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福田里香「ニュアンスカラーの茶器と果物ゼリー」私が器を使うなら vol.028
2023年07月14日
by 煎茶堂東京編集部
使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。
煎茶堂東京オンラインで販売している器やカトラリーを、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。
ニュアンスカラーの茶器と果物ゼリー
うっとりするような繊細な色合いが魅力的。ニュアンスカラーの茶器は、萩原千春(はぎはら・ちはる)さんの作品です。
正式な組み合わせは、サムネイルにあるように「同色の茶碗と受け皿」ですが、テラ、ハチミツ、白磁の3色を好みの組み合わせに入れ替えてもかわいい。どの色と入れ替えてもしっくりくる萩原さんの色彩感覚にうっとりです。
夏のお茶受けとしておすすめなのが、地元産の果物をたっぷり使った長野銘菓・飯島商店の「みすゞ飴」。飴といっても柔らかくかためたゼリー菓子です。
カラフルな透明セロファンで包んだ包装が有名ですが、和紙に筆文字で「みすゞ飴」と印刷された巻き紙で包んだタイプがあるのをご存知ですか? 半透明の和紙から透けるみすゞ飴は、絶妙な色合いのニュアンスカラーです。繊細な日本茶にぴったり。
スタッキングして収納することもできます。丸ゆのみのサイズは直径8cm、高さ5cm。縁のしのぎ模様が印象的な小皿のサイズは直径12cm、高さ2cm。
カラーは上からテラ、ハチミツ、白磁と名付けられています。
丸ゆのみの縁は轆轤(ろくろ)で、内側に凹むように緩くアールをつけてスッと薄く引いているため、口当たりが良いのが特徴です。小皿は溝がなく、つるりと滑らかな仕上げなので、お茶碗の受け皿だけでなく、菓子皿としても使えます。
裏返して見たところ。
高台の内側には、萩原千春さんのイニシャル「ち」の字がちいさく刻印されています。作者の持つ上品なテイストは、こんなところにも見い出せます。
みすゞ飴の楽しみは季節ごとに果物の種類が変わるところ。今回はあんず×4、さんぽうかん×8、もも×4、りんご×4、ぶどう×4の詰め合わせでした。
甘さ控えめで果物の風味が際立つゼリー菓子に合わせるなら、煎茶堂東京の『002 香駿』です。
蒸し暑い季節ですから、水出しか急冷がおすすめ。水出しは旨味とコクがあり、果物の味わいを引き立てます。さっぱりした飲み口が好きな方や、時短したいという方は、急冷でどうぞ。
今回使用した器
今回使用したお茶
飯島商店「みすゞ飴和紙包装型」
価格 | 24粒 790円(税込) |
販売期間 | 通年 |
販売場所 | 上田本店 〒386-0012 長野県上田市中央1-1-21 他、オンラインストアでも購入いただけます |
営業時間 | 10:00-18:00 年末年始(12/31午後、1/1)休業 |
URL | misuzuame.com |
福田里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda
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