
お家の中でも外でも大活躍! 後藤睦「nobo」
2023年03月10日

by 煎茶堂東京編集部
長野県御代田町で制作する木工作家の後藤睦(ごとう・むつみ)さん。木を切り出す工程から漆塗りまで、全ての工程をお一人でされています。
今回は、そんな後藤睦さんの作品「nobo」の魅力やおすすめの使い方をお伝えします。
後藤 睦さんについて
コンパクトで、軽やかな器。
「制作したものはすべて日々の生活で使ってみて、自分で使用感を確認している」と話す後藤さん。
木は熱伝導率が低い素材なため、温かいものは温かく、冷たいものは冷たいままで食べることができます。さらに重要なのが、“落としても割れない”こと。普段の食事はもちろん、お子さまの食事やキャンプ、ピクニックにもぴったりなんです。
今回は、3.5寸(約11cm)/5寸(約15cm)/6寸(約18cm)の3サイズをセレクトしました。
後藤さんのお宅では、3.5寸のサイズを毎朝ヨーグルトやシリアルを食べるときに愛用されているのだそう。
「5寸、6寸は自宅で使う他に、重ねて持ち運べて便利なので、外でお弁当を食べるときに持っていきます」と教えてくれました。
木の器は、シミになったりひび割れが起きたりとお手入れが想像つかない方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、自然に使っていくうちに生まれるキズやシミも、違う視点から見れば“自分だけのもの”となって案外良いものです。さらに、定期的に簡単なお手入れをしてあげると、表面に艶が生まれ、使い込まれたいい器になりますよ。
後藤さん曰く、「オイル仕上げの器なので、料理や食材そのものの油分が染み定着することで汚れを防止し、メンテナンスの必要がなくなります。洗うときはやわらかいふきんやスポンジを使って、水かお湯で洗い流すだけでOKです。」なのだとか。
手触りもよく、優しい色合いの食材も、パキッと鮮やかな野菜たちも映える懐の深い器たち。シンプルなケーキもこの『nobo』にのせたら可愛らしい。
先ほども書いた通り、お子さま用にもおすすめです。ぜひ、使い込んで器を育てる楽しさを実感してみてくださいね。
フードスタイリスト・鈴木愛
2007年よりフードコーディネート、テーブルスタイリング、レシピ開発など活動中。公式サイト:https://www.odd.holiday
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