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福田里香「サレ系のパイ菓子を盛り付けるなら」私が器を使うなら vol.022

2023年02月08日

by 煎茶堂東京編集部

使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。

煎茶堂東京オンラインで販売している器やカトラリーを、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。

サレ系のパイ菓子を盛り付けるなら

この小皿は「おてしょざら」といいます。漢字で書くと「手塩皿」です。料理に塩気が足りないとき、手元にお塩があればパラリとふれて便利なのは、昔も今も変わりません。

この器の成り立ちは古く、昔貴族や大名の食卓で手元に塩を盛っておくために、4寸(約11cm)くらいの小皿が使われたことから、おてしょ皿と呼ばれるようになったそう。さらに転じて現在では「小皿」や「取り皿」の意味でも使われています。

塩を盛る小皿が由来の器なので、伊藤萌子(いとう・もえこ)さんの「おてしょ」には、「シェ・リュイ」の塩っぱい系パイ菓子「プティ・サレ・アペリティーフ」を盛り付けました。

古い時代のおてしょ皿は、凝った絵柄や形のものが多く見られますが、伊藤さんの「おてしょ」は単色です。しかも柔らかな乳白色ですから、塩を盛ると結晶がさらに美味しく純白に輝きます。

裏を返すと、浅く高台が付けてあります。この高台のおかげで、重ねると皿と皿の間に上品が空間が空き、取り出しやすくなっています。

直径12.5cm、高さ2.5cm、このサイズ感がよく、用途が広い小皿です。

1cm角のパイ生地に、オリーブ、昆布、海老、チーズ、胡麻、ガーリックの味付けが施されています。ロングセラーで愛されている「プティ・サレ・アペリティーフ」の秘密は、この和洋折衷の6つの風味にあります。

お煎餅にも通じる味わいですから、煎茶にもよく合います。鹿児島の釜炒り茶で、からっとした大豆のような香りが特徴の「052 さえあかり」がぴったりです。

今回使用した器

今回使用したお茶

シェ・リュイ「プティ・サレ・アペリティーフ」

価格 小缶入り 1,674円(税込)
販売期間 通年
販売場所 シェ・リュイ各店舗ほか、オンラインストアでもご購入いただけます。

シェ・リュイ 代官山本店
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町 23-2
営業時間 9:00-21:00(年末年始を除く)
火曜定休
電話番号 03-3476-3853
URL chez-lui.com

福田里香(ふくだ・りか)さん

菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda

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