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【お菓子とお茶】手土産のススメ。市ヶ谷・さかぐちのおかきと「047 釜炒りはるもえぎ」
2021年03月23日

by 神まどか
煎茶堂東京・東京茶寮/デザイナー 青森県生まれ。最近の趣味は中国茶と茶道具収集です。
歴史をもつお菓子には、新しいお菓子にはない不思議なオーラのようなものがある。多くのお店がひしめき合う東京の地でも、老舗・歴史そのものと呼ばれるお店は多くはありません。
その佇まいにさえうっとりしてしまう、“死ぬまでに一度は食べたい”東京のおやつと、おやつに欠かせないお茶を紹介。
今回、食いしんぼうデザイナーの神(ジン)が紹介するのは、「京にしき」が有名な一店舗主義の真面目なおかき屋さんです。
さかぐちの「江戸小町」と「春の雪」
前回ご紹介した千代田区・九段南、靖国通りにお店を構える「ゴンドラ」。実は、今回紹介する「さかぐち」は、このゴンドラに行く途中で見つけたお店です。
おそらく九段でのルートはゴンドラとさかぐちがセット!という方も少なくないのでは?かくいう私も、次回からはこの2つのお店を回るのが基本になりそう。
九段下の駅地下から階段を登り、靖国通りを歩いていてその店構えに思わず足を止めたこちらの「さかぐち」。入り口から見えるカウンターには、多様なおかきがズラッと並んでいます。
“一店舗主義”の一途なこだわりは、おかきの鮮度を重視するからなんだとか。味に対するその信念には、敬意の念を抱かずにはいられません。
鳥居敬一氏のデザイン
今回選んだのは、ひとくちで食べやすい小ぶりなサイズの「江戸小町」(100g 1,026円税込)と、ざらめを纏った粋な名前の「春の雪」(100g 378円税込)のふたつ。しょっぱいおかきと甘いおかきの食べ合わせを想像すると、今から手が止まらない私の様子が思い浮かびます。
「さかぐち」のおかきは、「京にしき」という商品が手土産として有名。こちらもひと口サイズの長方形の醤油おかきに海苔がおかきと同じサイズで巻かれたものが、缶にびっしり詰まっている一品。
そして、なんと言っても型絵染作家・鳥居敬一氏によってデザインされた素敵な包装紙、手提げが嬉しいですね。
こちらも「ゴンドラ」と同じく、細部までお店のこだわりが詰め込まれているのが分かります。領収書までもが鳥居さんの手にかけられており、こちらも大事にとっておきたい気持ちにさせます。
ひと口でゴキゲンなティータイム
手土産に名高い「さかぐち」のおかき。この“お菓子とお茶”をご覧いただいている皆さまにはバレているかもしれませんが、普段どうしても洋菓子に手が出てしまいがちな私。生ケーキのふわふわなスポンジやクリーム、バターの香りに目がないのです。
でも、このさかぐちのおかきは洋菓子に寄りがちな私の心をぐいっと振り向かせてくれる。
おかきというと、噛んだ時の顎の骨から脳みそに響くような硬さがどうも苦手で(食べてるとうるさいなと思ってしまうのです)敬遠してしまいがちなのですが、小指ほどのサイズの江戸小町はもちろん、中が空洞になっている春の雪もお米の味やおかき特有の芯の強さは感じるのに、あのうるささが全くないのです。
お茶は香ばしさが特徴の「047 釜炒りはるもえぎ」を。カラッとして、ゴクゴク飲める釜炒りはるもえぎとおかきの相性は言わずもがな。仕事の合間に、なんの予定もない休日の昼下がりにラジオを流しながら食べると、もうゴキゲン。
全部食べてしまいたいけど、翌日の楽しみにとっておいて明日はビールと一緒に……なんて目論んでいます。
さかぐちの「江戸小町」と「春の雪」
商品名 | 「江戸小町」
「春の雪」 |
価格 | 「江戸小町」100g 1,026円(税込)
「春の雪」100g 378円(税込) |
販売期間 | 通年販売 |
販売場所 | 〒102-0073
東京都千代田区九段北4-1-5 |
営業時間 | 日曜・祝日 |
電話番号 | 03-3265-8601 |
URL |
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