間限定の茶葉、そして季節が変わるごとに楽しめるブレンドティーがあります。
今回は初登場、台湾烏龍のブレンドティー『白桃烏龍茶 翠玉』をご紹介!
煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・四本と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。
「シングルオリジン煎茶とどう違うの?」「私が好きな感じのお茶かな?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。
『白桃烏龍茶 翠玉』(台湾産茶葉使用)
特徴 | 甘くみずみずしい白桃の香りとさらりと透明感のある翠玉を合わせた爽やかなブレンドティー。 |
小野寺:
「おはようございます。毎日寒い日が続きますが、今回はまた新しいお茶を紹介します」
四本:
「おはようございます。今回は初めて、烏龍茶ベースのブレンドティーが登場しますね」
小野寺:
「昨年の煎茶堂東京 銀座店6周年の際に登場し、人気だった『白桃煎茶 はるみどり』もデザインを変えて返ってきました」
四本:
「『白桃煎茶』と『白桃烏龍茶』とはどんな違いがあるでしょうか。飲み比べも楽しみですね!以前『白桃煎茶 はるみどり』の試飲会をした様子はこちらをご覧くださいませ」
みずみずしい白桃の花のような烏龍茶の香り。『白桃烏龍茶 翠玉』
小野寺:
「改めて今回は、台湾烏龍の『翠玉』という品種のお茶にローズの花びら、そして白桃の香りを付けたブレンドティーです」
四本:
「台湾烏龍はこの独特なコロンとした形状の茶葉です。ローズの花びらが目にも鮮やかに、そしてみずみずしい白桃の香りがします」
小野寺:
「煎茶と烏龍茶で製法が異なるので当たり前ではありますが、『白桃煎茶 はるみどり』とは茶葉の様子も全く違います。今回は特に茶葉の開きにも注目です」
四本:
「私たちの取り扱いは初めてですが、烏龍茶のフレーバーティーも少なくありません。色々飲んでみて、お好みを探していくのも楽しそうですね」
小野寺:
「では早速入れていきましょう。茶葉は4g、100℃のお湯を100㎖注いで2分待ちます。烏龍茶は沸きたて熱々で入れていきましょう」
四本:
「お湯を注いだ瞬間から白桃の香りがします。烏龍茶はここからどんどん茶葉が開いていきますよ」
小野寺:
「コロコロとしていた茶葉がむくむくと開いていきますね。『白桃煎茶 はるみどり』のときは浅蒸し茶で、茶葉の色も明るめの緑だったので急須の中の景色も全然違います」
四本:
「今回の烏龍茶は少し茶色みがかっていて、形状もコロンと丸まっていました。『翠玉』自体もジャスミンのような花の香りがするという特徴を持っていますが、待っている間も白桃の香りの方が強いです」
小野寺:
「水色はきれいに透き通った黄金色です。茶葉の香りを嗅ぐと白桃の香りがしますが、お花を想わせる『翠玉』の香りも感じます。香りがお洒落です…」
四本:
「いただきます。……白桃がほのかに香りますが、味わいは想像よりも烏龍茶です。『白桃煎茶 はるみどり』のときはもっと白桃の香りがダイレクトに来ましたね。やはり『翠玉』自体がスッキリ華やかで飲みやすいです」
小野寺:
「茶葉も開きました。飲み口はサラサラとしています。茶葉の香りを嗅いだときと味わいの印象が違うのがまた面白いです。『翠玉』と白桃は香りの相性がいいですね」
四本:
「今は寒いかもしれませんが、夏にはキンキンに冷やした急冷茶もいいと思います。『翠玉』ファンの方にも、香りのお茶がお好き方にも味わっていただきたい一杯です」
小野寺:
「二煎目も淹れていきましょう。100℃のお湯を注いで今回は1分ほど待ちます。お湯を注いで待っている瞬間は白桃の香りが特に強く感じられます」
四本:
「茶葉もまだまだ開いていきます。香るタイミングもそうですし、淹れているときと少し冷めたとき、温度でも香りが違うと思いますよ」
小野寺:
「二煎目も水色がきれいです。白桃の香りも烏龍茶の香りもしますが、一煎目よりむしろ白桃感が強い気がします。でも温度が落ちてくるとお茶の香りの方が感じるかも」
四本:
「口に含むともうすっかり『翠玉』です。スッキリとした『翠玉』に白桃の香りの甘み。味わいとしての甘みはそんなに強くないですが、このみずみずしい白桃の香りが脳内で甘みとしてキャッチしています」
小野寺:
「味わい自体は繊細で香りも豊か、お茶のみでも充分楽しめるお茶ですね。でも何が合うかを考えてしまいます。何と合わせましょうか」
四本:
「香りを楽しみたいお茶なので合わせるものはシンプルなものがいいと思います。甘いものだったらシフォンケーキなど。クリームを添えてもいいですね」
小野寺:
「いいですね。ロールケーキやシュークリームとも美味しそうです。少し塩味効いた生ハムとチーズとも美味しそう…バゲットに挟んでもいいですね」
四本:
「『白桃煎茶 はるみどり』のときとは感じ方も違いますね。今回の烏龍茶の方がお茶感はしっかり感じます。『はるみどり』は味わいも、お茶の香りも繊細でした。旨み、とろみで『はるみどり』を感じることができますが、香りは白桃の要素が前面に出ていました。違いが面白いですね」
小野寺:
「急須のスペースが足りなくなるのでは…と思うほどに茶葉が開きました。こうやって話している瞬間にも白桃の香りが口の中に残っています。香りの余韻が長いですね」
四本:
「改めて白桃の香りはみずみずしくて、スッキリとした甘さの香りですね。『白桃煎茶』の水出しはお湯で淹れるよりも更に白桃感を感じたので、『白桃烏龍茶』でも試してみたいですね」
小野寺:
「烏龍茶はあくまでも100℃で、三煎目は1分30秒待ちました。三煎目はもう香りも味わいもだいぶお茶ですね。茶葉の中にほのかに白桃の香りもしますが、烏龍茶の方が感じます。改めて複雑に色んな香りを感じる一杯だな、と」
四本:
「味わいは『翠玉』なのですが、口の中と脳内にまだ白桃がいるという不思議な感覚です。三煎目もまだまだ楽しめますね。でも温度が落ち着いてくると後味に少し白桃を感じます。フレーバーをあまり飲まない方にも試しやすいのではないでしょうか」
小野寺:
「三煎目を淹れ終わった茶葉は大きいですね。最初はあんなにコロンとしていたのに…。
煎茶堂のブレンドティーは歴代の『ジュニパーベリーティー』や『チャイ煎茶』、『白桃煎茶』など最初こそ驚きや衝撃があるものがありますが、それがまたクセになったりもします」
四本:
「今年もまた新たなお茶と出会いましたね。寒い日も続きますが、ぬくぬくとお茶を淹れる時間も楽しみながら過ごしていけたらいいですね」
「白桃烏龍茶 翠玉」の味わいノート
・一煎目、白桃がほのかに香るが味わいは想像よりも烏龍茶。『翠玉』自体がスッキリ華やかで飲むやすい
・二煎目、香りは一煎目よりむしろ白桃感が強い。温度が落ちてくるとお茶の香りをより感じる。口に含むとすっかり『翠玉』
・シフォンケーキやロールケーキ、シュークリーム、生ハムやチーズとも合わせたい
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