- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 相馬佳織
- フじイまさよ
- 稲村真耶
- 児玉修治
- 小野陽介
- 高木剛
- 森岡希世子
- 石田誠
- ちいさな手仕事
- 光藤佐
- 須原健夫
- 淡海陶芸研究所
- 千田稚子
- 中村譲司
- 多田佳豫
- 北井里佳
- 齋藤有希子
- 酒匂ふみ
- 白鷺木工
- 秀野真希
- 林沙也加
- 作山窯
- 中里花子
- 村田匠也
- 荒賀文成
- 水野悠祐
- 南裕基
- 只木芳明
- 色原昌希
- 小宮崇
- 飯高幸作
- 三輪周太郎
- 横山拓也
- 亀田文
- 亀田大介
- 中村豊実
- 高橋禎彦
- SHISEI
- 松徳ガラス
- 村上雄一
- 黒川登紀子
- YŌKI
- 加藤かずみ
- 瀬戸國勝
- 阿部春弥
- シャンブリートリオ
- 入江佑子
- 三野直子
- 古谷宣幸
- 渡辺キエ
- 後藤睦
- 三浦ナオコ
- 濱岡健太郎
- 山田哲也
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 李荘窯
- おじろ角物店
- 船串篤司
- はなクラフト
- 光泉窯
- 萩原千春
- 藤村佳澄
- 中原真希
- 堀宏治
- 広末裕子
- 文山窯
- 伊藤萠子
- 竹下努
- 角田清兵衛商店
- Eliu
- 紙上征江
- 天野千香
- 四十沢木材工芸
- 水野悠祐
福田里香「五色豆のお茶受は、雲のような木の器で」私が器を使うなら vol.16
2022年10月26日
by 煎茶堂東京編集部
使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。
今回は、煎茶堂東京オンラインで販売している、南裕基さんの『茶托』を、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。
五色豆のお茶受は、雲のような木の器で
五色に輝く雲は、古来より吉兆とされ、 瑞雲(ずいうん)と呼ばれています。
軽やかな雲のような木の器に、京都の豆菓子の老舗「豆政」の「夷川(えびすがわ)五色豆」を盛り付けました。
木彫りの器は、南裕基(みなみ・ゆうき)さんの作品です。ひとつひとつ違う、丁寧な鑿(のみ)跡につい見惚れてしまいました。本来は「茶托」なのですが、ちょこっと何か食べたいときのお茶受け皿にもぴったり。
南さんの茶托は1枚から購入できますが、色違いで4~6枚揃えると、お取り皿としても使えて素敵。「夷川五色豆 木桝入」はお値段も手頃で、蓋を開けた瞬間に場が華やぐこと請け合いです。
五色豆は宮中の五彩色を表現した縁起物で、豌豆(えんどう)に5色の糖衣をかけた豆菓子。白は金、青は木、赤は火、黄は土、黒(肉桂風味の褐色)は水を表し、合わせて大地を象徴しているそうです。
色が3色あるのは、木材の種類や塗装が異なるからです。
左上の濃いめの木肌はクルミ材。
右上の淡い色の木肌は楓材。
下段の黒い茶托は、その時期に入手できる木材を使用した黒漆仕上げ。
長径は約10cm、短径は約7cm。底面の平らな部分は長径約7.3cm、短径約4.6cm。なにかと使いやすい大きさです。茶托として使う場合は、高台が直径4cm以下の小ぶりの茶器にサイズが合います。
甘・旨・苦のバランスが取れた煎茶堂東京の「045 おくみどり 霧島」は、豌豆にまぶした糖衣とも相性が抜群です。
鯉のぼりの吹き流しも5色ですし、「♫五色の短冊」と歌われる七夕の節句など、5色は日本の祝いの色。慶事の席にもおすすめです。
今回使用した器
今回使用したお茶
京都夷川 豆政「夷川五色豆」
価格 | 230g木桝入 1,080円(税込) |
販売期間 | 通年 |
販売場所 | 〒604-0965 京都府京都市中京区六丁目264 その他店舗、オンラインでも購入いただけます。 |
営業時間 | 月-土曜 8:00-18:00 |
定休日 | 日曜定休 |
電話番号 | 075-211-5211 |
URL | mamemasa.co.jp |
福田里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda
こちらのページでご紹介した商品関連記事
-
福田里香「カヌレの器はひっくり返してもかわいい。」私が器を使うなら vol.040
2024年09月18日
-
福田里香「老舗のフルーツサンドを煎茶でいただく」私が器を使うなら vol.039
2024年08月02日
-
福田里香「和菓子とお茶で、夏の猛暑を涼やかに」私が器を使うなら vol.038
2024年07月01日
-
福田里香「小鳩がとまる小枝の小皿で、お茶タイム」私が器を使うなら vol.037
2024年05月20日
-
福田里香「春はあけぼの お茶と苺 いとをかし♡」私が器を使うなら vol.036
2024年04月22日
-
福田里香「和紅茶にはシンプルなバターサブレを。」私が器を使うなら vol.035
2024年02月07日
-
福田里香「Happy Holiday Weeksの緑茶とお菓子」私が器を使うなら vol.034
2023年12月04日
-
福田里香「銀彩の器にころがす、秋のくるみ菓子」私が器を使うなら vol.033
2023年11月07日