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【お菓子とお茶】鎌倉・OKASHI 0467の「バターバターマドレーヌ」と「017 藤枝かおり」

2021年08月11日

by 古川千鶴

煎茶堂東京・ティーコンシェルジュ 長野県生まれ。地元で就職したのち東京に上京、人生の半分は東京暮らし。 時間があれば美味しい物と気になる場所に出かけます。

おいしいお茶を淹れると、お菓子が欲しくなる。おいしいお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中でついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。

今回、煎茶堂東京ティーコンシェルジュ・古川がおすすめするのは、鎌倉・長谷のOKASHI 0467「バターバターマドレーヌ」です。

鎌倉に行く時は、江ノ電に乗って途中下車をすることが多い長谷。大仏や多くのお寺が多いので知られています。でも、私にはほかに目的が....。それは、多くの美味しいお店を巡ること!

OKASHI 0467の「バターバターマドレーヌ」

OKASHI 0467は鎌倉・長谷にある、築80年以上の古民家をリノベーションしたカフェ+洋菓子店。江ノ電長谷駅を降り、由比ヶ浜大通りに面したお店は、2005年にオープンしました。

2階建ての建物で外観は白く、一見リノベーションした建物とは思えない、現代に心地よい癒しと空間をあたえてくれる場所になっています。

1階を入った正面には鮮やかに彩られたお菓子が並んでおり、見ているだけでもワクワクします。時期によってお菓子の種類も変わるので季節にあったお菓子を楽しめるのもいいですね。

私が紹介するお菓子は、OKASH I0467で代表的な焼き菓子「バターバターマドレーヌ」(210円 税込)。

定番であるからこそシンプルで飽きない味。OKASHI 0467にはいくつかの焼き菓子がありますが、その中でもマドレーヌはつい手にしてしまう、外せないお菓子なのです。

洗練された焼き菓子

見た目もとてもシンプルな焼菓子は、もともと地元のお祭り、長谷の市で幅広い年代の皆様の口に合うように作ったのが始まりなのだとか。今では、定番商品として親しまれています。

表面にはOKASHI 0467の焼印が押してあり、手に取って半分に割って感じるしっとりとした手触りは、マドレーヌ紙型からも伝わってくるほど。

素材には神奈川県産の卵を使用。砂糖・蜂蜜・純バターをふんだんに使っていてやさしい甘さ。生地はどっしり、しっかり。そのまま食べても美味しいのですが、軽く温めてもオススメのようなので今度試してみたいところ。

定番の焼き菓子「バターバターマドレーヌ」の他にも美味しい焼き菓子があり、行く度に目移りしてしまう私は、何種類か購入してそれぞれの味を楽しむのがお気に入り。

OKASHI 0467のお菓子はコーヒーや紅茶との相性もさることながら、お酒や日本茶にも合うので、ちょっとした差し入れや自分へのご褒美にもいいですね。

ラッピング・手提げもシンプルでありながら、横長のモダンなデザインのため、持って歩いているだけでも気分が上がり、贈答品にしても喜ばれそうです。

何もしない贅沢な昼下がり

今回合わせるのは、ほんのりジャスミンような香りがするお茶「017 藤枝かおり」です。浅蒸し特有の透明感がありスッキリしたお茶。やさしい渋みがあるのも特徴です。

「017 藤枝かおり」は烏龍茶や紅茶のように萎凋(葉っぱをわざとしおれさせる)工程をし、香りが高いお茶に仕上がっています。天然のアロマのお茶を楽しみたい方におすすめです。

まずはひとくち「017 藤枝かおり」を頂くと、口いっぱいに広がる香りからほんのりとした渋みへと変化します。「バターバターマドレーヌ」のやさしい甘さが、まるで紅茶とのマリアージュを楽しんでいるかのよう。紅茶にも合うのですが、煎茶には程よい苦味あり、くちの中をすっきりさせてくれるのです。

8月の暑さはまだ続きそうです。「017 藤枝かおり」の淹れ方を変えて水出しにすると夏にぴったり、スッキリさっぱりとし、ジャスミンの香りが南国のエキゾチックな飲み物に感じます。

何にもしない昼下がり、たまには贅沢な時間を過ごすのはいかがでしょうか。

OKASHI 0467「バターバターマドレーヌ」

商品名 バターバターマドレーヌ
価格 210円(税込)
販売期間 通年販売
販売場所 OKASHI 0467

〒248-0016神奈川県鎌倉市長谷1-11-21
URL https://kamakura0467.com/pages/about0467
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