【お菓子とお茶】岩手銘菓「かもめの玉子」と「045 おくみどり 霧島」でほくほく笑顔時間

2020年12月14日

by 小野寺友麻

東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。

おいしいお茶を淹れると、お茶菓子が欲しくなる。おいしそうなお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中で、ついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。

今回は、岩手県と埼玉県のハーフ、東京茶寮・バリスタの小野寺がおすすめする、父の故郷の味ペアリングです。

さいとう製菓の「かもめの玉子ミニ」

さいとう製菓の創業は昭和8(1933)年。岩手県大船渡の小さなお菓子屋さんだった「齊藤菓子店」が昭和27(1952)年に開発を始めたのが「かもめの玉子」でした。

「岩手を食べよう」をモットーに地元の素材を求め、素材を生かしたお菓子づくりをされています。今回は銀座にある、岩手のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」にて購入。
和菓子や洋菓子、季節やシーンに合わせたお菓子が数ある中、今回は「かもめの玉子ミニ」(6個入583円税込)をチョイスしました。

父が岩手県出身で、幼いころ祖母からもらう大好きだったお菓子の一つがこちらです。わたしが何個も食べようとするので(隠れて机の下で食べていたという母からのエピソードもあったりします)、いつからか“ミニ”を1日1個というルールがあった記憶が…(笑)

久しぶりに頂いたので、美味しさはひとしお。小さい頃はそのまま食べるのが当たり前でしたが、お茶を合わせるということで、ワクワクしてしまいました。

岩手の食材でつくる試行錯誤の味

その名の通り「かもめの玉子」を模したこの形は、幾度となる失敗と挑戦の証なのだそう。元々は鉄板で焼いていたため平らな部分ができてしまったり、のちに型を使って焼こうとなった時には焼きあがった生地が型にくっついて半分に割れてしまったり…。「そんな試行錯誤の末にできたお菓子だったのか…!」と、小さい頃に一気に幾つも食べていたのが、何とも恥ずかしくなるような感覚になりました。

大手亡(おおてぼう)というインゲン豆と砂糖・小麦粉・鶏卵でできた黄身餡を、カステラ生地で包み、ホワイトチョコレートでコーティングされた、素朴さの中に新しさを感じられる味わい。

餡のしっとりほくほく感は和菓子を思わせ、カステラ生地やホワイトチョコレートで洋菓子感も感じられる、ほかとは比べ難いジャンルのお菓子です。小さい頃は、表面のチョコレートだけを先に食べるという変わった食べ方をしていましたが、やっぱり全ての層を一緒に口にするのが一番。“ミニ”だとぱくぱくっと食べられるので、一息つきたい時や、食後のデザートにも◎

もう一回り大きい通常サイズや、季節によって変わるフレーバーもあるので、お茶と一緒に大好きなあの人にプレゼントするのもいいかもしれません。

しっとりほくほく×ジューシー。あま〜い幸せ時間

ぽてっとした甘みの「かもめの玉子」に合わせるのは、「045 おくみどり 霧島」。このお茶は“ジューシーで華やかな香り”や“ふくよかな旨み”があると表現されているのですが、実際に合わせてみると黄身餡の甘さとお茶の甘さが口の中でジュワ〜と広がって、口の中は“しあわせ”でいっぱいになります。ふと、笑顔が溢れる美味しさです。

他にも「034 ゆたかみどり」とも相性抜群。 TOKYO TEA JOURNALでも「スイートポテト」とのペアリングを紹介しているので、合うだろうなと期待をしていたのですが想像通りの美味しさでした。


それが合うなら!と、更に焙煎香楽しめる「006 ゆたかみどり 知覧」とも合わせてみたのですが、苦味が際立ってしまうので思った通りにはいかず。それならば、甘旨の「001 はるもえぎ」や「012 あさつゆ」とも相性がいいのでは…⁉︎と、いつかのお茶時間に期待です。

さいとう製菓の「かもめの玉子ミニ」

商品名 かもめの玉子ミニ
価格 6個入 583円(税込)
※入り数違いもあります。
販売期間 通年販売
販売場所 かもめテラス 三陸菓匠さいとう 総本店
〒022-0002 岩手県大船渡市大船渡町字茶屋前7-31

ほか、WEB SHOPやアンテナショップなどで販売中
URL https://www.saitoseika.co.jp/
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