
和にも洋にもなじむ懐の深さ。亀田文さんの愛らしいカップ
2023年03月24日

by 煎茶堂東京編集部
大分県別府市で、夫婦で作品づくりをしている亀田文(かめだ・ふみ)さん。とろりとした乳白色の器は、どこかフランスのアンティークを連想させるような雰囲気をまとい、手にした人の心をキュンとさせる佇まい。
今回は、そんな亀田さんの作品「面取カップ」と「花形カップ」の魅力と、おすすめの使い方をご提案します。
亀田文について
「花形カップ」
上から見ると桜の花びらのようなシルエットの「花形カップ」。小ぶりなサイズですが、テーブルに置くだけで、パッと華やかさを与えてくれる存在感があります。
緑茶を淹れて湯呑みのように使うのはもちろん、紅茶やエスプレッソのカップとしても。白い平皿や木皿の上に重ねて、小鉢として使ってみるのも楽しそうです。
石膏型を使った「鋳込み型」という製法で作られているので、手仕事のやわらかさもありながら、工業製品のようなすっきりとした美しさも備えています。
「面取カップ」
「花形カップ」より一回り大きな「面取カップ」は、手に持ったときに両手で包み込みたくなるような、ほっとするサイズ。とろみのある白い釉薬の表情が、穏やかなティータイムを演出してくれます。
お茶だけでなく、カフェオレを注いだり、スープを入れたりと使い方は自由。主張しすぎないマットな白色とシルエットだからこそ、和でも洋でも受け入れる懐の深さがあります。
フルーツやヨーグルトを盛りつければ、朝食のテーブルもたちまち愛らしく。いくつか並べると、食卓の主役にもなるカップと言えるでしょう。
亀田さんの作品はゆったりしたラインのうつわが多い中、このカップは規則的な面取りが印象的。かっちりした印象になりすぎず、あたたかみのある雰囲気を添えてくれます。
日常づかいから、来客時のおもてなしまで活躍してくれる亀田さんの愛らしいカップ。いくつか揃えておくと、アイデア次第で使い道も楽しさも広がります。
販売開始:2023年3月29日(水)
亀田文さんの他の器
フードスタイリスト:鈴木愛
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