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お茶の品種は100種以上!その中から日本茶の主な品種9種をご紹介
2020年07月04日
by 煎茶堂東京編集部
お茶には、お米と同じようにたくさんの品種があることをご存じでしょうか。品種によって、味わいや香り、水色(すいしょく)も異なるのです。 そこで今回は、日本茶の茶葉として栽培される主な品種9種をご紹介していきます。煎茶堂東京で取り扱う商品もご案内しますので、気になったらぜひチェックしてみてください。
日本茶を代表する優良品種「やぶきた」
お茶の国内栽培面積のうち約8割を占めると言われる、 日本茶の代表品種が「やぶきた」です。1908年に静岡の杉山彦三郎によって発見され、収穫できる量・品質ともに高水準の優良品種として、長らく日本のトップ品種に君臨しています。
濃厚で甘味のある味わいと優雅な香りが特徴で、「これぞ日本茶」というおいしさを感じられる品種です。
煎茶堂東京で取り扱う「やぶきた」
鹿児島のトップ品種「ゆたかみどり」
静岡に次ぐ日本茶の産地である、鹿児島におけるトップ品種が「ゆたかみどり」です。やぶきたに比べて、茶葉の摘み採り(摘採)の時期が早い「早生(わせ)品種」の代表的な品種。
ゆたかみどりはカテキン類の含有量が多く、苦味や渋味が強いのが特徴。そのため、収穫前の茶葉に覆いをかけて日光を遮る被覆栽培を行なったり、茶葉を深蒸しにしたりすることで、味わいをまろやかにしている商品もあります。味わい・水色ともに、濃厚で元気な印象の品種です。
煎茶堂東京で取り扱う「ゆたかみどり」
旨味と香りが豊かな早生品種「さえみどり」
鹿児島や静岡などで栽培面積が増えている早生品種が「さえみどり」です。優良品種のやぶきたと、高品質なあさつゆの交配によって誕生しました。
さえみどりの魅力は、なんと言っても優れた品質にあります。渋味が少なく旨味の強い味わい、上品な香り、鮮やかで美しい緑の水色。どれをとっても、日本茶の良さを存分に感じられるおすすめの品種です。
煎茶堂東京で取り扱う「さえみどり」
次世代を担うやぶきたの孫「はるもえぎ」
次世代のスタンダードとして、注目を集める品種が「はるもえぎ」です。品種の血統としては、やぶきたの孫にあたります。栽培面積はまだ少なく、希少品種の一つです。茶葉の色が鮮やかな緑であることなどから、その名がつけられました。
はるもえぎの特徴が、やぶきたに比べて旨味成分であるアミノ酸の含有率が高いこと。そのため、味わいがほんのりと優しく、余韻として甘味が残るのが特徴です。
煎茶堂東京で取り扱う「はるもえぎ」
香りが豊かな晩生品種「おくみどり」
やぶきた・ゆたかみどりに次ぐトップクラスの栽培面積を誇る「おくみどり」。やぶきたよりも摘採時期が遅い「晩生品種」の代表品種です。
鹿児島・京都など、九州や近畿地方を中心に栽培されており、大きな欠点がないバランスの良さが魅力。しっかりとした旨味と、程よい渋味が人気です。上品な香りで、合組(ごうぐみ:日本茶における品種のブレンド)にも向いています。
煎茶堂東京で取り扱う「おくみどり」
鮮やかな緑と爽やかな香り「さきみどり」
名前の通り、鮮やかな緑色の茶葉が印象的な「さきみどり」。
色から受ける印象の通り、香りもまっすぐで爽やかな点が魅力です。すっきりとした渋味が特徴的な味わいは、気軽にお茶を飲みたい時にぴったりと言えます。
煎茶堂東京で取り扱う「さきみどり」
特徴ある香りの玉露用品種「ごこう」
京都で誕生した、玉露用品種が「ごこう」です。高品質であることから玉露の出品茶用として用いられるほか、抹茶の原料となるてん茶にも使用されます。
最大の特徴は、揮発性の独特な香り。大地を感じさせるようなその香りは、「ごぼうのよう」とも称されます。玉露用品種だけあって、濃厚な旨味が感じられるのが魅力です。
煎茶堂東京で取り扱う「ごこう」
天然玉露と呼ばれる高品質な品種「あさつゆ」
煎茶用の優良品種として知られるのが「あさつゆ」です。
別名「天然玉露」と呼ばれるほど、濃厚な旨味とコクのある甘味が特徴。旨味・甘味に比べると渋味は抑えめですが、全体的にフルボディの味わいを楽しめます。
煎茶堂東京で取り扱う「あさつゆ」
香味豊かな日本茶界のニューウェーブ「香駿」
近年注目される、日本茶界のニューウェーブとも言うべき品種が「香駿」です。その名の通り、「香りを楽しむお茶」という新時代を引っ張る存在と言えるでしょう。
2000年に品種登録された比較的新しい品種で、「蘭のよう」「ジャスミンのよう」「ハーブのよう」などと称される、お茶の常識を覆す華やかな香りが魅力。味わいは爽やかで軽やかです。
煎茶堂東京で取り扱う「香駿」
品種の違いに目を向けて広がる日本茶の楽しみ方
圧倒的な知名度と生産量を誇る「やぶきた」以外にも、お茶には多くの品種があります。今回ご紹介したように、品種によって味わい・香り・色の特徴が大きく異なるのです。
また、同じ品種でも産地によって特徴が異なるというのも、日本茶の面白いところ。品種だけでなく、産地の違いで飲み分けてみるのもおすすめです。
購入する茶葉の特徴を確認した上で、その特徴を最大限生かす淹れかたを追求すれば、日本茶の楽しみ方は無限に広がっていくでしょう。
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