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【試飲茶会】2022年4月販売のシングルオリジン煎茶を飲んでみました!

2022年04月01日

by 小野寺友麻

東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。

煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は50種類以上。(2022年4月時点)その中でも、通年販売している茶葉と、期間を限定して販売している茶葉があります。

今回は、2022年4月から販売を開始するシングルオリジン煎茶をご紹介!

煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・古川と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。

「たくさん種類があるけどどんな味なの?」「どう違うの?」「私が好きなお茶はどういうもの?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。

ご紹介する茶葉

・036 みなみかおり(鹿児島県産)販売時期4月〜5月
特徴:甘味も苦味も感じられるちょっぴり欲張りな味わい。二煎目は特に、深蒸し茶特有の濃い水色で目からも癒しをもらえます。

古川:
「今月は、春の香りを感じるお茶のご紹介です」

小野寺:
「いよいよ暖かい日々がやってきましたね」

古川:
「そうですね。4月から登場のお茶は、鹿児島県は頴娃のお茶です!」

小野寺:
「煎茶堂東京でも季節を問わず人気の『001 はるもえぎ』を作る下窪康介さんのお茶です」

古川:
「下窪さんが作るお茶は4年目の取り扱いになります。はるもえぎは毎年安定していますが、年ごとの味わいを楽しむのも面白いですよね。康介さんの味わいが好きなので、このお茶も好きです」

小野寺:
「同じ品種で産地・農家さんが異なるもの、同じ産地・農家さんで品種が異なるもの、このような飲み比べが出来るのもシングルオリジンの面白いところですね」

目で見て、香りで、味わいで、春の訪れを感じます「036 みなみかおり」

「036 みなみかおり」どんなお茶?

上品で香り高い余韻が幾重にも重なって口の中をたゆたう。どんなときも、まあるく均衡の取れた味で癒してくれる。甘味と苦味、どちらも兼ね備えた味わい。余韻も長く、深蒸し茶特有の深い水色も楽しめる。

古川:
「今月は『036 みなみかおり』です。深蒸し茶なので、茶葉は細かいですね」

小野寺:
「茶葉自体も濃緑で、開けたての茶葉の濃厚な香りが堪りません」

古川:
「香りは正に若草のような柔らかさと春の青々しさを感じられるお茶です」

小野寺:
「缶の色も春色ですね!黄色と緑を混ぜたような色合い。若苗色(わかなえいろ)という色に近いでしょうか」

古川:
「それでは、一煎目から淹れていきましょう。基本のレシピは、70℃のお湯を120㎖注いで1分20秒待ちます」

小野寺:
「深蒸し茶の茶葉の開きはどうですか?3月に販売している季節茶葉で、浅蒸し茶の『053 はると34』とは違って、お湯に緑が移っていく様子が見えるようです」

古川:
「急須からお茶を注ぐ瞬間、香りがふわっと広がってきました」

小野寺:
「飲む前から癒されてしまいますね…!いただきます」

小野寺:
「甘味と苦味が共存する感覚です!多かれ少なかれどのお茶でも感じるのですが、このお茶は特にそれを感じます。少し欲張りな方にオススメしたいのです(笑)」

古川:
「今朝ちょうど『001 はるもえぎ』を飲んできたのですが、『036 みなみかおり』の方が甘味とともに苦味もしっかり感じます」

小野寺:
「そうですね。恐らく、飲む日の体調によっても感じ方が異なるのだろうなと思います」

古川:
「一煎目から水色もきれいです。二煎目が楽しみ!」

小野寺:
「それでは二煎目も淹れていきます。80℃のお湯を10秒ほどで注ぎます。一煎目に増して水色が濃くなりました」

古川:
「注いだ瞬間の鮮やかな緑が堪りません。そしてマスク越しでも香りを感じます」

小野寺:
「高温だと立ち上る香りをより感じられますね」

小野寺:
「実はまだ口の中に一煎目の余韻がほのかに残っているのですが、二煎目もいただきます」

古川:
「二煎目の方が、味わいとしても青々しさが際立つ気がしませんか?」

小野寺:
「一煎目より苦味は増しますが、飲み込んだ後の口の中には甘味が残りますね!」

古川:
「苦味もシャープなものではなく、口の中でじんわり広がる苦味です」

小野寺:
「口の中はもちろん、顔の周り全体が、みなみかおりの味わいと香りに包まれている感覚になるのです。お茶っぱも美しい…」

古川:
「それでは玄米茶も淹れてみましょう」

小野寺:
「個人的に深蒸し茶を玄米茶にするのが好みなので楽しみです!」

古川:
「三煎目も色鮮やかですね」

小野寺:
「香ばしさを感じるのはどのお茶でもそうなのですが、このお茶だと味わいにも香ばしさを感じます。は〜落ち着きます…」

古川:
「このお茶にはどんなお菓子と一緒にいただきたいですか?」

小野寺:
「大福ですかね。お豆がゴロゴロ入った豆大福なんかいいのでは…!」

古川:
「苺大福とも相性が良さそうです」

小野寺:
「いいですね。緑と赤のコントラストが目にも鮮やかです」

古川:
「全体としてしっかりした味わいがあるお茶なので、色々なお菓子とも楽しめそうですね」

小野寺:
「4月は暖かくなってお花見やピクニックにもいい季節なので、急須を持って出かけてもいいですし、水出しをボトルに入れて行くのもオススメです」

「036 みなみかおり」の味わいノート

・香りは正に若草のような柔らかさと春の青々しさを感じられるお茶
・甘味と苦味が共存する味わい
・二煎目は特に、味わいとしても青々しさが際立つ
・一煎目より苦味は増すが、飲み込んだ後の口の中には甘味が残る

こちらのページでご紹介した商品

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