
お茶に合う!春の行楽弁当“8つのおかずレシピ”と詰め方のポイント
2022年03月23日

by 煎茶堂東京編集部
桜の季節には、華やかな香りのお茶がよく合います。香ばしくて芽吹きの季節にぴったりな「047 釜炒りはるもえぎ」に合わせた春のお弁当を、フードスタイリストの中山暢子さんにご提案いただきました。
教えてくれたのは…中山暢子(なかやま・のぶこ)さん
広告、雑誌などでレシピ、調理、スタイリングを提案。「peddle」の名で、ケータリングや食のイベントなども行うフードスタイリスト。
桜の季節の行楽弁当
01/桜と鯛のてまりごはん
鯛の切り身に塩と酒をふり、お米の上に置き、水を加え、みりん、薄口醤油少々を入れて炊き込みます。炊き上がったら鯛を取り出し、皮と骨を取ってほぐします。桜の花の塩漬けを水につけて少し塩気を抜いて刻んだものを加えて混ぜ、丸く握ります。
02/せりとひき肉のいなり寿司
豚ひき肉を炒めて生姜、醤油、酒、みりんで甘辛く味付けし、仕上げに刻んだせりを加えてさっと炒め、酢飯に混ぜて、いなりの皮に包みます。
03/鶏の唐揚げ塩麹風味
鶏もも肉をひと口大に切り、おろしにんにく、おろし生姜、塩麹、ごま油少々を入れて揉み込み20分ほど漬け、薄力粉、片栗粉を混ぜた粉にまぶして揚げます。
04/さわらの西京漬
さわらを食べやすい大きさに切り塩をして水分が出てきたら拭き取ります。白味噌、酒、みりんを合わせた味噌床に半日ほど漬け込んで焼きます。木の芽を添えて春らしく。
05/牛肉とごぼうの八幡巻
細めの新ごぼう(または細切りにしたもの)を10cmほどの長さに切り、水と酒半々、ごぼうがかぶるくらいに入れて水気がなくなるまで煮切ります。広げた牛肉全体に薄力粉をふり、ごぼうを数本ずつのせて巻きます。油で焼き、醤油、酒、みりんで煮からめ、山椒の粉をふります。
06/春にんじんとたけのこ、ふきの含め煮
にんじん、たけのこの水煮、下処理をして筋を取ったふきを一口大に切り、だし汁、みりん、酒、薄口醤油で炊きます。
07/甘い卵焼き
砂糖、薄口醤油、塩少々で甘めに 焼きます。箸休め的にシンプルな 厚焼きの卵焼きに。
08/菜の花とかぶ、ちくわのナムル
菜の花とくし切りのかぶをさっと茹でて水気を切り、輪切りのちくわと合わせ、薄口醤油、ごま油で和えます。
詰め方のコツは?
味を混ぜたくないものには、仕切りとして笹の葉やハランを折りたたんで使用するのもおすすめです。色が似ていないおかずを隣り合わせにすると、華やかに見えますよ。
汁気があるおかずの下には、かつおぶしやとろろ昆布などの乾物を敷くと吸ってくれて保存性が良くなります。てまりごはんやいなり寿司の隙間には、こごみなど山菜の塩ゆでを入れて、季節感をプラスしています。
食後におすすめ!「034 ゆたかみどり」
食後には、ゆっくりと時間をかけて楽しみたい旨味たっぷりのお茶を。
「豆菓子やナッツに黒糖をキャラメリゼした、かりっとした歯ごたえの甘じょっぱいお菓子も合いますね」(中山さん)
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