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福田里香「銀彩の器にころがす、秋のくるみ菓子」私が器を使うなら vol.033
2023年11月07日
by 煎茶堂東京編集部
使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。
煎茶堂東京オンラインで販売している器やカトラリーを、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。
銀彩の器にころがす、秋のくるみ菓子
栗鼠のように抱えて食べたい和菓子です。
「中津菓子かねい」の「くるみ最中」はくるみの殻を模した最中。最中皮は本物の殻にそっくりで、ころんとして可愛らしい。
中には、本物の胡桃と甘さ控えめな黒餡がたっぷり。
亀田大介(かめた だいすけ)さんの「銀磁5寸リム皿」は、磁器に銀彩を施した端正な平皿です。丸いお菓子を盛り付けると、釉薬の照り返しの陰影でほのかな銀色の輝きを目にすることができます。
まるで光を器の地の内側に閉じ込めたよう。
亀田さんの器に、くるみ最中を盛り付けると晩秋の気配を感じる趣深いおやつになりました。
真俯瞰です。
銀磁5寸リム皿の寸法は直径15cm、高さ1.3cm 。程よい幅のリムがついていて、見込み部分がほぼ平ら。菓子皿としてたいへん使いやすい大きさと造形です。
リムのアップ。
皿の縁飾りには繊細な細い線が刻まれていて、上品な仕上がり。銀彩には窯変による細かいニュアンスがあり、1枚として同じ景色はありません。ヴィンテージのような風合いが美しい。
無作為にころがすように盛り付けました。それは熟したくるみの実が木からポトリと落ちるイメージです。
両手で持って齧れば、サクサクの皮の中にはカリカリのくるみとしっとりした餡。絶妙な塩梅とはこのお菓子のことです。
「煎茶堂東京」のティーコンシェルジュさんのおすすめは『「やぶきた」シングルオリジン棒ほうじ』だそう。香ばしいほうじ茶とくるみの相性は抜群で、冷え込む季節ですから、ぜひ熱々で淹れてください。
茶葉の蒸らし時間は、一煎目は100℃で30秒、二煎目は100℃で15秒が目安です。どうぞ暖かくしてお過ごしください。
今回使用した器
今回使用したお茶
中津菓子かねい「くるみ最中」
価格 | 6個入り 2,030円(税込) |
販売期間 | 通年 |
販売場所 | 〒871-0027 大分県中津市大字上宮永71-12 他、オンラインストアでも購入いただけます |
営業時間 | 8:00-17:00 日曜定休 詳細はホームページをご覧ください。 |
URL | nakatsukanei.com |
福田里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda
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