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【お菓子とお茶】フルーツ王国の伝統的なゼリー菓子 みすゞ飴本舗の「みすゞ飴」と「039さきみどり出雲」で故郷に想いを馳せる

2020年12月10日

by 古川千鶴

煎茶堂東京・ティーコンシェルジュ 長野県生まれ。地元で就職したのち東京に上京、人生の半分は東京暮らし。 時間があれば美味しい物と気になる場所に出かけます。

おいしいお茶を淹れると、お菓子が欲しくなる。おいしいお菓子を見つけると、どんなお茶を淹れようか想像してしまう。煎茶堂東京のお茶と過ごす日々の中でついつい誰かに教えたくなるペアリング菓子をご紹介します。

今回ご紹介するのは煎茶堂東京ティーコンシェルジュの私、古川がおすすめする長野県の銘菓・フルーツのゼリー菓子。ほんのり甘くて柔らかく弾力のあるお菓子についてお伝えいたします。

みすゞ飴本舗 飯島商店「みすゞ飴」

銘菓みすゞ飴が産声を上げたのは、明治時代末期。水飴と寒天で作る伝統的な翁飴(おきなあめ)に、果物を練り込んだ新種の翁飴として誕生しました。

この新しいお菓子は、フルーツ王国である信州を代表するにふさわしいという自負から、初代社長・飯島新三郎が信濃の国の枕詞を冠して「みすゞ飴」と名付けたのだとか。

「みすゞ飴」は私の地元の歴史ある愛されるおやつ。地元では知らない人がいないぐらい親しまれているご当地銘菓です。幼い頃、お茶とお茶菓子があると一緒に出てくることが多く、我が家だけではなくご近所さんに行っても同じ光景でした。


今ではあまり食べる回数も少なくなったのですが、久しぶりに食べる機会があったのでお茶と合わせて食べてみることに。あの頃あまり手が伸びなかったお菓子ですが、歳と共にお茶に合わせるお菓子も変わってきたのかもしれません。こちらのみすゞ飴、県内上田市の本店、ほか県内近隣スーパー、オンライン、都内でも購入する事ができます。(260g 486円税込)

カラフルで伝統的な乾燥ゼリー

見た目はレトロで懐かしい可愛いパッケージが特徴。ひとつひとつ小包装になっているので、食べやすくついつい口に運んでしまいます。ご贈答品用に箱入りもあり、ひとつずつ和紙に包まれたお上品な包装もあるので、手土産にもぴったり。

「みすゞ飴」は名前に飴が入っていますが、実は飴ではなく果汁にグラニュー糖・水飴と寒天で固めたものなので弾力がある和風ゼリーで、外側はオブラートに包んである素朴なお菓子です。


りんご・桃・ぶどう・梅・三宝柑・杏とそれぞれ6種類の国産果物の風味をそのまま加工し、弾力のあるゼリーのような食感を楽しむことができます。

果実菓子と甘さ控えめクールなお茶で大人時間

今回「みすゞ飴」には、出雲の「039 さきみどり 出雲」を合わせました。「039 さきみどり 出雲」は、煎茶堂東京では1年振りの入荷。この時期を逃してしまうと、またしばらく出逢うことができないので、入荷の時期はワクワクしてしまいます。



「039 さきみどり 出雲」は、飲みやすいすっきりとした甘さ控えめのお茶。お菓子の味をしっかり感じる事も出来るので、お菓子の甘さと口の中で合致するのがたまりません。みすゞ飴は少し弾力のあるゼリー菓子。2煎目の80℃で淹れた時のほどよい苦味や旨味もありますので、3煎目もしっかり味わう事が出来ます。



他にも、「002 香駿」は浅蒸しの上品な香りが、みすゞ飴の甘さと溶け合って、口の中に広がり、余韻が残る特別なペアリングになります。「018 うじひかり」は玉露で、温かいお湯で飲んでも格別でしたが、水出しにしても玉露特有の旨味と合わせても合いそうです。


みすゞ飴はフルーツ果汁がメインなのでフルーツの酸味が際立ちお茶と合うのかと思いましたが、フルーツのほどよい酸味とお茶に含むカフェイン・カテキンが見事調和し、いつの時代も愛され続ける銘菓だと改めて実感しました。

みすゞ飴本舗 飯島商店「みすゞ飴」

商品名 みすゞ飴(みすゞ飴セロファン包装型)
価格 1袋 260g 486円(税込)
販売期間 通年販売
販売場所 株式会社飯島商店
〒386-0012 長野県上田市中央1-1-21

他、オンラインショップや銀座NAGANOで販売
URL https://misuzuame.com/product/jam.htm
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