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〈 あの人の朝ごはん 〉014 毎朝の卵焼き − 文筆家・土門蘭

2022年04月25日

by 煎茶堂東京編集部

朝ごはん。一日をスタートする日常的だけれどちょっと神秘的な時間。素敵に過ごせたらその日は絶対いい一日になるはず。

でも毎日立派な朝食の時間を取れないのが現実。ささっと1分で出来ちゃう簡単メシでも、時には贅沢に外に食べに行っても、昨日の夕ご飯の残りだって、立派な朝ごはん。

そういえば、素敵なあの人はどんな朝ごはんを食べているのだろう…?

今回は、文筆家の土門蘭さんに、毎朝の朝ごはんについて伺いました。

毎朝の卵焼き

毎朝、5歳と10歳の息子たちと朝ごはんを食べます。平日は夫のお弁当を作るので、その残り物をおかずに。卵焼き、ウインナー、緑の副菜に、お味噌汁とおむすびを添えて。中でも卵焼きは、毎日欠かさない一品です。

この間、初めて長男が卵焼き作りに挑戦し、私も味見をさせてもらいました。同じ材料を使ったにも関わらず、長男の卵焼きは私のより少し硬めで塩味が強く、作る人によってこんなに味が変わるんだなと驚きました。そのとき、不意に長男が大人びて見えたのです。これまで自分が食べさせてきた子供に、初めて食べさせてもらった瞬間でした。

いつかこの家を巣立った後も、彼らはこの毎日の朝ごはんを覚えているでしょうか。そんなことを考えつつ、朝ごはんを頬張る子供たちを見ていると、毎朝のなんてことない時間が愛しく思えるのです。

土門 蘭(どもん・らん)

文筆家。京都在住。小説、短歌、エッセイなどの文芸作品や、インタビュー記事を執筆する。著書に、歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』。note.com/yorusube

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