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古い時代の器を現代に蘇らせる。三浦ナオコさんの作品
2022年12月16日
by 煎茶堂東京編集部
岐阜県多治見市で作陶する陶芸家・三浦ナオコ(みうら・なおこ)さん。グラフィックデザインを学んだバックボーンのある三浦さんのものづくりと、作品の魅力やおすすめの使い方をお伝えします。
販売開始:2022年12月21日(水)8時
三浦ナオコについて
「杯」
グラフィックデザインを学ぶ中で、蚤の市で出会った古い時代の器に魅力を感じたという三浦さん。生活の中にある道具に興味を持って、作りたいと思ったのが陶芸家を志したきっかけだそう。
今回お取り扱いをする「杯」は、そんな三浦さんの思う意匠が詰め込まれた一品。どことなく骨董のような、昔日の雰囲気を纏っています。
土の粒子が細かい半磁器の特徴は、なんといっても心地よい重量感。陶器の柔らかさを保ちながら、磁器としての強度もあるという普段使いにぴったりな素材です。
縦に長く形成された「杯」は、お茶の香りを堪能するのに適した形。飲み干した器の残り香もぜひ楽しんで欲しい。
シンプルなスティックタイプのスナック菓子も、素敵に見える。「杯」という名前でこそありますが、お菓子袋から移すだけで佇まいが変わりますよ。
「広東型そば猪口」
1780年から1820年頃に生産されていたとされる、「広東型(かんとんがた)」の猪口。高台が高く、口縁が少しそり気味の特徴ある形をしたそば猪口のことを指す形状です。
いわゆる古伊万里の写しとして作られている「広東型そば猪口」。絵付けされたものが多い広東型のそば猪口ですが、三浦さんのそば猪口は潔い青みがかった白磁。
もちろん、そば猪口として作られた器ですが、これがお茶にもぴったり。薄い飲み口と、外側に反った縁が口の形に素晴らしくフィットします。
「輪花碗」
副菜やデザートを盛り付けたい、絶妙なサイズの「輪花碗」。花弁を模した縁に溜まった釉薬が目にも美しい。食器棚に収納されている様子にも、愛着が持てそうです。
カラフルな色合いのサラダや、汁物も。深めなのでミニどんぶりとしても使ってみたい。硬めのプリンが好きな方にはぜひ、クリームと果物を添えるだけの簡単プリンアラモードを試してほしい。
三浦ナオコさんの考える「生活」の中にある器たち。曇り空のように静かな白が心を落ち着かせてくれます。
販売開始:2022年12月21日(水)8時
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